見つけた 犬としあわせ

ニュースのファンジン、世界のニュースのサンプリング。 一枚のCDを聴くように一枚のコラージュを眺めるようにこれを体験して欲しい。

2010/12/03

IQ.org


◇スウェーデン警察当局は2日、内部告発ウェブサイト「ウィキリークス」の創設者ジュリアン・アサンジ氏に対し婦女暴行などの容疑で出していた逮捕状について、手続き上の間違いがあったため新たな逮捕状を発行すると発表した。

アサンジ氏は、最初に発行された逮捕状の撤回を求める申し立てをしていたが、スウェーデンの最高裁は同日、これを退ける決定を下した。

前月28日にウィキリークスが米外交公電25万点の公開を始めて以降、アサンジ氏は公の場に姿を見せていない。英紙タイムズは先に、アサンジ氏がイングランド南東部に滞在しているが、最初の逮捕状に不備があるため逮捕できずにいると報じた。

この報道を受け、同氏の代理人マーク・スティーブンス氏は、同氏は逃亡しているのではなく、英警察を始め複数国の治安当局も所在を把握していると主張したが、滞在場所についてはコメントしなかった。

ウィキリークスの広報担当は、2008年大統領選で共和党の副大統領候補だったサラ・ペイリン氏が、ウィキリークス・チームをテロ組織として取り扱うべきだと発言して以来、アサンジ氏は命の危険を感じていると説明している。

(AFP 2010年12月3日)

◇民間の内部告発サイト「ウィキリークス」の創設者ジュリアン・アサンジ氏の弁護士が2日、スウェーデン当局が同氏に対して出している強姦(ごうかん)容疑での逮捕状は「有効ではない」との見解を示した。

ロンドンにいる担当弁護士マーク・スティーブンス氏は、ロイターとのインタビューで、スウェーデンと欧州の法律、また国際法のいずれの下でも有効な逮捕状は出ていないと主張。「逮捕状は出ていない。インターポール(国際刑事警察機構、ICPO)のレッドノーティスは出ているが、それは逮捕状ではなく、加盟国の当局に彼(アサンジ氏)の動きを監視するよう促すものだ」と説明した。

スティーブンス氏はまた、アサンジ氏自身は当局から容疑やそれを示す証拠について告げられていないと説明。アサンジ氏はスウェーデン検察当局と会う意思があるにもかかわらず、先方が同氏との面会を拒んでいると述べた。

(ロイター通信 2010年12月2日)

◇英インデペンデント紙(電子版)は2日、当局者の話として、内部告発サイト「ウィキリークス」の創設者ジュリアン・アサンジ氏が英国南東部に潜伏中で、ロンドン警視庁は居場所を把握していると報じた。

同紙によると、アサンジ氏は10月に英国に入った際、滞在場所の住所や電話番号を当局に届け出たという。

アサンジ氏については、国際刑事警察機構(ICPO)が、スウェーデン当局の逮捕状に基づき婦女暴行容疑で国際手配している。

(読売新聞201012月2日)


◇内部告発サイト「ウィキリークス」が、今度は米大手銀行に関する機密情報の公開を予定していることはすでに報じられている。その標的がバンク・オブ・アメリカ(バンカメ)ではないかとの憶測が流れたことで、1日の市場は騒然とした。バンカメの広報担当者はそれを否定し、2日の市場はやや落ち着きを取り戻した。

ご存知ない読者のために言っておくと、ウィキリークスの創設者、ジュリアン・アサンジ氏は大企業があまり好きではない。アサンジ氏は今年7月、英石油大手BPに関する「多数の機密情報」を近々リークすると豪語した。

「まだ公開はしていないが、近いうちに予定している。すでに一部は主要報道機関で報じられ始めている」

アサンジ氏は2007年に、臆面もなく「IQ.org」と名付けた自らのブログで、後世に伝えるべく自らの反企業的見解を披露している。現在のアーカイブ先は下に。

アサンジ氏は、企業を国家にたとえ、どういうわけか資本主義企業は共産主義国家のミニチュア版であると断じている。ブログによる同氏の論理は以下のとおり。

企業は、国家にたとえるなら以下のような体制を採っているーー。

・選挙権(議決権)は土地保有者(株主)にしかなく それも保有比率に応じて与えられる

・中央委員会があらゆる執行権を掌握している 女性委員の割合はほとんど不明

・三権分立はなく第四権力(報道)もない 陪審員も存在せず、推定無罪もない

・どんな命令でも従わなければ即刻国外追放される可能性がある

・言論の自由も、団結権もない 恋愛をするには国の承認が必要

・経済政策は中央委員会が一元的に計画する

・行動や電子通信は広く監視されている

・厳しく統制され、強制力がある 従業員の多くはトイレに行く時間や場所、回数まで決められている

・透明性はほとんどなく、情報公開法など想像すら及ばない
・一党独裁制を採っている 野党(労働組合)活動は一切禁止、監視または弾圧される

全文については、ここをクリック↓し、4番目の投稿まで画面をスクロールダウンすると閲覧できる。
http://web.archive.org/web/20071020051936/http:/iq.org/
 
◇グアンタナモの拷問とCIA引渡しによるスペインの判事の徹底的調査を米国が阻止しようと試みたのをWikiLeaksのケーブル(公電)が明らかにする

グアンタナモベイでの拷問とCIA特別引渡し便に打ち込む判事の調査を断念させるため、米国当局がスペインの検察官と役人に働きかけようと努力したのを、WikiLeaksによって開示される外交公電の大量の貴重な発見物のコレクションからの最新の暴露が明らかにします。Read more...(詳細はサイトから読めます)

◇バグダッドでの2003年ジャーナリスト襲撃で殺害されたカメラマンの訴訟を取り下げるため米国がスペインに圧力をかけたのをリーク公電があばく

スペイン人カメラマンJosé Cousoの家族によって持ち出される法廷訴訟を終結させるため、アメリカ合衆国がスペイン政府に圧力をかけたのを、リークされるマドリードからの米国大使館の公電が明らかにします。Cousoはアメリカ陸軍の戦車がバグダッドでパレスチナ・ホテルに発砲したとき殺されました、ホテルは2003年4月8日ジャーナリストでいっぱいになっていました。Read more...(詳細はサイトから読めます)

◇公電:アメリカはスペイン人の徹底的調査を阻止しようと試みた;イラク査問をめぐって英国がブッシュ政権を安心させた(確約を与える)

告発者ウェブサイトWikiLeaksによって公表される大量の外交公電の貴重な発見物のコレクションから秘密の暴露が現れ続けます。グアンタナモベイの拷問とCIA特別引渡し便と、イラクでの米軍による2003年スペイン人ジャーナリスト殺しの判事の追及をやめることでアメリカ当局者らがスペインの検察官と政府の役人に働きかけようとしたのを最新の露見した事実が明らかにします。文書はまた、英国政府のイラク戦争審問で精査から保護されるだろうとブッシュ政権が保証されたことも明らかにします。2009年11月に始まったチルコット審問の2カ月前にロンドンの米国大使館が、法的手続きを通じて英国は米国の権益を保護するため適当な対策を取るつもりであると英国のトップの役人が断言したと報告しました。イラク戦争がもはやアメリカ合衆国では主要な争点でないように見えるのに対して、いったん審問が始められればどうしても過剰な報道合戦になるものだとする英国の役人の言い分が引合いに出されました。

◇WikiLeaks創立者にインターポール(国際刑事警察機構)が逮捕状を発行

最新の秘密の暴露が持ち上がるとき、国際的な法執行機構インターポールがWikiLeaks創立者ジュリアン・アサンジに対する世界的逮捕状を発行してきています。スウェーデンの裁判所は先月、検察官が最初に事件を取り下げたあとに、レイプと痴漢行為の罪状でアサンジに逮捕状を発行しました。アサンジは申し立てを否定してきており、中傷合戦の標的であると言いました。彼はまたアメリカ合衆国で検討中でもあり、スパイ行為のもとに告発に直面する可能性もありました。アサンジの現在の所在は詳らかでありません。

◇言い立てられた機密漏洩者の死刑執行をハッカビーが要求する

WikiLeaksに対する機密文書リークで非難される兵士が激しさを増す世間の中傷に直面しています。本のサイン会で演説する元アーカンソー州知事で共和党の大統領に有望なマイク・ハッカビーが、ブラッドリー・マニング上等兵は処刑されなければならないと言いました。ブラッドリーは5月に逮捕されました。
マイク・ハッカビー:「あんな情報をリークした我が政府に内在する人はだれでも反逆罪で有罪だ。また死刑執行に満たない何事も寛大すぎる刑罰だろう。」

◇無人機攻撃をめぐってパキスタン人がCIAに法的通告を送る

兄弟と息子を殺害された米国の無人機攻撃のせいでパキスタン人男性がCIAを訴える試みについて遠慮なく言っています。 もし2週間以内に5億ドル支払われないなら訴訟を提出するとおどす法的警告をKareem Khanは発してきています。Khanの18歳の息子と兄弟はCIAの無人機がパキスタンの北ワジリスタンにある彼の自宅を爆撃した大晦日に殺されました。アメリカ合衆国は罪のないパキスタン人を攻撃してきているとKhanは言っています。
Kareem Khan : 「あなたがたが遂行しているこの無人機攻撃は貧しくて虐げられた人々を殺している、罪のない人々の生命が失われていると、私たちは彼らに申し述べるつもりです。あなたの法律がテロリストと名付けるひとりの人物をあなたがたは殺すことができないでいる。あなたがたはほんの罪のない人、子ども、 女性、高齢者だけを殺している。」

◇調査:SEC(証券取引委員会)はバンク・オブ・アメリカに対して手ぬるかった

銀行を救済する納税者の援助をあてにするという理由で、バンク・オブ・アメリカが証券の法律違反行為の報いとして手ごわい制裁を容赦されたのを政府の再検討が見つけ出してきています。最新の報告の中で証券取引委員会の監察長官は、メリルリンチによる取得で非合法の報酬という申し立てを調停することで、バンク・オブ・アメリカに対して業務監査機関が寛大にふるまったと言います。証券取引委員会は、投資銀行業務が影響を受けないのを確実にするため、バンク・オブ・アメリカに有利な和解を差し出しました。

(以上、デモクラシーナウ! 1 December 2010)
http://www.democracynow.org/2010/12/1/headlines

◇イランの核科学者が暗殺される

イランではテヘランの別々の爆弾攻撃で、ひとりの核科学者が殺され、さらにもうひとりが重症を負ってきています。報道によれば、オートバイに乗った攻撃者らが運転しながら作動するように科学者のクルマに爆弾を取り付けました。Majid Shahriariは、少なくとも近年怪しい事故のもとに死ぬ3人目のイラン人核科学者です。イランの国営TVは攻撃をイスラエルのせいにしました。

◇エジプトの与党が選挙結果の八百長で非難される

日曜日、エジプトで議会選挙が行われました。エジプトの野党は、快勝を確実にするため選挙結果をうまく操作すると与党を非難してきています。Human Rights Watchによれば、ジャーナリストの逮捕といやがらせや、少なくとも30の投票所で野党候補者の代表者の接近拒否を含めて、多数の不正の報告がありました。

(デモクラシーナウ!ヘッドライン 29 November 2010)
http://www.democracynow.org/2010/11/29/headlines