見つけた 犬としあわせ

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2010/11/25

手強い既成事実化



◇エルサレムの嘆きの壁開発計画は"不当"とパレスチナ人が反対する

占領下、東エルサレムの主要な観光地ぐるり領域を改良する約2300万ドルの問題の多い事業計画をイスラエルが認可

パレスチナ人によって不当(違法)と厳しく非難されてきている動きの中で、イスラエルは、ユダヤ教の最高の聖地であり、この上なく敏感なエルサレムの旧市街の論争地区、嘆きの壁ぐるりの領域を開発する約2300万ドルの5年計画を承認してきている。

第二神殿(Second Temple)の最後の跡としてユダヤ人によって崇めたてられる西の壁、または嘆きの壁は、毎年大勢の観光客を引き寄せる。祈るため、または歴史的な石と石の間のすき間を割って紙の切れ端に祈りの言葉を手書きするユダヤ人礼拝者のたわごとを見物するために。

イスラエル閣議によって承認された計画は、程近い考古学の遺跡に加えて壁と周囲の広場へのアクセスを向上させて、右肩上がり数の見学バスや専用車に満足を与えて、ためになる施設を備えつけることになっている。それは2004年に承認された初期の5年計画の継続だ。

「西の壁はユダヤの民族の最重要の遺産(先祖伝来)の場所」とネタニヤフ首相は言った。「老いも若きも、イスラエルと世界中からの巨万の訪問者にとって霊感の源であり続けることができるように、私たちはそれの開発と維持をゆだねられる。」

壁のすぐ上は、ハラムシャリーフ(Haram al-Sharif)として知られるイスラム教徒の居住区域だ、そこには岩のドーム(Dome of the Rock)やイスラム教徒にあっては第3の聖地のアルアクサ(al-Aqsa)モスクに場所を与える。その場所はユダヤ人には神殿の丘として知られた。

計画の発表はパレスチナ人から鋭い批判を引き出した。

「エルサレムの占領地域でのどんなイスラエルの活動たりとも違法」であるとパレスチナ自治政府の Ghassan Khatibはハーアレツ紙に告げた。

「和平はどうしても東エルサレムの占領の終わりを要求するものなので、和平プロセスが懸念されるほどにそれは有益でない」と彼は言った。

その領域ぐるりのユダヤ人の建設工事は、従来、抗議と暴力を誘発してきている。

エルサレムのキーとなるイスラム教徒とユダヤ人とキリスト教徒の聖地は、グリーンライン(敵対する2つの地域の境界線)または1967年以前の境界のほんの東側、旧市街のあちこちにある。国際社会によって承認されない行動でイスラエルは、1967年の6日戦争において東エルサレムを攻略し、後で併合した。

(ガーディアン紙 22 November 2010)

△写真:ユダヤ教超正統派のユダヤ人がエルサレムの旧市街にある西の壁または嘆きの壁で祈りをあげる(Photograph: Atef Safadi/EPA)

http://www.guardian.co.uk/world/2010/nov/22/israel-western-wall-plan-jerusalem