見つけた 犬としあわせ

こころがどきどきするもの見つけたとき、それを作品にしたり、思わずなにかの形にして人に伝えたくなります。 見つけたとき感じたしあわせ感覚がひとしずくでも誰かに伝わったら、ダブルでハッピーです。

2019/07/04

大使館での幽閉から獄中へ

◇イギリスの保釈条件に違反するとしてジュリアン・アサンジが禁固50週の刑を宣告される (2019年5月1日)
by Natasha Lomas 

ウィキリークス創設者ジュリアン・アサンジは今日、サザーククラウン刑事裁判所の判決を下す審問で2012年のイギリスの保釈に必要な条件に違反するとして禁固50週の刑で収監された。

裁判所のスポークスマンはEメールでほぼ1年の保護刑期を正式に認めた。それはこの法律違反によって伴われる最大の刑罰、禁固12カ月にわずかに足りない厳罰だ。

アサンジの宣告のあとでウィキリークスはツイートで「ひどい」「復讐的」だと烙印を押した。

エクアドルがあらかじめアサンジに与えた外交的亡命者保護を取り下げたあと、エクアドル大使館での逮捕のあとに続く先月の審問で彼はすでに保釈条件に違反するとして有罪評決を下されていた。

アサンジは2012年にロンドンのエクアドル大使館に逃れてレイプ告発に直面していたスウェーデンへの身柄引き渡しを回避しようとつとめた、スウェーデンが彼をアメリカに引き渡すのを恐れたとアサンジは主張する。その結果として起こったことは彼を受け入れる国の忍耐が最終的に限界に達するまでみずから課したほぼ7年の大使館における幽閉状態だった。

この間に、彼が保護されていた外交的亡命者保護から彼を強引に引き出す見通しがまったくわからなかった、スウェーデンの検察官も彼に対する訴訟を取り下げた。

裁判所で弁護士によって読み上げられる手紙の中で、アサンジは「わたしが真相を追究した時にわたしが軽視したとみなす人々に無制限に」謝罪したとガーディアン紙は報じる、そして自分がいるのに気づく「並々ならぬ状況」を彼は恐れていたと主張して、逃れるという決定を今では悔やむということだ。

先月イギリスの警察に収監されるやいなや、アメリカに代わってアサンジはただちに再逮捕された。アメリカは機密扱いのコンピュータに侵入した陰謀で彼を告発しており、彼の引き渡しを求めている。

懲役50週は、彼がアメリカへの引き渡しに抵抗する闘いを始めている時に彼がイギリスの獄中にとどまることを意味する。

アメリカの告発は、ほぼ10年前の元米陸軍情報分析官で告発者のチェルシー・マニングによってウィキリークスの手に渡された軍事機密情報のリークに関連する。

マニングによってリークされ、ウィキリークスによって公開された文書には他のありのままを示すすっぱ抜きの中にまじって米軍が公式に報告された数より多くの一般市民を殺害したことを示したアフガニスタンとイラクからの何十万もの戦場報告書が含まれる。

アサンジは機密情報を公表することについて“ジャーナリスト”の身分と修正第一条の言論の自由擁護を主張しようと努めた。だが、アメリカの検察官は機密情報にアクセスするのを許したパスワードを解くのをウィキリークスの創設者が助けたと強く主張している、さもなければマニングにはリークはできなかったと。

もしアメリカに送還されてこれらの告発で有罪と決定されるならばアサンジは懲役5年までの刑に直面する可能性があった。

アメリカの引き渡し要請についての聴聞会のために彼は木曜にイギリスの法廷に戻ってくることになっている。

並行して、マニングもまたアメリカで投獄されている、ウィキリークスを調査している大陪審で証言することを拒否した罪で投獄されていた。

チェルシー・マニングの軍事機密文書の漏洩による最初の35年の刑は前アメリカ大統領バラク・オバマによって7年に減刑された。

https://techcrunch.com/2019/05/01/julian-assange-jailed-for-50-weeks-for-breaching-uk-bail-conditions/ 

△米司法省は23日、内部告発サイト「ウィキリークス」の共同創設者ジュリアン・アサンジ被告について、新たに17件の罪で起訴したと明らかにした。4月にイギリス・ロンドンで逮捕された被告をめぐっては、アメリカが身柄の引き渡しを求めている。

米司法省の起訴状によると、アサンジ被告は2010年に米軍の機密情報や外交文書を公開し、同国の諜報活動取締法に違反した疑いがある。

同省はすでに、同国の元陸軍情報分析官チェルシー・マニング氏と共謀し、政府の機密情報を扱うコンピューターに侵入した容疑でアサンジ被告を訴追している。有罪となれば最長5年間、刑務所で服役する。

先月11日、アサンジ被告はイギリスのウエストミンスター治安裁判所に出廷。定められた裁判所への出頭を怠ったとして有罪判決を受けた。

アサンジ被告には、2010年にストックホルムで開かれたウィキリークスの会合後、女性1人を強姦した容疑や、別の女性1人に性的暴行を加えた容疑がかけられていた。

一方、アサンジ被告は性行為は同意の上だったとして、容疑を否認。スウェーデンの検察当局による捜査開始後の2012年にロンドンのエクアドル大使館に保護を求め、以来7年間、スウェーデンへの身柄引き渡しを逃れてきた。

そのためスウェーデンの検察当局は、捜査継続が難しいとして、2017年に打ち切りを発表。強姦容疑については2020年8月に時効となる。

エクアドルのレニン・モレノ大統領は、アサンジ容疑者が国際条約に繰り返し違反し、諸外国の内政に干渉したとし、「アサンジ氏の行状について、我々として限界に達した」と述べ、保護中止を発表。これを受けてロンドン警視庁は先月11日、アサンジ被告をロンドンのエクアドル大使館で逮捕した。

アサンジ被告は裁判で禁錮50週を言い渡され、現在はロンドンのベルマーシュ刑務所に収監されている。

今回の起訴を受けてウィキリークスはツイッターで、「これは狂気の沙汰だ。これは国家安全保障上のジャーナリズムの終わりであり、米憲法修正第1条の終わりだ」と反論した。修正第1条では言論の自由が保障されている。

司法省のジョン・デマーズ次官補(国家安全保障担当)は、同省は「我々の民主主義におけるジャーナリストの役割について真剣に」受け止めているが、アサンジ被告は「ジャーナリストではない」と述べた。

「実際、ジャーナリズムにおける責任ある行為というのは、紛争地域において機密とされる個人名を故意に公開し、彼らを最も深刻な危険にさらすということではない」

ロンドンのベルマーシュ刑務所に収監されているアサンジ被告をめぐってはスウェーデンの検察当局が13日、強姦容疑の捜査を再開すると発表。米国と同様に被告の身柄引き渡しを求めている。

イギリスのサジド・ジャビド内相が両国どちらの要求を優先するか判断することになる。

マニング氏は、数十万件にも及ぶ軍機密情報を漏えいした罪で2013年に軍事法廷で35年の禁錮刑の判決を受け服役。バラク・オバマ前大統領の恩赦で減刑され、2017年1月に釈放された。

今年3月にウィキリークスに関する捜査への証言を拒否したとして再び収監されたが、今月9日に釈放された。

その後、大陪審による取り調べを拒否したことから、現在は再び収監されている。

マニング氏による機密情報漏えいは、アメリカ史上最大規模の情報漏えい事件の1つ。

https://www.bbc.com/japanese/48392131