見つけた 犬としあわせ

こころがどきどきするもの、見つけたとき、 それを作品にしたり、思わずなにかの形にして、人に 伝えたくなります。 見つけたとき感じた、しあわせ感覚が、ひとしずくでも 誰かに伝わったら、ダブルでハッピーです。

April 12, 2007

カート・ヴォネガット死す




カウンターカルチャーの小説家カート・ヴォネガット死す
ニューヨークタイムズ紙 12 April 2007
60年代と70年代、ブルージーンズの尻ポケットには彼の小説のペーパーバックが突っ込まれていたものだ。小説がアメリカのカウンターカルチャーの名著になると文字通り、彼は学生たちのアイドルになった。

ワシントンポスト紙 12 April 2007
戦争の不条理と科学の進歩に疑問を唱える風刺小説家として「スローターハウス5」や「猫のゆりかご」といった悲観的なユーモア作品で知られるカート・ヴォネガットが、水曜日に亡くなった。84歳だった。
生前のヴォネガットは、死ぬとしたら、飛行機に乗ってキリマンジャロの山頂にぶつかって死にたいと語っていた。また、老いることの難しさをジョークにすることもあった。
「ヘミングウェイが死を選んだ時、彼は人生の最期にピリオドを選択した。老いるには、むしろセミコロンがふさわしい。」
2005年、AP通信にヴォネガットはそう語っている。

2006年3月1日オハイオ州立大学での特別講演から抜粋:
「(司会者に)何を話せばいいのかな・・・ちょっと言いたいんだが、ジョージ・W・ブッシュは梅毒大統領です。」
「ブッシュとヒットラーの唯一の違いは、ヒットラーは選挙で選ばれたのだということです。もうみなさんもよく知っての通り、選挙は盗まれたんです。この土地(オハイオ州)でね。」
「この国には、世界の国々より富裕な人たちがいて、全てを支配しています。」
「民主党なんて存在しません。あれも共和党と同じように億万長者によって賄われているんです。」
「そんなわけで、ワシントンに国民の代表者はいません。労働者の影響力なんてまったくない。」
「私は今、世界の終わりに関する小説を書いていますが、世界は本当に終わろうとしてるんですよ!石油中毒のおかげでますます住みづらくなっている。ブッシュも同じことを最近言いました。盗作で訴えないといけません。」
「世界は終わりに向かっていますが、ちょっとした喜びはいつも嬉しいものです。最高なのは音楽です。毎晩一度は練習しないと。」
「一部の人々にとって戦争はとても儲かることです。かつてキリストはとても慈悲深く、貧しき者の味方でした。だが今では、彼も共和党員です。」
「私が小説を書き始めたのは、自分がとり憑かれていることに気づいたからです。自分が書いたものを見て言ったものです。“どうやってこんなこと、書いたんだ?”」

2004年10月29日 In These Times 誌掲載のコラムより抜粋:
化石燃料はあまりにも簡単に燃えてしまう!全ての灯りは消えようとしている。電気もやがてなくなる。あらゆる形態の移動手段は停止し、地球はやがて骸骨と骨、動かなくなった機械で覆われることになる。
もはや誰も抗うことはできない。ゲームに加わるには遅すぎる。宴をだいなしにしてはいけないが、真実に目を向けようではないか。私たちは、空気や水も含めて、まるで明日などないかのように地球の資源をムダづかいしてきたので、今では本当に明日というものを失いつつある。
さて、ダンスパーティーはもうお終い。でも、お楽しみはこれからなのだ。

写真は、彼のオフィシャルサイトにいまあるバードケージのイラスト。次は海辺を愛犬とともに走るヴォネガット。続いて1991年の湾岸戦争でのアメリカの連座に反対するコロンビア大学でのピースラリーで学生に向けて話をするヴォネガット。すべてニューヨークタイムズのウエブサイトでスライドショーとしてご覧になれる作品です。
http://www.nytimes.com/2007/04/12/books/12vonne
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