見つけた 犬としあわせ

ニュースのファンジン、世界のニュースのサンプリング。 一枚のCDを聴くように一枚のコラージュを眺めるようにこれを体験して欲しい。

2017/03/09

外交官がいきなり死に続ける

◇ロシアの外交官がいきなり続けて死んでいる
Ivan Sekretarev / AP

前副首相の補佐官に加えて、11月以降、6人のロシア人外交官が死んでいる。ひとりを除いてはすべてが異国で死んだ。他の死因は不明であると同時に幾人かは射殺された。数人の死が「心臓発作」または「短時間の疾患」と決めつけられたことに注目してください。あなたが知らなければならないことがここにある:

    ✓    ロシアの駐トルコ大使アンドレイ・カルロフは、たぶんあなたの記憶にあるだろう、彼は昨年12月19日にトルコの首都アンカラの写真展会場で警官によって暗殺された。

    ✓    同日、別の外交官Peter Polshikovがモスクワの自宅で頭部を撃たれて死亡した。銃がバスルームの洗面台の下で見つかったが、死亡状況は調査中である。Polshikovは外務省ラテンアメリカ部署の上級外交官として働いた。

    ✓    今年2月20日にロシアの国連大使ヴィタリー・チュルキンがニューヨークで死んだ。チュルキンはロシアの国連任務で執務中に倒れ病院に急搬送された。当初の報道には彼が心臓発作に遇ったとある、そしてCBSによると、検死官が死を調査している。(チュルキン国連大使は40年以上ロシア外交に関わり、2006年に国連大使に任命されてから国連安保障理事会では最も長い任期を務める大使だった。2016年12月31日には国連安保障理事会でロシアが提出したシリアの停戦合意案の決議が採択された。)

    ✓    ロシアの駐インド大使Alexander Kadakinが1月27日、「短時間の疾患」の後に死んだ、The Hinduは数週間のあいだ彼が苦しんでいたと言った。

    ✓    ギリシャに首都アテネのロシア総領事アンドレイ・マラニンが1月9日、自宅アパートで死体で発見された。ギリシャ警察は公式に「部屋に侵入された形跡はなかった」と述べた。だが、マラニンはひどく監視される通りに住んでいた。AFPの報道によれば、死因にはさらなる調査が必要とされる。ギリシャがEUとNATOによってますます批判されたとき、ギリシャとロシアの関係がゆるむ期間を通じてずっとマラニンは働いた。

    ✓    アメリカ大統領選(11月8日)の朝、ロシア外交官のSergei Krivovがニューヨークのロシア領事館で意識不明で発見され、その場で死亡した。当初の報告ではKrivovは屋根から落ちて鈍い力による怪我があったとされる、しかしロシア当局は彼の死因が心臓発作だと言った。BuzzFeedはKrivovが領事館の当番指揮官だったかもしれないと報じる、それは破壊工作またはスパイ活動を防止する職務を彼に預ける。

    ✓    テレグラフによると、トランプに関する書類一式を起草する手助けをするのではないかと推測されたKGBの元上官、Oleg Erovinkinが昨年12月26日に彼のクルマの後部で死体で発見された。Erovinkinもまた前副首相Igor Sechinの補佐官だった、前副首相は現在ロシア政府が所有する統合した石油会社Rosneftの頭となる。

ある過去のできごと:ニューヨークタイムズによると、2015年11月にプーチンの上級顧問Mikhail Lesinがワシントンのホテルの部屋で死体で発見された、彼はメディア会社RTの創設者でもあった。ロシアのメディアではそれが「心臓発作」ということだったが、検死官は「鈍い力による怪我」だと言った。

少し明白である2つの事件:2006年にKGBの元職員で内部告発者のアレクサンドル・リトビネンコが放射性ポロニウムを盛られて毒殺された。6年後、ニューヨークタイムズによると内部告発者のAlexander Perepilichnyがイギリスでジョギング中に毒薬で死亡した。

https://www.axios.com/four-russian-diplomats-died-in-the-last-three-months-2281281560.html

2017/03/07

お茶目で猛烈に政治的

◇“世界最悪の眺め”:バンクシーがベツレヘムの壁を見下ろすホテルをオープン

特ダネ:イスラエル人観光客(そして対話)をヨルダン川西岸にもってくることを期待してイギリス人アーティストが Walled Off ホテルを始める

Walled Off(隔てられる)ホテルは単に実用的でもの悲しくさえ聞こえるかもしれない。「世界のどんなホテルより眺めが最悪」、おまけに10室あるホテルの客室には一日わずか25分しか直射日光が当たらないとホテルのオーナーは言う。

だが、イスラエルをパレスチナ自治領から隔離する論争の的となる分離壁になかば埋もれるようにして寄り添うヨルダン川西岸のWaldorf(豪奢なウォルドルフ・ホテル)に対する応酬は、どんな贅沢な目的地より手に入れにくい驚くべきものを旅行者に提供する。

ベツレヘムのロッジは、ひとつでホテル、ミュージアム、抗議、ギャラリーみなを兼ね、オーナーのイギリス人ストリートアーティスト、バンクシー(Banksy)の芸術的製作活動と社会に抗議するすぐれた才能で圧縮される。

ホテルはおちゃめで猛烈に政治的だ。

全室がコンクリート舗装の壁に面して、幾つかの部屋は壁の向こうの丘陵の斜面に建設される国際法の下に違法なイスラエル入植地やうっとおしい詰所の眺めを得られる。

「目下、壁はセンセーショナルな話題だけど、トランプが壁を流行にするずっと前にボクは壁に興味を持っていた」と声明でバンクシーは言っている。猛烈に匿名性を守るアーティストは今から10年以上前に初めてベツレヘムに来て通行を妨げる障壁に一連の絵を残す、それが独自に観光の目的地になった。

その後ずっと、街の巡礼者と観光がベースの経済はイスラエルとパレスチナ自治領間の往来に関してこれまで以上に厳しいイスラエルの規制によってそこなわれてきた、まさに新しいホテルは雇用と訪問客の数において喜ばしい後押しを提供するものと思われる。

バンクシーの評判はずっと全室を予約済みにしておきそうだが、彼は客にはまさに自撮り(selfie)より多くのものを身につけて帰ってもらいたいと望む。「限定駐車場付、3階の狂信的行為治療法」と彼は声明で付け加えた。

ホテルはウェブサイト経由の予約で3月20日に開業を始める。たとえ訪問が法を破ることを意味するとしても、壁でふさがれる障壁をめったに見ないかまたはパレスチナの街をめったに訪れないイスラエル人が客のなかに加わることをチームは期待する。

「だれでも皆ここに来るように勧める、イスラエルの一般市民にここに滞在しに来るように勧める」とマネージャーのWisam Salsaaは言っている。「彼らに私たちについてもっと学んでほしい、なぜなら彼らが私たちを知るときステレオタイプを乗り越えてものごとが変わるからだ。」

イスラエル人はベツレヘムやそこの有名な遺跡を訪ねるのを禁止される。そしてバンクシーが公式にはイスラエル軍の支配下にある遺跡(イスラエル人にとってそこに滞在するのは合法を意味する)を選んだとはいえ、そこに至るすべての道にはパレスチナ人が支配する自治領の中を通る違法な道程が含まれる。

前は陶器製造所だったホテルには暗黒卿の植民地のテーマ、領域の歴史におけるイギリスの役割に対する承諾のしるし、レセプションとティールームがある。

空襲現場の火炎のように、コンクリートの瓦礫の山の下で暖炉の火格子のまっ赤な輝きにゆらめく火、壁のくぼみの古典的な胸像は催涙ガス弾からくねりつつ進むガスの煙に包まれる、そして伝統的な海の風景のビーチは難民が捨てたライフジャケットで散らかる。

「混沌とした結果にもかかわらず、イギリスがパレスチナを支配して家具を配置転換しだした時からちょうど100年」とバンクシーは言った。「なぜかはわからないが、イギリスが結果を完全に理解することなく政治的大決断をするとどうなるかについて反省するのにちょうどよい時の気がする。」

対話を促進するホテルの計画の一部にはパレスチナ人アーティストの作品を展示するギャラリーがある。それはベツレヘムで最初のギャラリーであり、たいてい容易に旅行できないとわかるアーティストにとってより広範囲の観衆に達する手段だとキュレーターのHousni Alkateeb Shehadaは言う。

彼はわずか5メートル離れたところに立つ障壁と接触してアートを生きいきと伝えたかった、だが結局はあまりにリスキーだと思い至った、戦闘と制限を思い出させるものがベツレヘムに住むすべての人に気味悪く迫る。「私たちは非常にこわがっている」とShehadaは言った。「兵士のせいでそこでいったい何が起こるか私たちにはわからないし、知ることは許されない。」

安全上の懸念が人々を遠ざけるとの心配をバンクシーは念頭から捨て去り、彼が数週間のあいだ魅力のないイギリスの海辺の町で“困惑した公園”を満員にしたことを指摘する。

「ボクの会計士は、かなりの人があまりにこわがってヨルダン川西岸に旅行しないと心配したが、そのとき彼に、この前の展覧会でウェストンスーパーメア(イングランド南西部ブリストル海峡に臨む町の保養地)でまる一日過ごしたことを思い出させたよ。」

https://www.theguardian.com/world/2017/mar/03/banksy-opens-bethlehem-barrier-wall-hotel?CMP=share_btn_tw

http://www.banksy.co.uk/index.html
⇧その他、ホテルの部屋の写真や窓からの眺めの写真がたくさんあります


◇これについて考慮してください:バンクシーの廃墟となったガザのためのツアー

以前にヨルダン川西岸の壁に絵を描いたストリートアーティストがパレスチナの廃墟のあちこちに一連の新しい絵を描いている(上の写真はその作品のひとつ)