OBAMA
平和を求める女性の団体CODEPINKによると、ニューヨークシティの有権者の85%が平和と外交的手腕のオバマに票を投じた。
売り切れになったニューヨークタイムズの一面は「OBAMA」
4日夜のシカゴのオバマの勝利演説に集まった25万人とも伝えられる喜びに酔いしれる人々といっしょに混じりひとり大泣きしているジェシー・ジャクソン師の顔は特に印象的だった。昨夜のラリーキング・ライヴでどんな気持ちだったか聞かれ、彼は「喜びと怒り」だった、公民権運動時代、単に投票したと言って殺された黒人、理不尽さなど、思いがこみ上げてきたのだと語った。
他にも政治家が泣いた。コリン・パウエル前国務長官は5日のCNNのインタヴューで「アフリカ系アメリカ人の歴史を考えれば、非常に感動した」と涙を浮かべ、声を詰まらせた。ライス国務長官は5日、国務省で「皆さんに話したい」とみずから記者団の前に現れて「同じアフリカ系アメリカ人として、特に誇りに思う」と興奮気味に語った。(共同通信)
◇同性婚から略奪的貸付まで、全米150以上の州政策決定に有権者が住民投票
メディアが大統領選の報道に集中している間、11月4日には36州で153あまりの政策住民投票が実施されました。有権者たちは、クリーン・エネルギー、児童健康保険、幹細胞研究、略奪的貸付、アファーマティブ・アクション(積極的差別是正措置)、移民の権利、中絶、同性婚、養子縁組、非暴力的薬物犯罪、所得税、家畜の扱いなどなど、多義にわたる事項について投票しました。
◇カリフォルニアの提議第8号承認の見通し
今回最も注目が集まった住民投票は同性結婚の権利に関するものでした。カリフォルニアでは、提議第8号が承認へと進みました。この提議によりカリフォルニア州憲法は修正され、同州では男女間の結婚だけが有効でありまた認可されることになります。アリゾナ州とフロリダ州でも、同性の結婚を禁じる提議が投票で可決されました。
(デモクラシーナウ!2008年11月4日)
◇同性カップルへの結婚証明書配付を中止、ロサンゼルス
米カリフォルニア州ロサンゼルス郡は5日、前日の大統領選と同時に実施された同性婚に関する住民投票の結果を受け、同性カップルへの結婚証明書配付を中止した。
カリフォルニア州では結婚を男女間に限定する条項案「プロポジション8」についての住民投票を実施。日付が変わる4日深夜11時30分現在、開票率99%で賛成が52%と、反対の48%を上回り、可決がほぼ確実となっている。
同州では今年6月から、最高裁の判断に基づいて同性婚を認めており、有名人を含めた多くの同性カップルが結婚証明書を受け取っている。しかし、同性婚に反対する声も根強く住民投票となった。この条項が可決されれば、州憲法が改正され、結婚は男女間に限られることになる。
同様の「同性婚禁止」に関する住民投票は他州でも実施され、アリゾナでは開票率99%で賛成が56%と、反対の44%を上回り、可決した。フロリダ州でも、開票率99%で賛成が62%、反対の38%を圧倒して可決している。
アーカンソー州では、同性カップルが養子を迎えることを禁じる条項案が住民投票にかけられ、賛成57%、反対43%で、成立した。
コロラド州では、人工妊娠中絶やヒトの胚性幹細胞(ES細胞)研究に大きく関わる「人間としての始まり」を、法的に「受精の瞬間」と定める州法改正案が住民投票の案件となり、開票率92%で反対が73%と、賛成の27%を大きく上回って否決が確実となった。
また、ミシガン州では薬用マリファナの認可について、賛成63%、反対37%で可決した。
このほか、ワシントン州では医師の介助による自殺、すなわち安楽死について議論され、開票率63%で賛成58%、反対42%と、可決がほぼ確実となった。
(CNN 2008年11月6日)
写真はCODEPINKのお知らせからーー。
私たち全員、今まだ投票日夜の熱狂から落ち着きを取り戻しているところです。知ってました?ニューヨークシティの有権者の85%が平和と外交的手腕のために票を投じたんですよ!でも、私たちは来週水曜日にロックですばらしい時を過ごすNEW ERAパーティと、来週木曜日にはHEALTHCARE NOT WARFARE(戦争行為ではなくヘルスケア)行進と万人共通のヘルスケアのための集会に参加することを計画しています。
(CODEPINK 6 November 2008)
0 Comments:
コメントを投稿
<< Home