見つけた 犬としあわせ

ニュースのファンジン、世界のニュースのサンプリング。 一枚のCDを聴くように一枚のコラージュを眺めるようにこれを体験して欲しい。

2010/12/11

2018FIFAを制したプーチン


◇ロシアのウラジーミル・プーチン首相は9日、英警察が内部告発ウェブサイト「ウィキリークス」の創設者、ジュリアン・アサンジ容疑者を逮捕したのは「非民主的」だと非難した。アサンジ容疑者を支持する動きが一部の世界的指導者の間で広まりつつある。

「アサンジ氏は、なぜ投獄されなければならなかったのか。これが民主主義か。まさに"自分のことを棚に上げて他人を批判する"行為だ。」プーチン首相はこのように述べ、アサンジ容疑者の逮捕を激しく非難した。

そんなプーチン首相自身も、ウィキリークスが公開した外交電文で恥ずかしい思いをした1人だ。ある外交電文では、プーチン首相の役割を快く思わないヒラリー・クリントン米国務長官が同首相を「背後で暗躍する操り人形師」と呼んでいた。ロシア高官による汚職に触れた別の電文では、プーチン首相を「イヌの群れのリーダー」と表現していた。

アサンジ容疑者への「連帯」を公言した国家指導者には、他にブラジルのルイス・イナシオ・ルラ・ダシルバ大統領がいる。ルラ大統領はアサンジ容疑者は「手が届かないと思われた民主主義を白日の下にさらした」人物だと評し、同容疑者の逮捕を「表現の自由に対する攻撃」だと批判した。

一方、ナビ・ピレー国連人権高等弁務官は、スイス・ジュネーブで記者会見を開き、「民間企業や銀行、カード会社」などが圧力を受けてウィキリークスとの商取引を停止したのは「情報公開への検閲行為と解釈することができ、潜在的にウィキリークスの表現の自由を侵害していると言える」と述べている。

(AFP/Maria Antonova 2010年12月10日)

△写真はBBC(02 December 2010)

帝国の外交


◇WikiLeaks:弾圧を止めよ
 
すごいよ、報道の自由を求めて、一日で40万前後の署名が!
大規模な抗議と合わせて、下記のウェブサイトにある署名運動のメールを転送してください
http://www.avaaz.org/en/wikileaks_petition/?cl=855738277&v=7745

◇現在1559のサイトでWikileaksのミラーサイトを設ける(updated 2010-12-10 08:50 GMT)
http://www.informationclearinghouse.info/article27007.htm

◇ペンタゴン告発者ダニエル・エルズバーグ:ジュリアン・アサンジはテロリストではない

WikiLeaks創設者ジュリアン・アサンジは、英国の裁判所がスウェーデンの引渡要請を取り上げて性犯罪の申し立てについて問いただすまではロンドンの刑務所にとどまるでしょう。元情報部員の国際的な団体と前の政府当局者らが、アサンジを擁護して声明を発表してきています。署名した人々のひとりに、1971年にベトナム戦争に関する「ペンタゴンペーパーズ」をリークした有名な告発者、ダニエル・エルズバーグがいます。「もし私が今どきペンタゴンペーパーズを公表したならば、まさにこの誇張とまさにこの要求が私の身辺に用意されたでしょう」とエルズバーグは言います。「当時私がそう呼ばれ、人を惑わすニセの中傷だった、"売国奴"のみならず、私はまた"テロリスト"と呼ばれたでしょう... アサンジとブラッドリー・マニングは、私がそうでないと同様、テロリストでない。」

△続きは下記に↓
http://www.democracynow.org/2010/12/10/whistleblower_daniel_ellsberg_julian_assange_is

◇カンクンの気候変動サミットでボリビアのエボ・モラレス大統領:WikiLeaks公電は"帝国の外交"を暴露する

国連気候変動会議で意見を述べるボリビアのエボ・モラレス大統領は、このような措置はエコサイド(ecocide生態系破壊)にもジェノサイド(genocide大虐殺)にもなり得ると言って、京都議定書を投げ出すことに対して戒めました。モラレスはまた記者会見でWikiLeaksによって掘り出されたボリビアに対する米国の報告書も口に上せました。彼の答弁はノーベル受賞者マリオ・バルガス・リョサからの最近の非難(「モラレスは笑いぐさの政府を率いている、モラレスはピエロだ。」)に対する反応です。
エイミー・グッドマン:ホワイトハウスの高官が「ボリビアやエクアドルのような国々は、取り込まれるでも社会的に無視されるでも、無効にされる必要がある」と言うのを引用する国務省の公電が近ごろWikiLeaksによってリークされました。これについて、あなたがコペンハーゲン合意に署名するのを断ったあとに米国がボリビアへの財政援助を断ち切ったという事実について、あなたの論評をもらうべきでした。
エボ・モラレス大統領:なるほど、WikiLeakの話題、WikiLeakの文書、WikiLeaks、オバマ以前とオバマの結果として、米政府によりどんなふうにスパイ行為が行われるかに私たちは思い至ります。幸運にも私たちは残念に思っていません、というのは経済や政策やまた私たちの独自性も粉砕しようと試みるそう言った無理強い、スパイ行為、おどし、威圧に対してストップがあるからです。幸運にもタイムリーに、私たちは絶えずこれを発表します。私はボリビアの国民、男女に、尊厳を与えるため動き出していることに満足しています。

△続きは下記に↓
http://www.democracynow.org/2010/12/10/bolivian_president_evo_morales_on_wikileaks

2010/12/09

告発者訴追こそ戦争犯罪者


◇バークリー市議会が、WikiLeaksに極秘情報をリークする容疑をかけられる陸軍一等兵をヒーローと宣言して、彼の釈放を要求する決議を考慮に入れようとしている。

議会は、バージニアで軍の営倉に拘束されているブラッドリー・マニング一等兵を擁護する決議を火曜に採決するつもりである。市の委員会はすでにそれを是認してきている。

決議立案者のボブ・メオラは、サンフランシスコクロニクル紙に、マニングは勲章を受けるに足る愛国者だと話す。

連邦政府の役人は、生命を脅かすこともあったと言ってリークを非難してきている。

見事に左寄りの都市の指導者たちは、過去に論争を招く国家の問題に寄与してきている、海兵隊の新人募集局をダウンタウンに喜んで受け入れないと通知する決議や国連人権条約と一致して地元の法令順守を強制する決議を含めて。

(サンフランシスコクロニクル紙 08 December 2010)
Read more:
http://www.sfgate.com/cgi-bin/article.cgi?f=/n/a/2010/12/08/national/a091349S08.DTL#ixzz17aiI5CzZ
http://www.sfgate.com/cgi-bin/article.cgi?f=/c/a/2010/12/08/BAL91GNB87.DTL

△バークリーは、1960年代の学生運動や反戦運動の震源地の一つだったカリフォルニア大バークリー校を擁し、「全米で最もリベラルな町」として知られる。また、シリコンバレーに接し、インターネット革命に深くかかわった土地柄でもあり、ウィキリークス創設者で現在英国で拘束されているジュリアン・アサンジ容疑者が主張する「完全な透明性」との考え方に共鳴する市民が少なくないようだ。

決議案は、マニング容疑者を「愛国者であり、メダル授与に値する」と持ち上げるとともに、「内部告発者を訴追しようとする者こそ戦争犯罪者だ」と政府をこきおろしている。

米国ではアサンジ容疑者に対してスパイ活動防止法の適用を求める声などが上がる一方で、支持する声も根強く、ウィキリークスへのサービス提供を停止した企業に対する抗議とみられるサイバー攻撃の発生も伝えられている。

(サンケイ新聞 2010年12月9日より抜粋)

◇Wikileaksセックスファイル:ジュリアン・アサンジには2つの一晩限りの情事がワールドワイドの捜索の導火線になった

北欧の奥地での冬の朝、そして教会の鐘の音が雪で立往生した町Enkopingの至る所に漂流する。それはまたWikiLeaks創立者ジュリアン・アサンジにも鐘で知らせるのか?

検察当局の申し立てにはいくつかの当惑させる不備な点がある、またレイプであれ痴漢行為であれ、表立った証拠は乏しい。

スウェーデン人どもは、Wikileaks最高実力者を滅ぼすための策略、卑しい情事、甘美なワナ(honeytrap)一切を審議にかけている。

少なくとも自由に使用できる、レイプ、痴漢行為または非合法の強制のわずかな徴候はある。

アサンジの不快感を最大限に活用するため、タブロイド版新聞に近づくことを二人の女性は話し合っていた。

彼は不当に扱ってきていないし、どちらの女性との性的接触も合意によるものだったと、アサンジは言い立て続ける。

彼は政治的リークの電子なだれに責任がある。性的な攻めでも身に覚えがあるかどうかはまだ調べられないでいる。だが、なおさら人は事件について呑みこむ、申し立ては全く本当らしく聞こえない。

(デイリーミラー紙 07 December 2010 by Richard Pendlebury)

原文はここに↓あります
http://www.dailymail.co.uk/news/article-1336291/Wikileaks-Julian-Assange-accused-rape-multiple-women.html

ウィキリークス擁護にハッカーたちがラッシュ
マスターカード、ビザ、スウェーデン検察、スイスバンク、サラ・ペイリン、その他サイトや獄中の創設者アサンジを攻撃してきた人たちに攻撃が行われる
「Operation Payback」のラベルのもとに活動するインターネット「hacktivists」が、マスターカードのウェブで技術上のサーバートラブルを引き起こした責任は自分たちにあるとTwitterのメッセージで主張
写真はウィキリークスに代わりスイスのドメインを登録するスイス海賊党(Pirate Party)の党首(右)と副党首(左)

ウィキリークスが正しい理由


◇初めての本格的な情報戦争(infowar)が現在交戦中だ。戦場はWikiLeaks。あなたがたは軍隊。(#WikiLeaks)

◇国連平和維持の番人がコンゴ東部で性的虐待(強姦)と少女を妊娠させることで告発された217の事件をWikiLeaksが暴露した。
(So,Why is Wikileaks a Good Thing Again?:そのようにまたもWikileaksが正しい理由?)
http://sowhyiswikileaksagoodthingagain.com/

◇フランスのウェブホストはWikiLeaksのサイトを潰す必要なし
(FRANCE24 06 December 2010)

AFP:告発者ウェブサイトをフランスから強制的に追放しろと政府が要求したあとに、ウェブプロバイダーOVHに無理やりWikiLeaksのサイトをしめさせることをフランスの判事が断ったと月曜、OVHは言った。

木曜、アメリカ合衆国から追い出されてそこに逃げ道を得たにもかかわらず、フランスのサーバーからWikiLeaksを禁じろとフランスのエリック・ベッソン工業相が要求したあとに、法的な異議の申し入れになった。

それが不備だったとのOVHの主張による最初の訴えを北部リール市の裁判所は却下していた。

サイトが合法か否かの判定をリールとパリの判事に求めるため、月曜、新しい訴えが起こされたとOVHはEメールでAFPに伝えた。
 
リールの裁判所は再びそれをしりぞけた、だが一方、パリの裁判所は事例はさらに議論する必要があると言った。

「専門的なプロバイダーOVHに関する限り、私たちはサイトの法的局面を明らかにするため極力つとめてきている... 私たちはできるだけ透明になるよう努力してきている」とリールに近いルーベーに本拠地を置く会社は言った。

「司法制度を別にして、OVHにサイトの閉鎖を要求するのも、サイトの閉鎖を決めるのも、どちらも政界ではない」とOVHの専務取締役Octave Klabaは言ってきている。「法の支配下でそれがいかに形になるかということだ。」

WikiLeaksをホスティングしていたのに気づいたのは報道機関の記事を読んだあとからだったとOVHは言った。

ベッソンは当初、フランスのサーバーからそのサイトを追い出す方法を見つけるため、フランスのインターネットを管理する最も高い組織、CGIETに頼んだ、そして状況を「容認できない」と説明する。

木曜日、外交公電の公表に怒った米国の政治家からの圧力の結果として起こる米国インターネットの巨人アマゾン(Amazon)がそのサーバーからサイトを追い払ったあとにWikiLeaksはOVHに移動した。

「外交関係の守秘を破り、外交の秘密によって保護された人々を危険にするインターネットサイトを、フランスはもてなすことができない」とベッソンは書いた、そのコピーがAFPによって読める。

「フランスでホストをつとめるこのサイトを遮断するため、どんな措置に出られるか一刻も早く知らせてくれ、そして第一に彼らの行いの成り行きゲームからホストを手助けしてきてるうえ、彼らに責任があるとするとすべてのオペレーターに警告してくれ。」

ウェブサイトが無理やり世界のサーバーあちこちをとび歩く状態にさせられるほどにまでWikiLeaksの秘密の暴露は世界の政府を怒らせてきている、その間中にも、サイトをダウンさせることをねらう大規模なサイバー攻撃を受ける。

http://www.france24.com/en/20101206-french-web-host-need-not-shut-down-wikileaks-site-judge

◇"あらゆるジャーナリストがアサンジを100パーセント後押ししなければならない"--ジョン・ピルジャー

◇Wikileaksのミラーサイト

Wikileaksは、現在、激しい攻撃を受けている。
Wikileaksをインターネットからまさに完全に取り除くことを不可能にさせるために、WikileaksウェブサイトとCableGateページのミラーサイト・リスト(下記のウェブサイトで見つけられる)を手に入れることだ。
あなたのミラーサイトをリストに加えたければ、私たちのMass Mirroring Wikileaksページを見るように。
Wikileaksは、現在、748のサイトでミラーサイトを設ける(12月7日8時33分現在)。
http://www.informationclearinghouse.info/article27007.htm

◇バツの悪い事実を明らかにするとしてメッセンジャーを射殺しないでくれ--ジュリアン・アサンジ

米国政府機関が傾倒した虐待(悪習)に関してWikiLeaksがありのままを掲載するたびに、オーストラリアの政治家は国務省と一緒に立証できる正しくないコーラスを繰り返し唱える。
(The Australian 07 December 2010)

◇ジョン・ピルジャー:アサンジの保証人を申し出る

「それはもう大いに彼に好感を持っている」とピルジャーはRiddleに語った。「スウェーデンでの彼に対する罪状はおかしい、おまけに上級の政治的人物が口を挟むまでは検事長によってばからしいと判断されたので、本日私はここにいる。」

◇Wikileaksのビザカードが支払い停止

ビザ・ヨーロッパは当会で調査を実施するより先に告発ウェブサイトWikileaksに対して支払いの一時停止に取りかかってきている。それは火曜のライバル支払い処理機構、マスターカードによる類似の措置に続いて起る。 

◇2人の女性を強姦したとの申し出からスウェーデンで指名手配されるWikiLeaks創設者ジュリアン・アサンジは、判事がロンドンでの引渡審問で彼に保釈を拒んだ結果、今夜はウォンズワース刑務所だった。
(ガーディアン紙 07 December 2010)
http://www.guardian.co.uk/media/2010/dec/07/julian-assange-denied-bail

◇ジュリアン・アサンジ保釈を蹴られる
写真:ジュリアン・アサンジ(左)が保証を申し出るジョン・ピルジャーともうひとり女性と共に法廷に姿を現した
(BBC 07 December 2010)
http://www.bbc.co.uk/news/uk-11937110

2010/12/05

ご立派な社会が正気を失う


◇Wikileaksが激しく追跡される?

アメリカの外交公電に専念するウェブサイト、cablegate.wikileaks.orgに向けられる、遮断するサイバー攻撃と政治的圧力を、「国境なき記者団」は厳しく非難する。当会はまた、WikiLeaksとその創設者ジュリアン・アサンジに関して、アメリカ当局によって用意されるかなりの極端なコメントに気をもんでもいる。

Amazonから追い出されたあとにWikiLeaksはフランスのインターネット会社OVHのところでそのコンテンツの一部として急場の助けとなる場所を見つけた。だが、本日、フランスのデジタル経済大臣エリック・ベッソンが、フランス政府はサイトの受け入れを禁止する道について考えてみたと言った。WikiLeaksはまたこのところドメインネーム提供者EveryDNSによって外されてもいた。そうした中で、タイや中国を初めとする、表現の自由や情報の自由を不問に付す点でよく知られるいくつかの国々が、cablegate.wikileaks.orgへのアクセスを遮断してきている。

これは初めて私たちが遭遇してきている、透明性の原則に打ち込んだウェブサイトを検閲して削除する、国際社会レベルの試み(攻撃)だ。表現の自由に関して彼らの思慮深さを急に中国のそれと一緒の並びに追いやるフランスやアメリカ合衆国のような国々を発見して私たちは衝撃を受ける。フランスやアメリカ合衆国にあっては、ウェブサイトが閉鎖されるべきかどうかを決めるのは、政治家ではなく、裁判所の義務であると私たちは指摘する。

そうした中で、二人の共和党上院議員ジョン・エンサインとスコット・ブラウン、無所属のリーバーマンとが、米国軍人と諜報機関の情報提供者の名前を掲載することを違法にしようとする法案を提出してきている。WikiLeaksやその創設者に対する今後の起訴をこれが容易にできた。けれども、刑事捜査はすでに進行中で、多くのアメリカの政治家がやかましくアサンジの逮捕を要求している。

「国境なき記者団」はアサンジを追い回すこの決定をひたすら厳しく非難するしかなく、WikiLeaksには米国憲法修正第1条のもとにこれら文書を掲載する権利があり、それどころかジャーナリストとすぐれた読者に利用できるようにすることで有意義な役割を演じているとの確信を繰り返すしかない。

この大量の文書を広める自由に対するどんな制限も、活字メディア全体に影響することになるのに私たちは重きを置く、活字メディアはWikiLeaksによって利用できるようになった情報に詳細な報道の規模を与えてきている、と同時に掲載に向かっての準備で一流の国際的な新聞5社が積極的に力を合わせる。

「国境なき記者団」はやはり、オンラインの自主独立と"インターネット不介入"の原則を絶えず擁護してきていることを強調したい、インターネットサービスプロバイダーとホスティング会社はオンラインにある状態のコンテンツを選ぶことで何の役割も演じるべきでないというのに従って。

(国境なき記者団 04 December 2010)

△原文はここに↓あります
http://en.rsf.org/wikileaks-hounded-04-12-2010,38958.html

△△写真は「国境なき記者団」のウェブサイトのトップに貼られるバナー