見つけた 犬としあわせ

ニュースのファンジン、世界のニュースのサンプリング。 一枚のCDを聴くように一枚のコラージュを眺めるようにこれを体験して欲しい。

2008/12/19

記者のふるまいは醜くない


◇CODEPINK「記者の釈放」を呼びかける請願

ひとり靴を投げることで、イラク人ジャーナリスト、ザイディはイラク国民の苦境を世界の目に留めさせました。「これは未亡人と孤児とイラクで殺された人々すべての代わりだ!」と彼はブッシュに叫びました。私たちもまた、未亡人と孤児とイラクで殺された人々すべての代わりに苦悶を感じてザイディの熱烈な抗議に感動しました。

それが彼を擁護するため行動を起こした理由です。彼が世間の大事件になった火曜日、私たちは駐米イラク大使に立ち向かいました。私たちはまたザイディの釈放を求めて全米の団体によって署名された手紙をイラク大使館に届けました。

そして昨日、ブッシュのイラク不法占領以来死んできている罪のないイラク人を象徴する靴の陳列のため、CODEPINKはホワイトハウスの外と国の全域に集合しました。ワシントンDCで、私たちもまた紙で作ったジョージ・ブッシュのひとがためがけて靴を投げるコンテストを行いました。

150万人のイラク人と4200人の米軍の死、そして500万人のイラク人の退去に直接責任があるジョージ・ブッシュを侮辱したせいでザイディが数年投獄されることもあるとは法外です。投獄されるべきなのはブッシュであってザイディではありません。起訴なしにザイディを釈放するようイラク政府に求めることで、どうか私たちの仲間に加わってください。私たちはあなたの署名のある請願を直接イラク大使館に持って行きます。どうか今日、ここをクリックしてサインしてください。
http://salsa.democracyinaction.org/o/424/signUp.jsp?key=3909

イラクの女性たちが粉々にされた人生を立て直すのを助けるミシンや他の必要なアイテムを送るため、寄付してくれたすべての人々にありがとう。

CODEPINKに寄付するとき、25%がイラクの未亡人や孤児など、本当にそれを必要としている人たちに靴や他の生活必需品を送ることに費やされます。今日、支援をお願いします。

ブッシュの不正な戦争によって生活が打ちのめされている人々に、あなたの心と札入れを開いてくれてありがとう。

結束する:
Audrey, Dana, Deidra, Desiree, Farida, Gael, Gayle, Jean, Jodie, Liz, Lori, Medea, Nancy, Paris, and Rae

(CODEPINK 18 December 2008)

2008/12/18

攻撃的な so what


◇それを造って彼らは遊ぶ

アメリカ人が行くところ、野球がたちまち後に続く。

従って、アメリカ海軍移動建設27大隊の設営部隊員らはイラクのシリアとの国境近くの前哨地点に割りあてられた海兵隊と水兵のためにバッティング用バックネットを造ってきている。

「なぜ造ったかって?」設計者のポール・カンパーニャ下士官は言った。「野球が大好きでバッティング用バックネットがなかったからですよ。」

いまはある。

(latimesblogs babylon & beyond 17 December 2008 by サンディエゴのトニー・ペリー)

写真は、野球ボールがシリア国境近くの戦闘前哨地点 Ubaydiの砂漠に飛び込むのをふせぐ鉄条網バックネット、海兵隊提供

◇靴を投げられた事件直後のABCニュース・マーサ・ダビッツ記者のインタヴューでブッシュ大統領は、米軍侵攻前イラクにアルカイダがいなかったことを認めた。

マーサ・ダビッツ記者:「アメリカ軍侵攻前のイラクにアルカイダはいなかったんですね?」

ブッシュ:「それがどうした」

マーサ・ダビッツ記者:「大統領がこれほどはっきりと認めたことはありません」

◇チェイニーは水責めも適切と答え、拷問が国家ぐるみだったことを認めた

ABCニュースのインタヴューでチェイニー副大統領は論議を呼ぶモハメド被告への尋問を許可したのか?と聞かれ、「承認した」と答えた。

記者:「やりすぎはあったのか?」

チェイニー副大統領:「ない」

記者:「水責めが行われた、それでも適切ですか?」

チェイニー副大統領:「適切だ」、「われわれは結果を出した」

(以上、12月16日のABCニュースからカットアップ)

ところで、アラブ世界でヒーローになったイラク人TV記者アル・ザイディのローファー片方に1000万ドルで買いたいとのオファーがサウジの新聞に載りました。
アラブ社会では靴で踏むというのは「泥と同じ」を意味して最高の侮辱になるのがその他の国にもよく伝わったできごとでした。湾岸戦争後、最高級ホテルにブッシュ・パパをあしらったドアマットが敷かれ、ホテルに入る人は誰でもブッシュを踏まなければならなかったそうです。その後、これがサダム・フセインに代わりました。
いまイラク国会の議場はカオスと化しています。政府の立場を支持したものか、イラク国民の気持ち、今回の記者の行為への満足感を支持したものか、また司法がどう裁くのか難しくなっています。サイバー世界がすっかり元気づいている一方で、クライスラーは本日、国内生産ラインすべて止めました。
気づきましたか? ABCニュースが映しだす記者の部屋の棚にチェ・ゲバラの本があったことに。
そうそう、今日、明治大学で学生相手の記者会見があり、映画「チェ」のソダーバーグ監督とチェ・ゲバラ役のベニチオ・デル・トロが登場したのです。それはもうかっこよかったそうですよ。いいなー!

世界の資本が逃げるドバイ


◇ドバイ:映画祭での政治とエイズ

映画だけが今年のドバイ映画祭の魅力のポイントではない。

魅惑的なスターのための現場であることに加え、先週開幕したフェスティバルは政治と論争のための場に早変わりしてきている。

金曜、パレスチナ人のラッパーたちを描いたドキュメンタリー映画の上映に政治活動家グループが顔を見せて、ドバイのブティックで細工品を売るイスラエルのダイヤモンドの大物による宝石類をボイコットするよう観客に求めた。

地元英字日刊紙、湾岸ニュースによれば、ヨルダン川西岸のユダヤ人入植地を支援するとかの理由で、宝石商レヴ・レヴィエフを糾弾するTシャツとフライヤーをグループは配った。

レヴィエフはうわさでは、ほぼ一年間ドバイの多数の高級店で販売してきている自分の肩書きのあるダイヤモンド商標を所有するとのこと。

映画祭の別のホールでは、エイズとの闘いの大義で宝石類と他の対象がオークションにかけられていた。女優サルマ・ハヤック(昨年出産した娘のパパはグッチグループを傘下にもつPPRのオーナー)が、サイン入りのカルティエのブレスレットを出品することでオークションは始まった。そのブレスレットは8万ドルで売られた。

その後、ゴールデン・ホーンが写真家バート・スターンが署名したマリリン・モンローの1962年のレアなポートレートを4万ドルの値でオークションにかけた。

主催者によれば、記憶されるセレブのオークションは、エイズに関する研究を行うアメリカの財団AmFARのために180万ドル集めた。

5年目になるドバイの映画祭は、オリヴァー・ストーン監督のジョージ・W・ブッシュ大統領についての映画「W」の上映で木曜開幕した。

66カ国から出品される合計181本の映画が映画祭期間中に上映される。

(latimesblogs babylon & beyond 16 December 2008 by ベイルートのRaed Rafei )

◇エジプト:女性たちは性的虐待についてもはや黙ってはいない

見知らぬ人がしてはならないやり方で運転手が彼女に触れたとき、彼女はカイロでバスを降りていた。

「あなたはアニマルよ!と私は彼にわめきました」と28歳の卒業生のビジネス学生シャイマー・アブデル・ラーマン・アレフは言った。「彼が私のプライドを攻撃したかのように感じました。彼が代わりに私を打ちのめしてくれていたらと思います。ずっと屈辱的ではなかったでしょうに。とりわけ、私はベールで覆われ、男性を刺激するどんなものも着用していませんでした。」

アレフはバスの番号を書き留めて警察に行った。だが、当局が常に女性に対する犯罪に冷淡であり、多くの家族がその娘や姉妹にスキャンダルを招くよりむしろ正義を断念するよう圧力を加える、家長社会に直面する自分に気づいた。幾人かの警察官は彼女をあざわらい、彼女の両親は謙遜と名誉の境界線を破ると言って彼女をしかったと彼女は言った。

(latimesblogs babylon & beyond 17 December 2008
by カイロのJeffrey Fleishman and Noha El-Hennawy)
写真はカイロを歩く女性たち、AP通信

2008/12/17

空飛ぶシューズ



Facebookにザイディ記者のファンクラブができるほど、アラブ世界のオンラインシーンはザイディ記者のことでもちきりだ。アラブ社会中でいま彼はアラブ人なら成し遂げたかったことをやり遂げたヒーローになった。彼の銅像を建てるべきだという意見から、有名になった靴は博物館に展示すべき、ヴァン・ゴッホの一連の靴の絵のように歴史に入れるべきとまで、盛り上がる。

写真は、拘束されたザイディ記者を釈放しろとデモ行進するイラクの人たちと、ヴィンセント・ヴァン・ゴッホの絵画「靴シリーズ」から一枚
(ザイディ記者のはいていた靴はローファーと、どこかの記事にありました。)

▲これに関するLA Timesのブログ記事を「凸 NewsFanzine 凸」で紹介しました。
右サイドにある「リンク」からアクセスできます。

◇バグダッドを訪問したブッシュ米大統領に靴を投げつけ、拘束されたイラク独立系テレビ「バグダディヤ」のザイディ記者(29)の釈放を求める数千人の市民が15日、バグダッドでデモ行進した。同記者の行為は、イラク内外のアラブ社会に共感の輪を広げている。

ザイディ記者は、今年3月にバグダッドのサドルシティーで起きた米・イラク軍とイスラム教シーア派民兵組織との衝突を現場から伝えた数少ない記者の一人。米軍の空爆などによる被害を間近で取材した体験が、今回の「事件」の引き金になったとの見方も出ている。

(毎日新聞 2008年12月16日)

◇処刑されたイラクの故サダム・フセイン元大統領の弁護を務めたハリル・ドレイミ氏が15日、前日バグダッドで行われたジョージ・W・ブッシュ米大統領の記者会見中、履いていた靴を大統領に投げつけたイラク人記者の弁護団の組織を始めたと語った。

ヨルダンの首都アンマンを中心に活動するドレイミ弁護士は、AFPの取材に対し「これまでにイラク人弁護士、米国を含む外国の弁護士ら200人からこの記者が釈放されるよう支援したいとの申し出があった。私は一件が起こった直後、日曜の夜にこの記者の弁護をしようと決意した。現在、弁護団を結成するためにアラブ各国の弁護士会に接触しているところだ」と明かした。

記者は、エジプトの首都カイロを拠点とする放送局アルバグダディヤの通信員でテレビ・ジャーナリストのムンタゼル・ザイディだった。

ドレイミ弁護士はザイディの行動について「イラクとアフガニスタンで200万人を殺した犯罪人の暴君ブッシュに対し、イラク人としてできる最低限のことがあれだった」と擁護し、「ザイディ氏は即時釈放されるべきだ」と述べた。

(AFP通信 2008年12月15日)

Facebookは敏感なプラトフォーム


◇150万人あまりのパレスチナ人の包囲を解く一助とするため、ガザとの国境を開けるようエジプト政府に圧力をかける全国的なストライキをサイバースペース界の活動家たちが呼びかけてきている。

ガザ地区のパレスチナ人を擁護して12月20日ゼネストを行うため、エジプト人を動員するグループがFacebookで作られた。

Facebookの活動家たちはガザっ子たちの窮状の一助となっているとエジプト政府を非難してきている。

Facebookのあるグループの使命声明には、「私たちがパレスチナを知らないことや隣人への誠意のなさを歴史が記録するだろう。私たちは断固とした態度をとるべきだ。私たちのメッセージがエジプトの政治家に届くように、ゼネストを宣言しよう。偉大なる私たちエジプト民族はパレスチナの子どもたちを死なせたりしないものだ。エジプトはどこへいった?エジプトは天然ガスをイスラエルに送ってパレスチナ人から明かりを取り上げた」とある。

Facebookは最近、若い活動家にとって鋭く感応するプラトフォームになってきている。昨年春、インフレ、汚職、ムバラク大統領の支配に抗議して二つの全国的なストライキがFacebookで求められた。抗議に参列するのはまばらだったにせよ、彼らは支配政権に衝撃を与えた。それ以降、サイバー直接行動主義を黙らせる試みで、ムバラク政府はFacebookの活動家たちを追跡してきている。

「腕力か圧力なしには包囲は取り除けない。これは広く一般にUmmah(信者の社会)全体と、とりわけエジプトの責務」だとパレスチナ人を擁護するFacebookのコメントは伝えた。「政府に対する抗議と圧力が特にエジプト政府に対し高まれば、これらの政府はガザの私たちの同胞に課された包囲でユダヤ人と協力するのをやめるだろう。」

ブログもまたストライキをさらに促進することで創造的な仕事をした。

「12月20日ストライキ:ガザの包囲にノー、エジプトとガザのよしみでイスラエルへのガスの輸出にノー」とタイトルされるブログには、「外国の活動家たちが包囲を突破するため船を走らせていた間に、世界に開かれた唯一のガザの出口である国境検問所をエジプトは閉鎖し、エジプトの救助の車列を妨害した。ああ、エジプトよ、これは論理になかったことなのか?」とある。

(latimesblogs babylon&beyond by カイロのNoha El-Hennawy)

写真は、インターネットでストを鼓舞するポスター。アラビア語で「ガザに対する包囲にノー、イスラエルへのガスの輸出にノー」とある。

2008/12/15

イラク人から 別れのキス



◇イラクを訪れたブッシュめがけて靴が飛ぶ

ブッシュ大統領の「さらば!イラク」訪問が、記者会見の最中に2足の靴が彼にむけて投げつけられた事件で、だいなしにされる。

イラク人ジャーナリストはブッシュ氏を「犬(卑劣なやつ)」と呼んで自分の靴を投げた後、警備員によって床にひねり倒された。

マリキ氏との記者会見の途中でイラクTVジャーナリストMuntazer al-Zaidiは立ち上がると、「犬、これがイラク人からの別れのキスだ」と叫んで、かろうじて外れた靴をブッシュ氏に投げつけた。

靴の底を人に見せるのはアラブ文化では侮辱をしめすこと。

これもまた大統領はうまくかわした二足目で、Zaidi氏は「これは未亡人と孤児とイラクで殺された人全部の代わりだ」と言った。

「事実がほしいなら、彼が投げた靴のサイズは10だよ」とブッシュ氏はあとでジョークを言った。

Zaidi氏が所属するAl-Baghdadiyaの支局長はAP通信に、なにがきっかけで彼がブッシュ大統領を攻撃したのかまったくわからないと告げた、とはいえ記事は彼がかつて民兵によって誘拐され叩きのめされたことがあったと報じる。

「事件以降、Muntazerとなんとか連絡を取ろうとしているが、ムダだ」とフィトヤン・モハンムドは言った。「彼の電話はオフになっている。」

特派員たちは攻撃は象徴的だったと言った。サダム・フセインが倒された後、イラク人たちは靴を投げ、それでサダムの銅像を叩いたものだ。

(写真と記事:BBC NEWS 15 December 2008)

写真は、うまく頭を下げてかわす会見場のブッシュと、靴を投げた後、床に組み倒され連れ出される記者のMuntazer al-Zaidi

2008/12/14

腐ったリンゴはブッシュ&カンパニー



◇米上院軍事委員会、グアンタナモや外国の収容所における拷問でラムズフェルトとブッシュ政権をとがめる

超党派の上院報告書が、外国の収容所にいる米国の囚人の虐待と拷問に直接責任があるとして、当時のドナルド・ラムズフェルド国防長官と他のブッシュ政権の首脳を非難してきています。「拘留中の米国の捕虜の虐待は、単に”少数の腐ったリンゴ”が独力で行った行為であるとすることはできない。アメリカ政府の上級職員が好戦的なテクニックの使い方に関する情報を熱心に説き誘った、そして適法らしく見せかけるため法律を再定義して、捕虜に対して使うのを認可した、というのが事実である。」上院軍事委員会の民主党上院議員カール・レヴィンと共和党のジョン・マケインが、ほぼ2年の上院調査に基づく報告書を発表しました。

◇イラクの自爆攻撃で57人が死んだ

イラクでは、北部キルクークの町の近くの自爆攻撃で少なくとも57人が殺されてきています。爆撃は、クルド人とスンニ派グループが人種の緊張の緩和を討議するため会合を行っていた満員のレストランを襲いました。他に100人が負傷しました。イラクに打撃を与えた6カ月の攻撃で最悪のものでした。

◇アメリカの襲撃でパキスタンで6人が殺された

パキスタンでは、アフガンとの国境近くの最新の米軍の空爆で少なくとも6人が殺されてきています。犠牲者の身元は不明のままです。ブッシュ政権は8月以降パキスタンで、30回以上のミサイル攻撃を実行してきています。

◇アフリカ系アメリカ人を引きずって殺したと白人容疑者が告訴される

テキサスでは、パリスの町で二人の白人男性が9月アフリカ系アメリカ人男性の死因となる引きずったかどで告発されてきています。24歳のブランドン・マクルーランドの死体はバラバラに切断され部分的に手足をもぎ取られたとわかりました。二人の容疑者は彼をピックアップトラックで轢き、クルマの下の彼を引きずったかどで告訴されます。

◇明らかに憎悪犯罪のあとで、エクアドル人移民が生命維持装置に頼る

一方、ニューヨークでは、明らかに憎悪犯罪のあとでエクアドル人移民が延命処置に頼っています。31歳のホセ・スクザナイは日曜早くに不明の襲撃者らに攻撃されました。野球のバッドで彼を襲撃する前、攻撃者らは反ゲイと反ラテンの中傷を繰り返し叫びました。スクザナイは脳死を宣告されてきており、生命維持装置で延命処置されています。

◇メキシコ人出稼ぎ労働者たちが強制奴隷の身分を強く主張する

ルイジアナでは、彼らを奴隷のような境遇に無理に押しやることでメキシコ人出稼ぎ労働者の一団が元雇用主を訴えています。新たな訴訟で労働者たちは、Bimbo’s Best Produceのオーナーが2006年から20008年まで彼らのパスポートを違法に押収していちごの摘み手として働くことを彼らに強要したと言います。出稼ぎ労働者たちは、ニューオーリンズ労働者の人種公正センターの一部である「出稼ぎ労働者威信同盟」のメンバーです。

(以上、デモクラシーナウ!2008年12月12日のヘッドライン)

◇米兵によるイラクやキューバのグアンタナモ米海軍基地の収容施設などでのテロ容疑者に対する虐待行為について、ドナルド・ラムズフェルド前国防長官ら当時の政権首脳に責任があるとする、米上院軍事委員会の超党派議員による報告書が11日、発表された。

報告書は「グアンタナモ収容施設における過酷な尋問手法を、ラムズフェルド前国防長が容認したことが虐待が横行した直接の原因」とした。さらに、グアンタナモでの虐待行為が、アフガニスタンやイラクでの容疑者虐待にも多大な影響を及ぼしたと結論づけている。

報告書によると、ラムズフェルドは、後に撤回しているもののグアンタナモで厳しい尋問を行うことを2002年12月2日に許可したという。

報告書をまとめた上院軍事委員会のカール・レビン委員長は、「当時のブッシュ政権首脳のメッセージは、収容者に対し下劣で虐待的な尋問手法を認めたものであることは明らかだ」と述べ、「政府高官らが、虐待行為の責任を不当に一般兵士に転嫁している」と非難した。

同委員会は、極度の精神的苦痛を加える、服を脱がせる、睡眠を奪う、水責めなど論議の的となってきたテロ容疑者に対する尋問と国防省の関与を、2年半を費やして調査してきた。

報告書は、こうした強圧的な手法が、人命を救うべき正確な情報の収集能力を阻害し、敵を有利に導いた上、ひいては米軍の道徳的権威をおとしめたと批判している。

報告書は、ジョージ・W・ブッシュ大統領が2002年2月7日、国際テロ組織アルカイダとイスラム原理主義組織タリバンの容疑者については、捕虜への人道的扱いを定めた「ジュネーブ条約」は適用されないとする覚え書きに署名したことが、強圧的な尋問手法がはびこるきっかけとなったとしている。

テロ容疑者に対する尋問手法を協議する会合には、コンドリーザ・ライス国務長官も、同年の春頃まで参加していたという。

同報告書は、内容の多くが極秘扱いとなっている。

(AFP通信 2008年12月12日)

写真は、金曜早くにアメリカ北東部をアイスストーム(着氷性悪天候)が襲った後、数十万人が供給電力なしの状態に放置された。木々や電線が凍りついてる様子です。こう言っちゃなんですが、電線がクリスマスしてるみたいできれい!
BBC NEWS 14 December 2008