見つけた 犬としあわせ

ニュースのファンジン、世界のニュースのサンプリング。 一枚のCDを聴くように一枚のコラージュを眺めるようにこれを体験して欲しい。

2010/12/04

Amazon.com不買運動


◇右翼のバカ男がアサンジを暗殺するよう命じる

ウェブ煽動家は対テロ戦争を陰険な手段で傷つけてアメリカ人の生命をおびやかす。
ジュリアン・アサンジはアメリカの国家安全保障に対して明白な当面の危険を提起する。WikiLeaks創立者はただの向こう見ずな煽動家以上の存在だ。テロリストの対アメリカ戦争で、彼はテロリストを現場幇助している。政権は、有効にそして永久に、厄介な人間を始末しなければならない。
(ワシントンタイムズ by Jeffrey T. Kuhner)
http://www.washingtontimes.com/news/2010/dec/2/assassinate-assange/

◇ジュリアン・アサンジに対して恥ずべき攻撃
 
無数の米政府の機密文書をWikileaksで入手できるようにさせることで、ジュリアン・アサンジとブラッドリー・マニング一等兵は大変な社会奉仕を果たしてきている。それなのに、予想どおり、だれも感謝していない。
(アトランティック紙 by David Samuels)
...続きはこちらから↓
http://www.theatlantic.com/international/archive/10/12/the-shameful-attacks-on-julian-assange/67440/

◇"アメリカの例外論"という誤った信念、究極の、致命的大間違い

善かれ悪しかれ、アメリカの"50年代の主戦論"を越えて、ちょうど今はこの進路、"アメリカ、決して悪くない"、にとどまる。私たちは別格、神によって選ばれた特権階級、他のすべての国に対して道徳的にすぐれていなければならない。 さもなければ、なぜいつも全能の神は私たちを職務に就かせるのか?議論終わり。率直に言えばローマ帝国はもっと教養的に寛大だった。
(ICH by Robert Becker)
...続きはこちらから↓
http://www.informationclearinghouse.info/article26991.htm

◇アメリカの空爆のあとにイエメンで21人の子どもが殺されたのを公電が明らかにする

WikiLeaksが公表する外交公電が、2009年12月南イエメンでの巡航ミサイル攻撃の間に数十もの一般市民が殺害されたのを米軍が闇から闇に葬ったことを教える。
(Rawstory)
...続きはこちらから↓
http://www.rawstory.com/rs/2010/12/cable-reveals-airstrike-killed-21-children-yemen/

◇カルザイがオバマに会うのを断った?

悪天候を理由にハミド・カルザイは(クリスマス前に兵士を激励しようと戦地アフガンを電撃訪問した)オバマとの会見をキャンセルされた、代わりに二人の指導者は電話でほんの少しのあいだ話すにとどまる。
(ロイター通信)
http://af.reuters.com/article/worldNews/idAFTRE6B241J20101203

◇米国の公電がハミド・カルザイを堕落した変わり者と描写する

外交官らはアフガン大統領を、弱気、煮え切らない、偏執症、支配力を保持するために犯罪者に恩を受けていると評する。

(ガーディアン紙)
http://www.guardian.co.uk/world/2010/dec/02/wikileaks-cables-hamid-karzai-erratic

◇WikiLeaks:カルザイ大統領の兄弟を訴追することをアメリカは熟考する

Ahmed Wali Karzaiと別の贈収賄疑惑のアフガン役人に対して米国当局が訴訟を起こす用意ができたことを国務省公電が明らかにする。
(マザージョーンズ)
http://motherjones.com/politics/2010/12/wikileaks-cable-us-considered-prosecuting-ahmed-wali-karzai

◇アルゼンチンからベネズエラまでラテンアメリカに対してあからさまな米国の見識を公電が暴露

漏れるアメリカの外交公電によって世界規模の余波がラテンアメリカに少しずつ漏れ続ける、往々にして緊張した関係があったラテンアメリカ政府に対して、アメリカ合衆国のあからさまな見識をあばく色々な情報開示にそこの指導者らが反応を示している。
(LAタイムズ)
...続きはこちらから↓
http://latimesblogs.latimes.com/laplaza/2010/12/wikileaks-cable-gate-latin-america-brazil-bolivia-venezuela.html

◇ウェブ最大の本屋は言論の自由に対してなぜそのように居心地が悪いのか?

「ペンタゴンペーパーズ」の告発者、ダニエル・エルズバーグが、Amazon.comのボイコットを要求する

かつて最大量のアメリカ政府の機密情報をリークしたことに責任のあった人物が、サーバークラウドからWikiLeaksを撤去するオンライン購買先、Amazon.comの不買運動をすることを言論の自由の擁護者らに訴えてきている。
(www.rawstory.com)

◇真のテキサスの因習打破主義者がWikiLeaksの代弁をする

ロン・ポール:「私たちが必要とするのは、もっと多くのWikiLeaksのRaw Story(未処理の生々しい話)だよ」


人気のあるテキサス州共和党下院議員ロン・ポールは、彼の党と袂を分かつことで未経験な人ではないが、最近のテレビ放送に出演する自由論者傾向の共和党員は、告発者ウェブサイトWikiLeaksを擁護することでどの下院議員よりもさらに進んだ。
(www.rawstory.com)


◇CIAは国連外交使節に対してスパイ行為を巧みに実行する

外国の外交使節に対してスパイする国務省の計画をCIAが率いるのを公表される最新の公電が明らかにします。指令はコンドリーザ・ライス国務長官とその後継者ヒラリー・クリントンによって認可されたとはいえ、監視されるべきは誰で追跡されるべき情報は何かの指令をCIA職員が作成したとロンドンのガーディアン紙は報じます。アメリカのスパイ行為の対象はバン・ギムン国連事務総長と残りのトップの国連事務次官を含めます。

◇公電:米国のクラスター爆弾を英国は許可した

公表されるWikiLeaksの大使館公電はまた、英国が禁止するクラスター爆弾を英国の領土に米国が蓄えるにまかせることも示します。2008年12月、英国はクラスター兵器弾薬を禁じる国際協定に署名しました。けれども6カ月後、2013年までクラスター爆弾を蓄えるのをアメリカ合衆国に認める取引について英国が押し黙ることで一致したとアメリカ大使館の公電は言っています。

◇スリランカの指導者がタミール人殺しの役割りに色目を使う

昨年、25年の内戦の終期にタミル・タイガー(タミル・イーラム解放のトラ)の大量殺人に関与したため、スリランカの高官をアメリカの外交官らが非難したのを大使館の公電が示します。1月の公電がスリランカ大統領ラジャパクサとほかの高官らが多くのタミル族反乱軍の殺害疑惑に責を負うべきなのは本当らしいと言っています。タミル人グループからの抗議に引き続いて木曜、ラジャパクサが英国で公的出席を中止するのを余儀なくされたとき、暴露になります。
抗議する人:「これらの人々は正義を求めています。私たちが頼んでいるのがそれです。私たちは、ラジャパクサ大統領と彼の政府によって犯された戦争犯罪と人間性に反する犯罪に偏見のない独立した国際的調査を望みます。」

◇国務省がWikiLeaksから職員を締め出して、教習生に警告する

アメリカ国務省はWikiLeaksのリークされた公電を読むのを従業員に禁ずる命令を課してきています。機密扱いにされて保全許可の対象だったという理由で、国務省職員らは公電を何も読むなと命じられてきています。国務省のWikiLeaks検閲は実際、大学生にまで拡大されてきています。コロンビア大学国際校の学生に対するEメールとPublic Affairsはこう言っています:「Wikileaksを通して過去数カ月の間に公表される文書は今まで通りに機密文書と見なされる。国務省は、これら文書にリンクも貼らなければまたFacebookのようなソーシャルメディアサイトまたはTwitterを通してコメントしないことを勧告する。これらの活動に携わることは機密情報を扱うあなたの能力に疑いを差しはさむだろう、それは連邦政府に雇われていわば最大の命題である。」

◇弁護士:アサンジは合意による性行為の間にコンドームを何も付けないせいで告発された

スウェーデンでのアサンジに対する強姦の主張が、彼の申し立てによればコンドームを使わないことあたりに集中するのを、WikiLeaks創立者ジュリアン・アサンジの前任の弁護士が明らかにしてきています。2人の告訴人との合意によるセックスの間にコンドームを使わないことでアサンジは告訴されてきているとジェームズ・キャトリンは言います。スウェーデンの司法制度がもし訴訟手続きを取ると、「世界の笑いぐさ」になりそうだとキャトリンは言います。今週、国際逮捕状がアサンジに出されました。

(以上、デモクラシーナウ!ヘッドライン 03 December 2010より)
http://www.democracynow.org/2010/12/3/headlines

△写真は、読者からの質問に答えるガーディアン紙のアサンジの記事にあったので最近の彼だと思う
△△もっと上の画像は非常にせこい新聞「ワシントンタイムズ」専属のこれまた右翼の作らしい

2010/12/03

IQ.org


◇スウェーデン警察当局は2日、内部告発ウェブサイト「ウィキリークス」の創設者ジュリアン・アサンジ氏に対し婦女暴行などの容疑で出していた逮捕状について、手続き上の間違いがあったため新たな逮捕状を発行すると発表した。

アサンジ氏は、最初に発行された逮捕状の撤回を求める申し立てをしていたが、スウェーデンの最高裁は同日、これを退ける決定を下した。

前月28日にウィキリークスが米外交公電25万点の公開を始めて以降、アサンジ氏は公の場に姿を見せていない。英紙タイムズは先に、アサンジ氏がイングランド南東部に滞在しているが、最初の逮捕状に不備があるため逮捕できずにいると報じた。

この報道を受け、同氏の代理人マーク・スティーブンス氏は、同氏は逃亡しているのではなく、英警察を始め複数国の治安当局も所在を把握していると主張したが、滞在場所についてはコメントしなかった。

ウィキリークスの広報担当は、2008年大統領選で共和党の副大統領候補だったサラ・ペイリン氏が、ウィキリークス・チームをテロ組織として取り扱うべきだと発言して以来、アサンジ氏は命の危険を感じていると説明している。

(AFP 2010年12月3日)

◇民間の内部告発サイト「ウィキリークス」の創設者ジュリアン・アサンジ氏の弁護士が2日、スウェーデン当局が同氏に対して出している強姦(ごうかん)容疑での逮捕状は「有効ではない」との見解を示した。

ロンドンにいる担当弁護士マーク・スティーブンス氏は、ロイターとのインタビューで、スウェーデンと欧州の法律、また国際法のいずれの下でも有効な逮捕状は出ていないと主張。「逮捕状は出ていない。インターポール(国際刑事警察機構、ICPO)のレッドノーティスは出ているが、それは逮捕状ではなく、加盟国の当局に彼(アサンジ氏)の動きを監視するよう促すものだ」と説明した。

スティーブンス氏はまた、アサンジ氏自身は当局から容疑やそれを示す証拠について告げられていないと説明。アサンジ氏はスウェーデン検察当局と会う意思があるにもかかわらず、先方が同氏との面会を拒んでいると述べた。

(ロイター通信 2010年12月2日)

◇英インデペンデント紙(電子版)は2日、当局者の話として、内部告発サイト「ウィキリークス」の創設者ジュリアン・アサンジ氏が英国南東部に潜伏中で、ロンドン警視庁は居場所を把握していると報じた。

同紙によると、アサンジ氏は10月に英国に入った際、滞在場所の住所や電話番号を当局に届け出たという。

アサンジ氏については、国際刑事警察機構(ICPO)が、スウェーデン当局の逮捕状に基づき婦女暴行容疑で国際手配している。

(読売新聞201012月2日)


◇内部告発サイト「ウィキリークス」が、今度は米大手銀行に関する機密情報の公開を予定していることはすでに報じられている。その標的がバンク・オブ・アメリカ(バンカメ)ではないかとの憶測が流れたことで、1日の市場は騒然とした。バンカメの広報担当者はそれを否定し、2日の市場はやや落ち着きを取り戻した。

ご存知ない読者のために言っておくと、ウィキリークスの創設者、ジュリアン・アサンジ氏は大企業があまり好きではない。アサンジ氏は今年7月、英石油大手BPに関する「多数の機密情報」を近々リークすると豪語した。

「まだ公開はしていないが、近いうちに予定している。すでに一部は主要報道機関で報じられ始めている」

アサンジ氏は2007年に、臆面もなく「IQ.org」と名付けた自らのブログで、後世に伝えるべく自らの反企業的見解を披露している。現在のアーカイブ先は下に。

アサンジ氏は、企業を国家にたとえ、どういうわけか資本主義企業は共産主義国家のミニチュア版であると断じている。ブログによる同氏の論理は以下のとおり。

企業は、国家にたとえるなら以下のような体制を採っているーー。

・選挙権(議決権)は土地保有者(株主)にしかなく それも保有比率に応じて与えられる

・中央委員会があらゆる執行権を掌握している 女性委員の割合はほとんど不明

・三権分立はなく第四権力(報道)もない 陪審員も存在せず、推定無罪もない

・どんな命令でも従わなければ即刻国外追放される可能性がある

・言論の自由も、団結権もない 恋愛をするには国の承認が必要

・経済政策は中央委員会が一元的に計画する

・行動や電子通信は広く監視されている

・厳しく統制され、強制力がある 従業員の多くはトイレに行く時間や場所、回数まで決められている

・透明性はほとんどなく、情報公開法など想像すら及ばない
・一党独裁制を採っている 野党(労働組合)活動は一切禁止、監視または弾圧される

全文については、ここをクリック↓し、4番目の投稿まで画面をスクロールダウンすると閲覧できる。
http://web.archive.org/web/20071020051936/http:/iq.org/
 
◇グアンタナモの拷問とCIA引渡しによるスペインの判事の徹底的調査を米国が阻止しようと試みたのをWikiLeaksのケーブル(公電)が明らかにする

グアンタナモベイでの拷問とCIA特別引渡し便に打ち込む判事の調査を断念させるため、米国当局がスペインの検察官と役人に働きかけようと努力したのを、WikiLeaksによって開示される外交公電の大量の貴重な発見物のコレクションからの最新の暴露が明らかにします。Read more...(詳細はサイトから読めます)

◇バグダッドでの2003年ジャーナリスト襲撃で殺害されたカメラマンの訴訟を取り下げるため米国がスペインに圧力をかけたのをリーク公電があばく

スペイン人カメラマンJosé Cousoの家族によって持ち出される法廷訴訟を終結させるため、アメリカ合衆国がスペイン政府に圧力をかけたのを、リークされるマドリードからの米国大使館の公電が明らかにします。Cousoはアメリカ陸軍の戦車がバグダッドでパレスチナ・ホテルに発砲したとき殺されました、ホテルは2003年4月8日ジャーナリストでいっぱいになっていました。Read more...(詳細はサイトから読めます)

◇公電:アメリカはスペイン人の徹底的調査を阻止しようと試みた;イラク査問をめぐって英国がブッシュ政権を安心させた(確約を与える)

告発者ウェブサイトWikiLeaksによって公表される大量の外交公電の貴重な発見物のコレクションから秘密の暴露が現れ続けます。グアンタナモベイの拷問とCIA特別引渡し便と、イラクでの米軍による2003年スペイン人ジャーナリスト殺しの判事の追及をやめることでアメリカ当局者らがスペインの検察官と政府の役人に働きかけようとしたのを最新の露見した事実が明らかにします。文書はまた、英国政府のイラク戦争審問で精査から保護されるだろうとブッシュ政権が保証されたことも明らかにします。2009年11月に始まったチルコット審問の2カ月前にロンドンの米国大使館が、法的手続きを通じて英国は米国の権益を保護するため適当な対策を取るつもりであると英国のトップの役人が断言したと報告しました。イラク戦争がもはやアメリカ合衆国では主要な争点でないように見えるのに対して、いったん審問が始められればどうしても過剰な報道合戦になるものだとする英国の役人の言い分が引合いに出されました。

◇WikiLeaks創立者にインターポール(国際刑事警察機構)が逮捕状を発行

最新の秘密の暴露が持ち上がるとき、国際的な法執行機構インターポールがWikiLeaks創立者ジュリアン・アサンジに対する世界的逮捕状を発行してきています。スウェーデンの裁判所は先月、検察官が最初に事件を取り下げたあとに、レイプと痴漢行為の罪状でアサンジに逮捕状を発行しました。アサンジは申し立てを否定してきており、中傷合戦の標的であると言いました。彼はまたアメリカ合衆国で検討中でもあり、スパイ行為のもとに告発に直面する可能性もありました。アサンジの現在の所在は詳らかでありません。

◇言い立てられた機密漏洩者の死刑執行をハッカビーが要求する

WikiLeaksに対する機密文書リークで非難される兵士が激しさを増す世間の中傷に直面しています。本のサイン会で演説する元アーカンソー州知事で共和党の大統領に有望なマイク・ハッカビーが、ブラッドリー・マニング上等兵は処刑されなければならないと言いました。ブラッドリーは5月に逮捕されました。
マイク・ハッカビー:「あんな情報をリークした我が政府に内在する人はだれでも反逆罪で有罪だ。また死刑執行に満たない何事も寛大すぎる刑罰だろう。」

◇無人機攻撃をめぐってパキスタン人がCIAに法的通告を送る

兄弟と息子を殺害された米国の無人機攻撃のせいでパキスタン人男性がCIAを訴える試みについて遠慮なく言っています。 もし2週間以内に5億ドル支払われないなら訴訟を提出するとおどす法的警告をKareem Khanは発してきています。Khanの18歳の息子と兄弟はCIAの無人機がパキスタンの北ワジリスタンにある彼の自宅を爆撃した大晦日に殺されました。アメリカ合衆国は罪のないパキスタン人を攻撃してきているとKhanは言っています。
Kareem Khan : 「あなたがたが遂行しているこの無人機攻撃は貧しくて虐げられた人々を殺している、罪のない人々の生命が失われていると、私たちは彼らに申し述べるつもりです。あなたの法律がテロリストと名付けるひとりの人物をあなたがたは殺すことができないでいる。あなたがたはほんの罪のない人、子ども、 女性、高齢者だけを殺している。」

◇調査:SEC(証券取引委員会)はバンク・オブ・アメリカに対して手ぬるかった

銀行を救済する納税者の援助をあてにするという理由で、バンク・オブ・アメリカが証券の法律違反行為の報いとして手ごわい制裁を容赦されたのを政府の再検討が見つけ出してきています。最新の報告の中で証券取引委員会の監察長官は、メリルリンチによる取得で非合法の報酬という申し立てを調停することで、バンク・オブ・アメリカに対して業務監査機関が寛大にふるまったと言います。証券取引委員会は、投資銀行業務が影響を受けないのを確実にするため、バンク・オブ・アメリカに有利な和解を差し出しました。

(以上、デモクラシーナウ! 1 December 2010)
http://www.democracynow.org/2010/12/1/headlines

◇イランの核科学者が暗殺される

イランではテヘランの別々の爆弾攻撃で、ひとりの核科学者が殺され、さらにもうひとりが重症を負ってきています。報道によれば、オートバイに乗った攻撃者らが運転しながら作動するように科学者のクルマに爆弾を取り付けました。Majid Shahriariは、少なくとも近年怪しい事故のもとに死ぬ3人目のイラン人核科学者です。イランの国営TVは攻撃をイスラエルのせいにしました。

◇エジプトの与党が選挙結果の八百長で非難される

日曜日、エジプトで議会選挙が行われました。エジプトの野党は、快勝を確実にするため選挙結果をうまく操作すると与党を非難してきています。Human Rights Watchによれば、ジャーナリストの逮捕といやがらせや、少なくとも30の投票所で野党候補者の代表者の接近拒否を含めて、多数の不正の報告がありました。

(デモクラシーナウ!ヘッドライン 29 November 2010)
http://www.democracynow.org/2010/11/29/headlines

ナイジェリアがチェイニーに逮捕状


◇ナイジェリア:贈収賄疑惑でディック・チェイニーが告発される

ハリバートンを巻き込むと申し立てる贈収賄スキャンダルによって、元副大統領ディック・チェイニーをナイジェリア当局が告発するつもりだとBusinessWeekが報じる。「逮捕状が出てインターポール(国際刑事警察機構)を通して伝達される」だろうと、ナイジェリアの財政金融犯罪委員会(Economic and Financial Crimes Commission)で起訴顧問のGodwin Oblaは言った。

罪状は、60億ドルの液化天然ガス契約をつなぎ止めるのに用いた1億8000万ドルの贈賄疑惑に集中させる。検察官らは国際的な企業SaipemとTechnipも調査している。チェイニーはジョージ・W・ブッシュの副大統領候補になるより先に、1995から2000年までハリバートンCEO(最高経営責任者)だった。「ハリバートンのCEOとして彼にはあの期間を通じて持ち上がった行為に責任がある」とOblaはAFPに語った。

週の初めにナイジェリアはハリバートンの従業員12人を逮捕したとロイター通信社が報じる。「拘留には法的根拠がなく従業員らはその後開放された」と会社は言ったけれど、会社のナイジェリア事務所は汚職防止警察によって手入れを受けた。

ナイジェリアのガーディアン紙は、チェイニーに対する罪状は政府によって正式に承認され、「共謀共同正犯」が盛り込まれると報じた。

(ハフィントンポスト紙 02 December 2010)
http://www.huffingtonpost.com/2010/12/02/nigeria-dick-cheney-to-be_n_790917.html

△写真を見る限り、チェイニーに終末感が漂う
インターポールが指名手配するのはアサンジよりこっちだろう!

2010/12/02

プーチンのマフィア国家


◇「息子を追いつめないで」とWikiLeaks創立者の母が声を出す

キャンベラ(ロイター):オーストラリア人のWikiLeaks創立者ジュリアン・アサンジの母が水曜、国際警察の息子の逮捕警告によって苦悩しており、息子が「追いつめられて投獄される」のを望まないと言っている。

性犯罪の疑いでスウェーデンで指名手配される、告発ウェブサイトWikiLeaksの創立者アサンジの逮捕を促進するため、火曜日、全世界的な警察機関インターポール(国際刑事警察機構)が"レッドノーティス(逮捕状とは違う、国際お尋ね者捜索状のようなものでレッドの他にブルー、イエロー、ブラック、グリーンがある)"を出した。

週末にWikiLeaksが米国の機密外交公電の貴重な発見物のコレクションを公表したあとに目下のところ全世界の論争の中心にいる元コンピュータハッカー、39歳のアサンジは、スウェーデンの申し立て(レイプと痴漢行為)を否定する。

オーストラリアのクイーンズランド州で人形劇場を営むクリスティン・アサンジは、アサンジとWikiLeaksが秩序を破ったかまたは刑事上の法制を破ったかどうか調査に乗り出すことでオーストラリア政府がアメリカ合衆国と一緒になったとき、彼女の息子の安寧に気をもんでいると言った。

「彼は私の息子ですし彼を愛しています、言うまでもなく、彼を追いつめて投獄してもらいたくありません。母なら誰でもするように私は反応しています。私は苦悩しています」と彼女はオーストラリアのラジオに話した。「私とジュリアンについて書かれた、たくさんのたわごとが虚偽です。」

クイーンズランドのタウンズビルで生まれたアサンジは、WikiLeaksが論議の的となる25万点以上の米国政府の秘密文書を掲載しだして以降、潜ってきている。

アサンジの逮捕状は11月18日、イェテボリにあるスウェーデンの国際検察当局(International Public Prosecution Office)によって発行された。

( ロイター通信 30 November 2010 Reporting by Rob Taylor)
http://ca.reuters.com/article/topNews/idCATRE6B00XH20101201

△写真はクレムリンと赤の広場
ウィキリークスの公電によると、欧米の外交官らはロシア政府は腐敗したマフィア国家と考える(ガーディアン紙)
http://www.guardian.co.uk/world/2010/dec/01/wikileaks-cables-russia-mafia-kleptocracy

2010/12/01

インターポール アサンジに捜索状


◇WikiLeaksが米国の秘密外交公電の貴重なコレクションを公表する

内部告発ウェブサイトWikiLeaksが25万点以上の秘密の外交公電を公表しだしているとき、アメリカ合衆国は外交の危機に直面しています。公電はすでに多数の世界の指導者にとってのバツの悪さとなってきています。サウジのアブドラ国王が再三再四アメリカ合衆国にイラン攻撃を駆り立ててきているのを公電は示します。イエメンの大統領がイエメン内部の米国の空襲をかばう助けになってきています。アフガニスタンに関して多数のリーク覚書きが、カルザイ政権内の広範囲にわたりはびこる汚職の報道の正しいことを認めます。アラブ首長国連邦からのある外電は、カルザイの副大統領が以前、現金5200万ドルを持ってアラブ首長国連邦に入ったことを示します。別のリークされる外電は、パン・ギムン国連事務総長やトップの国連職員をスパイする秘密の米国の企てを明らかにします。また覚え書きについても、2008年からのホンジュラスのアメリカ大使館からのメモが、マヌエル・セラヤ大統領を放逐した軍事クーデターが「不法で違憲」だったのを明記します。

(デモクラシーナウ!ヘッドライン 29 November 2010)
http://www.democracynow.org/2010/11/29/headlines

◇米紙ワシントンポスト(電子版)は29日、米司法当局が内部告発サイト「ウィキリークス」の創設者ジュリアン・アサンジ氏について、スパイ罪の適用も含めた刑事訴追の可能性を検討していると報じた。

ホルダー司法長官は同日、ウィキリークスが米政府の外交公電を公表したことに関し、刑事捜査を進めていると述べたが、詳細は明らかにしなかった。

ただ同紙は、スパイ法に基づく起訴は難しいほか、米国外にいるアサンジ氏の引き渡しを実現するのも容易ではないとの専門家の見解も紹介している。

(時事通信2010年11月30日)

◇内部告発サイト「ウィキリークス」が、ある米大手銀行に関する秘密文書を来年の早い時期に公開する用意のあることが、29日発行の米経済誌フォーブスに掲載された創設者ジュリアン・アサンジ氏のインタビューで分かった。

インタビューは、ウィキリークスが米国の機密外交公電を公開した28日に先立つ11月初旬に行われた。このなかで、アサンジ氏は、ある米大手銀行に関する数万件の情報を公開する用意があり、その結果「1行か2行はつぶれるかもしれない」と語っている。

その内容については、「大手銀行の幹部レベルの典型的な行為の実態を明らかにし、調査や改革を促すものになると思う」と説明。「通常、このレベルでの情報漏えいは、ある特定の事例、もしくは違反行為である場合が多い」と述べて内容への含みをもたせた。

インタビューのなかでアサンジ氏は米金融大手ゴールドマン・サックスの名を口にしたが、リークの対象がゴールドマン・サックスだとは述べていない。

(AFP2010年11月30日)

◇予期されるWikiLeaksのすっぱ抜きが編集長に注意を促す

リーク文書をめぐって新聞の編集長に彼らの責任を思い出させるため政府が防衛注意書の通告を発行する

アメリカの外交官らが恐れる、世界中のアメリカ大使によってワシントンに送られる無数の注意を要する外交ケーブルの予期されるリークに含まれるもの何でもについて、デイヴィッド・キャメロンとほかの世界の指導者らがアメリカ国務省からブリーフィングを受けていた。

リークは当然、WikiLeaksのウェブサイトによって調整されると思われる、そこは先にイラクとアフガニスタンにおける軍事作戦の秘密の経緯を掲載してきている。

新聞の編集長らは本日、注意を要する外交ファイルを掲載するつもりであるかどうか、政府に要点を伝えるよう求められた。だがダウニング街(英国政府)は、裁判所措置を意味しない防衛注意書は文書公表を押さえ込むのに見込みがあったと強調した。いわゆるD通告の発行は、新聞が英国の軍事作戦に心をかけなければならないことの注意喚起だと考えられる。

ヒラリー・クリントン国務長官を含めて米国当局者らは、キャメロンを含めて同盟国に、文書にたぶん含まれると彼らが思うことに関して要点を伝えようと試みてきている。

米軍の指揮官マイク・マレン大将はWikiLeaksに文書の公表をやめるよう求めた。「ある時点でこれに責任を負う彼らが、明かしているその点で可能性のある一生抱える責務に思いをはせて、この情報をリークするのをやめるだろうことを私は願う」と日曜放送するインタビューの相手CNNに語った。

WikiLeaksによってもたされるかもしれない内密の通信のどんな実態たりとも、キャメロン首相の報道官は論じるのを辞退した。アメリカの英国大使ルイス・サスマンは、どんなものがリークされる可能性があるか推測するため、ファイルを徹底的に探してきているらしい。

外務省とダウニング街10番地(英国首相官邸)を含めて、サスマンは今日、ロンドンの役人にみずから事情をよく知らせた。そして時おり苦しい釈明に及ぶ。

ダウニング街スポークスマンは言った:「言うまでもなく、これらリークのありそうな中身について政府は米国当局者によって、米国大使によって、要点を伝えられてきている。それがリークされるより先にまさにリークされようとしていることについて私が推測すべきでない。」

ガーディアン紙の編集長Alan Rusbridgerは今夜、「防衛注意書の通告が世間の人たちを不安にさせる理由を私は十分理解する。けれどもWikiLeaksのデータの私の解釈から、ほんの微々たる部分が取り扱われるか、直接的に関連する。」と言う。

通告が出されるより早く、アメリカ国務省の報道官PJクローリーは、公表が外交のパートナーとして米国の信用をむしばむと警告した。「この打ち明け話がさらけ出されて新聞の一面であれでテレビでもラジオでも主要記事に行き着くとき、影響がある。私たちはこれが生じないといいと思うが、言うまでもなくそうなる可能性に備える。」

一番のアメリカの懸念は、外交ケーブル(公電)が損害を与えるエピソードかまたはアメリカ人による二枚舌をあばくだろうこと、米国の誠実として期待をくつがえすだろうことだ。諜報機関の活動からいくらか様態を打ち明けるに加えて、外交官らはたぶんありのままの政治指導者の身分や力のバランスの評価をもたらすと思われる。

本日、オバマ政権はWikiLeaksの公表は「生命や権益」を危くするものだと警告した。

金曜日に国務省と話をしてリークにはイタリアに関する文書があるだろうと言われるイタリアの外相フランコ・フラティーニは、「だが、中身は予想することができない」と言う。

 「彼らの慣例ではあるが、米国が注釈しようとしない無数の機密文書のことを私たちは話し合っている」とフラティーニは言った。

リークの担当者は逮捕されていると教えられたと彼は主張した。

カナダ、イスラエル、イラク、ノルウェーの政府も、米国の役人によって要点を伝えられてきていると言った。

WikiLeaksが外交公電を持っていることは、かねてから心得ていると米国は言っている。

(UKガーディアン紙 26 November 2010)
http://www.guardian.co.uk/media/2010/nov/26/wikileaks-documents-downing-street-editors

ジュリアン・アサンジが危ない



◇内部告発サイト「ウィキリークス」は30日、激しいサイバー攻撃を受け、米国と欧州ではサイトにアクセスできない状態が数時間続いたことを明らかにした。

同サイトはアマゾン・ドット・コムの米国拠点のレンタルサーバーサービスを利用して復旧したもよう。

28日に大量の外交外電を公開した同サイトが、ミニブログ「ツイッター」で分散型サービス拒否攻撃(DDoS攻撃)を受けていることを公表したのは30日。DDoSはハッカーの間では一般的な攻撃方法で、サイトの反応が遅くなったり、ダウンしたりする。ウィキリークスは攻撃者を特定していない。

同サイトは28日にも攻撃を受けているが、30日の攻撃はさらに激しいものだったようだ。

シアトルに拠点を置くアマゾンへの問い合わせにはまだ回答がない。ウィキリークスのホスティング(サーバーの貸し出し)にかかわっているスウェーデンのIT企業バーンホフからも30日時点でコメントを得られなかった。

典型的なDDoS攻撃では、不正プログラムによってリモート制御されたコンピュータが、膨大なデータを一斉に送信して攻撃する。そのため通信回路があふれ、サイトはアクセス不能となる。犯人を突き止めることは難しい。

ウィキリークスは30日、毎秒10ギガビットに及ぶDDoS攻撃を仕掛けられたことを明らかにした。米インターネットセキュリティ会社のアーバーネットワークスによると、過去1年間の平均的なDDoS攻撃は、毎秒349メガビット程度。ウィキリークスはこの28倍の速度の攻撃を受けたことになる。

(ウォールストリートジャーナル2010年12月1日)
http://jp.wsj.com/IT/node_154998

写真:11月29日、内部告発サイトのウィキリークスが公開した米外交公電の中には、ロシアを「事実上のマフィア国家」とするなど、各国首脳を酷評する中身もあったことが明らかに。写真は公開された公電を報じる独シュピーゲル誌。ハンブルクで撮影(2010年ロイター /Christian Charisius)

◇民間の内部告発サイトのウィキリークスが公開を始めた米政府の外交公電約25万点の中には、ロシアで最も力を持っ ている政治家は、エネルギー政策からイラン政策までを仕切る「群れのリーダー」的なプーチン首相だとする一方、メドベージェフ大統領は「プーチン・バットマンの(相棒の)ロビン役」と皮肉るなど、各国首脳を酷評する中身もあった。

今回公表された外電では、米外交官らはロシアを「事実上のマフィア国家」と表現。在パリ米大使館発の機密公電には、今年2月8日にゲーツ国防長官が「ロシアの民主主義は消失し、政府は治安部隊が動かす寡頭(かとう)体制」だとし、「メドベージェフ大統領はプーチン首相よりも実利的だが、真 の変化はほとんど見られない」と述べる内容なども含まれている。

2012年の大統領選で再選を目指すオバマ米大統領は、メドベージェフ大統領との信頼構築を通じてロシアとの関係改善を進めようとしているが、今回暴露された文書はそうした努力に冷や水を浴びせる可能性もある。

一方、イタル・タス通信によると、インド訪問中のロシアのラブロフ外相は、今回の機密文書暴露が米ロ関係に悪影響を及ぼすことは望まないと表明。「もちろん面白い読み物だが、実際のところ、われわれは相手国の具体的問題の方を判断材料とし、将来的にもそのアプローチは変えないつもりだ」と している。

また、メドベージェフ大統領の報道官は「興味深いことや、コメントに値することは何もない」と、ウィキリークスの公開文書自体は問題視しない姿勢を示している。

(ロイター通信2010年11月29日)