見つけた 犬としあわせ

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2012/09/24

GMトウモロコシでガン発生



写真は、フランスのNGO「遺伝子操作に関する独立情報研究機関」(CRIIGEN)が公表した、米アグリビジネス大手モンサント社の遺伝子組み換え(GM)トウモロコシをエサとして与えられ、ガンを発生したマウス(BBCに記事より)

遺伝子操作って、モンサント社の除草剤に耐性を持たせるためのものなんだよ!
怖っ!!

◇フランス政府は9月19日、遺伝子組み換え(GM)トウモロコシと発ガンの関連性がマウス実験で示されたとして、保健衛生当局に調査を要請した。欧州連合(EU)圏内での遺伝子組み換えトウモロコシ取引が一時的に停止される可能性も出ている。

農業、エコロジー、保健の各担当大臣らは、フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)に対して、マウス実験で示された結果について調査するよう要請したと発表した。3大臣は共同声明で「ANSESの見解によっては該当するトウモロコシの欧州への輸入の緊急停止をも含め、人間および動物の健康を守るために必要なあらゆる措置をとるよう仏政府からEU当局に要請する」と述べた。

仏ノルマンディーにあるカーン大学(University of Caen)の研究チームが行ったマウス実験の結果、問題があると指摘されたのは米アグリビジネス大手モンサント社の遺伝子組み換えトウモロコシ「NK603」系統。同社の除草剤「ラウンドアップ」に対する耐性を持たせるために遺伝子が操作されている。

仏専門誌「Food and Chemical Toxicology(食品と化学毒性の意)」で発表された論文によると、200匹のマウスを用いて行われた実験で、トウモロコシ「NK603」を食べる、もしくは除草剤「ラウンドアップ」と接触したマウスのグループに腫瘍を確認した。2年間(通常のマウスの寿命に相当)という期間にわたって行われた実験は今回がはじめてという。

ガンの発生はメスに多く確認された。開始から14カ月目、非GMのエサが与えられ、またラウンドアップ非接触のマウス(対照群)では確認されなかったガンの発生が、一方の実験群のメスのマウスでは10~30%で確認された。さらに24カ月目では、対照群でのガン発生率は30%にとどまっていたのに対し、実験群のメスでは50~80%と高い発生率となった。また実験群のメスでは早死も多かった。

一方オスでは、肝臓や皮膚に腫瘍が発生し、また消化管での異常もみられた。研究を率いた同大のジル・エリック・セラリーニ氏は「GM作物と除草剤による健康への長期的な影響が初めて、しかも政府や業界の調査よりも徹底的に調査された。この結果は警戒すべきものだ」と述べている。

取材に対し、モンサントの仏法人は「このたびの研究結果について現時点ではコメントはできない」と答えた。

現在、欧州への輸出は可能となっているが、域内での栽培は禁止されている。

(引用元:AFP 2012年9月21日)