見つけた 犬としあわせ

こころがどきどきするもの見つけたとき、それを作品にしたり、思わずなにかの形にして人に伝えたくなります。 見つけたとき感じたしあわせ感覚がひとしずくでも誰かに伝わったら、ダブルでハッピーです。

2009/09/07

アフガンでもスキャンダル発覚



◇アフガニスタンでアメリカ大使館の警備員として働く請負人の部類のうちの違法行為を明るみに出すのを助けた告発者がスキャンダルの副産物で辞職した後、予想より早く英国の自宅に戻る。

アフガニスタンのキャンプ・サリヴァンで契約人R.A.インターナショナルの経営管理者として働いたテリー・ピアソンは、北米ArmorGroup(アーマーグループ)によって雇われたキャンプに住居を提供される警備員のなかの虐待を目撃したと言った。

「彼らがやっていたことは、まさしく愚の骨頂だった」とピアソンはCNNに語った。「そして無神経」と。

カブールの大使館を警護するため雇われた民間警備員のランク内の虐待、性的行為、おどしを契約者アーマーグループが許したとの申し立ては先週浮上した。会社と米国の当局者らが調査している。

アーマーグループの親会社、Wackenhut Services Inc.は、調査に「全面的に協力」しているとEメールで伝えた。

14人の警備員が解雇され、カブールのアーマーグループの経営チームがまるまる入れ替えられることになったとカブールのアメリカ大使館は言った。

大使館警備員の行為は悪ふざけとか気晴らしの度を超えたと彼は言った。

アーマーグループの上役はもちろん、彼の上役に彼の苦情を持ち込んだ。

受け取った答は、「”彼らはただうっぷんを晴らしているだけ”で、起こった出来事を見た興奮状態なのだと思う」だったとピアソンは言った。

大量解雇ではなく、品行の変化を期待していたとピアソンは言った。

だが、キャンプ・サリヴァンで、彼はなんとなくなにか間違ったことをしたここちになって、彼は辞職した。

それを提出するやいなやただちに辞職を考え直したが遅すぎたとピアソンは言った。

「キャンプ・サリヴァンにおける申し立てられるできごとについていま私たちは気づいていますが... 従業員の辞職はこの問題と関連していませんでした」とR.A.インターナショナルは声明で述べた。

監視グループ「政府監視計画(Project on Government Oversight:POGO)」がヒラリー・クリントン国務長官に手紙を送り、発見について記者に事情をよく知らせた先週、スキャンダルは明るみに出た。それはカブールの米国大使館の囲いを巡らした敷地内で働いてきている1ダース以上の警備員とのインタヴューとEメールに基づくものとのことだ。
英国リヴァプールの地元でCNNと話をするピアソンは、戻るチャンスを与えられても同じスタンスを取るつもりだと言った。
「仕事での尊厳と仕事での敬意はあなた方自身を大変にするより重要だ」と彼は言った。

(CNN 06 September 2009)

写真は、POGOが提供する悪ふざけの域を超えたカブールのアメリカ政府の契約警備員のパーティ

◇多数解雇、幹部更迭 カブールの米大使館警備員の不祥事

アフガニスタンの首都カブールにある米国大使館を警護する米民間警備会社の警備員の間で不当待遇、性的嫌がらせや脅迫などが横行、業務規律も乱れているとされた問題で、同大使館は4日、警備員14人が解雇されたと述べた。
また、同社「アーマーグループ」のアフガン担当幹部3人が職務を解かれた。大使館では他の警備員からも事情を聴いて問題点を洗い出す作業を進め、米国務省担当もアフガン入りし調査を開始した。国務省と同社の契約は来年7月までとなっている。アーマーグループの親会社は国務省の調査への協力を表明した。
今回の不祥事は、非政府組織の「政府監視計画(POGO)」の報告書で判明した。大使館警備員数十人からの直接聴取や電子メールでのやりとりなどで得た情報としている。警備員からのパーティーでのビデオ画像などを含めた告発を受けていた。POGOは、クリントン米国務長官に書簡を送り、状況改善を要請した。
性的嫌がらせなどの問題は大使館近くにある警備員宿舎で起きていた。画像は、裸になった警備員の下半身に流れる液体を別の警備員が飲み込む様子などが含まれていた。長時間勤務や新人へのいじめもはびこっていたとされる。同社はこれまでずさんな業務内容でたびたび注意も招いていたという。
米上院委員会は2カ月前、国務省に対し同社業務の監督不備を指摘、管理を強化するよう求めてもいた。国務省は、同社警備員の間の素行の悪さを承知しながらも対策を迅速に打ち出さなかったとも批判されていた。
(CNN 2009年9月5日)

◇アフガン:強奪された燃料車をドイツ軍空爆 90人死亡か

アフガニスタン北部クンドゥズ州の路上で3日夜、北大西洋条約機構(NATO)軍向け燃料を積んだ大型輸送車2台を武装集団が強奪。同州に駐留し国際治安支援部隊(ISAF)の一員であるドイツ軍機が4日未明、川岸で立ち往生していた2台を爆撃した。爆撃現場のチャウダラ行政区幹部や州警察幹部は毎日新聞の電話取材に「市民約40人を含む90人以上が死んだ」と語ったが、AFP通信によると、ドイツ軍は「武装集団56人を殺した」と市民の犠牲を否定している。
アフガンでは空爆による市民の犠牲が後を絶たず、政府は事実関係の調査に乗り出す方針だ。
州警察によると、チャウダラ地区は、同州で勢力を急拡大する旧支配勢力タリバンの影響力が強い。タリバンのザビウラ報道官は、「輸送車を先導していた外国軍を攻撃した」としながらも、「攻撃後に外国軍は逃走し、付近住民が乗っ取った」とタリバンによる強奪を否定した。
同地区のマウイディン区長は「現場にはばらばらになった遺体が散乱し、誰がタリバンかわからないほど遺体は焼けている」と語る一方、「タリバンに燃料の積み替えを命じられて集まっていた同地区住民らが空爆の犠牲となった可能性が高い」と指摘した。
(毎日新聞 2009年9月4日)