アメリカのキラードローネ
◇キラードローネ(殺人無人機)
米軍は敵を除外するのにキラードローネを何年も使用してきている。だが、空襲は通常、少人数のグループかまたは個人を標的にしてきている。昨夜、アメリカの無人機は報じられるところではパキスタンの戦闘員の囲い地への攻撃の間に20人殺害した。おそらくはこれまでで最もすさまじい無人機の空爆となるものだ。
パキスタンを拠点にするゲリラはアフガニスタンにおけるアメリカの作戦でトップの脅威として持ち上がってきている。米国の無人航空機、あるいはUAV、プレデター(奪い取る人)とリーパー(死神)が、戦闘員に対する反撃でアメリカの司令官の特別上等の兵器になってきている。パイロットのリスクなしに無人機は長時間ゲリラの陣地の上空を旋回できる。おまけに、政治的冒険も見たところ少ないようだ。アメリカのゲリラ隊(突撃隊)による地上任務や有人飛行はパキスタン指導部を激怒させ、地元兵士たちとの小競り合いを誘発してきている。少なくとも今のところ、無人機の空襲はもっと控えめな反応を引き起こすようだ。それに攻撃に対し、まことしやかに関係を否認する権利をいくらか提供する。最近、無人機プレデターがパキスタンで墜落した。米軍はUAVとはなんら関係ないと誓って断言した。
「8月の発端以降」、パキスタンの部族エリアでのUAVの攻撃は少なくともこれが19回目だとニューヨークタイムズ紙は書き留める。「2008年の最初の7カ月間に5回空爆があった。」ある空爆などは「パキスタン領内に25マイル(約40キロ)も入り込んで行われている。」そしてますます破壊を意図したきわめて致命的な攻撃になっている。9月の一週間にアメリカの無人機が4度の攻撃で50人以上を殺害した。
タイムズ紙や他のニュース局は無人機「プレデター」が攻撃したと信じる。だが、プレデターに代わり、むしろもっと大型で強壮なUAV「リーパー(死神)」が使われている可能性が高い。プレデターの450ポンド(約200キロ)に比べ、搭載爆弾3750ポンド(約1700キロ)のリーパーは、ヘルファイアー(地獄の火)ミサイルはもちろん、衛星誘導型爆弾や25トン爆弾を搭載できる。並外れた死の爆撃を成し遂げることができる。
(DANGERROOM 27 October 2008)
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