ペイリンがオバマに勝つ日
◇イスラエルの傭兵をロシアが解放する
写真:クラインは1980年代と1990年代を通じて反乱軍兵士AUCを助けるためコロンビアで有罪と評決された
写真はおっそろしい準軍事組織AUC
準軍事的組織隊の訓練に関与のため、コロンビアによって要求されたイスラエルの傭兵Yair Kleinを、ロシアが釈放したと報道は言っている。
元イスラエルの陸軍兵Kleinはイスラエルに向かう途中だとインタファクス通信が報じる。
2001年にコロンビアの裁判所は右翼のゲリラ組織養成のため欠席のまま彼を有罪とした。
インターポール(国際刑事警察機構)の令状のもとにロシアは2007年に彼を逮捕し、後日彼をコロンビアに引渡すことに同意した。
だが、彼がコロンビアで虐待を受けるかもしれないとの理由で、欧州人権法裁判所(ECHR)が引渡しを禁止する。
"麻薬王"
イスラエルのテレビ放送Channel 10 は19日金曜日、拘留されていたモスクワ刑務所から出発するKleinを見せた。
「Kleinは解放されて現在イスラエルへ行く途中」だとインタファクス通信が無名の保安筋の言説として引用した。
Kleinは1980年代と1990年代に麻薬王とゲリラ組織を助けて訓練するとして、2001年に欠席のままコロンビアで10年8カ月投獄の判決を下されてきている。
悪名高いメデリン麻薬カルテルのため殺し屋の幹部(中核)を育成するとして彼は有罪と評決された、罪を彼は否定する。
彼らはもっと後で、コロンビア統一自衛隊(United Self Defence Forces of Colombia:AUC)として知られた冷酷な準軍事的組織軍の推進母体となった、AUCはその国の最も悪名高い政治的暗殺のいくつかを遂行したと検察官は言った。
彼はまた反乱軍組織、革命統一戦線(Revolutionary United Front)への武器密輸の罪状で1999年にシエラレオネでも投獄の月日をつとめてきている。
彼は2007年以降、ロシアに拘留されてきている。Kleinの家族は引渡しと戦ってきており、それは避けられない死を意味するものだと申し立てる。
いくつかの法廷申し立ての結果として、ロシアの最高裁は2008年に彼の最終の控訴をしりぞけた、そしてKleinをコロンビアに引渡すことを命じた。
ECHRは、Kleinが深刻な虐待を受ける可能性もあるとして、それに不利な裁決を下した。
ロシアはECHRの決定に控訴したけれども、法廷は決定を支持した。
(BBC 19 November 2010)
http://www.bbc.co.uk/news/world-middle-east-11799078
◇テロ被告、大半の罪で無罪評決 米大使館連続爆破事件
ニューヨークの連邦陪審は17日、アフリカのケニアとタンザニアで1998年に発生した米大使館連続爆破テロ事件に絡む公判でタンザニア人のアフメド・ハリファン・ガイラニ被告(36)に対し、殺人など計285件の起訴内容で1件を除き、無罪との評決を下した。
有罪とされたのは米政府の建物、財産破壊の罪1件となっている。量刑裁判の公判は来年に予定されている。ガイラニ被告は2004年にパキスタン内で逮捕され、2年後にキューバにあるグアンタナモ米海軍基地のテロ容疑者収容施設に移送されていた。
今回の公判は、グアンタナモ基地に収容されるテロ容疑者として初めて米国内の一般法廷で刑事裁判を受ける例として注目を集めていた。オバマ大統領は同基地の収容施設を閉鎖し、一部の拘束者を米国内の一般裁判所で裁くことを計画しており、今回の評決内容がこの計画に軌道修正を迫る可能性がある。収容施設の閉鎖は共和党からの反発が強くて進展しておらず、一般法廷での裁判も治安維持などで懸念を強める候補地が難色を示している。
17日の評決を受け、同被告の弁護士は米国の司法制度の偉大さを示したと主張。一方、米司法省は文書の声明で、陪審の判断を尊重するとし、被告は最大で禁固20年の量刑判決を受ける可能性があると指摘した。検察当局は保釈なしの最大刑を要求する方針。
弁護側は公判で、陪審員の間で評決内容をめぐり意見の対立があったとして裁判の合法性を疑問視したが、判事はこれを退けた。判事はまた、検察側が立てた証人は、ガイラニ被告が威嚇的な手段を受けてその証人の身元を明かしたため、公判への召喚は認められないとの判断も示していた。
ケニアの首都ナイロビとタンザニアの最大都市ダルエスサラームで起きた米大使館同時爆破テロ事件では、10人以上の米国人を含む224人が死亡、数千人が負傷した。国際テロ組織アルカイダが犯行を認めている。
公判で弁護側はガイラニ被告はタンザニア情勢に通じているためアルカイダに利用されただけとし、共謀グループには加わっていないと無実を主張していた。
連邦陪審の評決内容については賛否両論が早くも出ており、テロとの戦いの推進者となったチェイニー前副大統領の娘が率いる保守系団体などは声明を発表し、テロとの戦いの戦時下にある米国で容疑者を一般法廷で裁くことの間違いを指摘し、オバマ政権を批判している。一方、人権擁護団体は公正な公判の結果と評価し、グアンタナモ収容者の他の容疑者も同様の裁判を受けるべきだと主張した。
(CNN 2010年11月18日)
◇アラスカ州上院選でマカウスキ(現職)が勝利宣言
2週間以上の票集計のあとにアラスカの共和党リサ・マカウスキ上院議員がティーパティ支援の対抗馬ジョー・ミラーをしのいで勝利を主張してきています。8月、ミラーが共和党の予備選で勝利したあと書き込み投票の候補者として選挙で争いました。マカウスキは1万票のリードと言いますが、ミラーはまだ敗北を認めるのを拒んでいます。 (党公認候補でないマカウスキについては記名投票だったため集計が遅れた。ワシントンポスト紙によると、記名投票で当選したのは1954年以来で史上2人目。)
◇ポルトガルのNATO首脳会議に反戦抗議者らが集まる
19日金曜に始まるリスボンでのNATO首脳会議のためオバマ大統領がポルトガル向かっています。オバマ政権はアフガニスタンにおける軍事戦略と少なくとも2014年までとする拘束力のない撤退期限を遅らせる新しい計画に対する支持を呼集めることを期待します。首脳会議に先んじてリスボン市内はポルトガル史上じつに最大の警備取締りに見舞われています。20日土曜日、平和活動家たちは反戦デモ行進で絶頂に達するいくつかの集会を開催するつもりです。抗議の主催者ペドロ・リマはアフガニスタン占領におけるポルトガルの関与を非難しました。
ペドロ・リマ:「ポルトガルが事実上戦争に加わっていること、私たちがその国、アフガニスタンによって荒らされたこともないこと、私たちがその戦争を後援していることを、リスボンの人々に知ってもらいたかった。戦争軍備につぎ込むため、かなりの金が社会福祉事業と教育から持ち出される。」
◇スウェーデンの検察官がWikiLeaksの創立者の逮捕を要求
スウェーデンの首席検事がレイプと痴漢行為の罪状でWikiLeaksの創立者ジュリアン・アサンジの逮捕を命じてきています。動きは、最初に取り下げられたあとに9月に再開された調査に続いて起ります。それはまたイラク戦争における拷問と一般市民の死亡者の新たな証拠を打ち明ける機密扱いの米軍文書の貴重な発見物のコレクションをWikiLeaksが公表して一カ月に満たないうちに起こります。アサンジは申し立てを否定してきていますし、彼は自分が中傷合戦の攻撃目標だと言っていました。ストックホルムの法廷は逮捕要求を認めるかどうかで審問(聴問会)を行う準備をしています。
◇ペイリンが2012年大統領の誘いをそれとなく匂わす
共和党の前副大統領候補サラ・ペイリンが2012年にオバマ大統領にいどむつもりであるとの最新のほのめかしを提供してきています。ABCニュースを相手にインタビューでペイリンは大統領選でオバマを負かすことができるのはたしかだと思うと言っています。
サラ・ペイリン:「現在私は状況を眺めていて、答えを見つけ出そうとやってみています、国にとって、論議(対話)にとって、私の家族にとっていいことかどうか、それがいいことかどうか。」
バーバラ・ウォルター:「仮に大統領に立候補するとして、あなたはバラク・オバマを破ることができますか?」
サラ・ペイリン:「そう信じます。」
(以上、デモクラシーナウ!ヘッドライン 18 November 2010)
http://www.democracynow.org/2010/11/18/headlines
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