見つけた 犬としあわせ

こころがどきどきするもの見つけたとき、それを作品にしたり、思わずなにかの形にして人に伝えたくなります。 見つけたとき感じたしあわせ感覚がひとしずくでも誰かに伝わったら、ダブルでハッピーです。

2019/01/29

嘘つきは戦争の始まり


◇ただもう仕事をするせいで昨年10月の時点で43人のジャーナリストが殺害された

AP通信 Oct 9, 2018 

ジャーナリストは戦争で破壊された地域から報道することの危険性を熟知している、だが、最近のトルコ、ブルガリア、メキシコでの3人の死亡または失踪は彼らの職業を常に行うために標的にされる報道記者に対する増大する脅威を明らかにする。

トルコ当局はイスタンブールのサウジアラビア領事館の中に入って以来行方不明になっているワシントンポスト紙の寄稿家、ジャマル・カショギを捜索している。サウジの支配体制について批判的に書いてきたカショギがそこで殺害されているかもしれないとの懸念がある。

ほかの場合にはブルガリアの建設会社による欧州連合(EU)補助金の濫用といわれているものについて報道した番組の司会者、TV報道記者のビクトリア・マリノバの殺害でブルガリア国営ラジオ局は犯人逮捕を報じた。

そして先週メキシコでジャーナリストで活動家のセルジオ・マルティネス・ゴンザレスがカフェで妻と一緒に朝食をとった時にバイクに乗ったふたりによって銃撃されて死亡した。

ジャーナリスト保護委員会は2018年10月までに43人のジャーナリストが仕事に従事して殺害されたと報告する。昨年2017年は全体で46人が死亡した。死者数は並外れてはいないし、実際、2015年と2013年は73人、2012年は74人ともっと高かったと委員会は述べた。異なっているのは彼らがどういう状態で命を落としているかだ。今年10月までのところ激しい戦闘の板ばさみになって8人が命を落としたのと比べて少なくとも27人のジャーナリストが個人的に殺害されているとジャーナリスト保護委員会は言った。1992年以降殺害されたすべてのジャーナリストのうち、848人が個人的に殺害され、1322人が戦闘の板ばさみになって命を落としたとジャーナリスト保護委員会は述べた。

「戦闘死と標的にされる暗殺はまったく別」とコロンビア大学の“ジャーナリズムとトラウマ(心的外傷)のためのダートセンター”常務理事のブルース・シャピロは言った。

長い間、麻薬暴力がジャーナリズムを危険にしてきたメキシコのような国々とはまったく異なってヨーロッパへの殺人の広がりは同様に警戒心を抱かせることであるとCPJ副常務理事ロバート・マホーニーは言った。

ブルガリアでのマリノバの死のほかにも、与党と親しい人々の中で脱税を調査したあとにスロバキアでJan Kuciakが射殺されて見つかった。マルタでは調査報道記者のダフネ・カルアナ・ガリチアが政府の汚職について彼女のブログでたびたび報じたあとに殺害された。

「たった今あなたが目を向けるいたるところに悪党がいる」と彼女は死ぬ直前に書いた。「事態は絶望的です。」

昨年6月、銃を携帯する殺し屋によるメリーランド州アナポリスでのキャピタル・ガゼット紙の5人の編集部員の死はアメリカ合衆国にぐさりと脅威をもたらした。一方、少数民族のイスラム教徒、10人のロヒンギャ族の男性と少年の殺害を調査していたロイター通信の記者Wa LoneとKyaw Soe Ooをミャンマーの刑務所から解放するように求めることで国連が必要とされてきている。

「ジャーナリストに向けられる全面的に世界中で広まる脅威と攻撃について心で了解する免疫があると言っても差しつかえない」とシャピロは言った。「そしてそれが非常に危険であるとわたしは思う。」

ヨーロッパの事件は、影響の重大性なしに国境の向こう側で行う不法行為にかかわる寡頭政治の支配者について言及すると思われると彼は言った。

ドナルド・トランプ大統領に責任を負わせないよう気づかうと同時に、彼の「国民の敵」との報道機関に対する攻撃には世界中で触れられる精神などをむしばむ影響があると専門家らは述べる。たとえ肉体の危険を感じていなくともジャーナリストは自分がたびたびオンラインで嫌がらせや脅威の標的でいるのに気がつく。

「わたしたちは報道機関をみくびるのではなくてアメリカ合衆国が世界中で報道の自由を弁護してそれを守るものとあてにするように慣らされる」とマホーニーは言った。

ジャーナリズムの団体(協会)は脅威を事実として受け入れて記者を保護するために行動を起こしたと専門家は言った。

「これに対して明るい面があるとすれば、ジャーナリストに罪をきせることやメディアに罪をきせることは権威主義に向かう道であることを民主主義の価値のために公然と戦う人々が理解しはじめていることだと思う」とシャピロは言った。

https://www.tulsaworld.com/news/usworld/ap/being-killed-for-their-work-is-growing-risk-for-journalists/article_d9e3cdd5-2dcb-536f-b534-63b67bd01f0a.html 
【ベルリン時事】ブルガリア検察当局は7日、女性記者が性的暴行を受け殺害されたと発表した。最近、欧州連合(EU)の補助金をめぐる汚職疑惑を取り上げた番組の司会を務めており、事件と関連があるか注目されている。AFP通信などが伝えた。
被害者は北部ルセのテレビ局TVNのビクトリア・マリノバさん(30)。6日、ルセの公園内で遺体で発見された。暴行の末、絞殺されたとみられるという。マリノバさん司会の番組は9月末、政界や財界関係者が絡むEU補助金の汚職疑惑を報道。番組に出演した記者2人は一時、警察に拘束された。(2018/10/09)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018100900142&g=int

【EPA=時事】タックスヘイブン(租税回避地)利用の実態を記載した「パナマ文書」の報道に関わった地中海の島国マルタの女性記者ダフネ・カルアナガリチアさん=当時(53)=が10月に爆弾で殺された事件でマルタ当局は容疑者10人を逮捕した。当局が12月4日声明で明らかにした。
逮捕者のうち少なくとも8人はマルタ国籍で警察の警戒対象だった人物もいたという。記者会見したムスカット首相は、捜査に当たり米連邦捜査局(FBI)や欧州警察機関(ユーロポール)、フィンランド警察の支援を受けたと説明。「関係者を裁くために全力を挙げる」と強調した。
報道によると、捜査当局は100万ユーロ(約1億3400万円)の報奨金を用意して情報提供を呼び掛けていた。 

◇アメリカの新聞社で銃撃 5人死亡、SNSで脅迫
AFP 2018年6月29日 
米メリーランド州の州都アナポリスで28日、日刊紙キャピタル・ガゼットの編集室が銃撃され、当局によると5人が死亡、容疑者の男が身柄を拘束された。事件前にソーシャルメディア上で脅迫があったことから、警察はこの新聞社を狙った攻撃だったとの見方を示している。

キャピタル・ガゼットのフィル・デービス記者はツイッターに、「銃を持った男がガラス扉越しにオフィスに発砲し、複数の従業員を撃った」と投稿。数人が死亡したと明らかにした。

キャピタル・ガゼットはアナポリス市内にある4階建ての建物に入居している。

メリーランド州アナランデル郡の警察当局は記者会見で、5人が死亡し2人が負傷したと発表。身柄を拘束された容疑者は同州在住の成人の白人の男で「(ライフルや散弾銃を含む類の)長銃」で武装していたと説明した。

警察は、襲撃を受けた新聞社がソーシャルメディアを介して繰り返し脅迫を受けていたことを明らかにするとともに、事件はこの新聞社を狙った犯行だったとの見方を示した。ただし、犯行の動機はまだ分かっておらず、脅迫の内容や、脅迫したのが何者かを調べているという。

アメリカのメディアによれば、身柄を拘束されたのはジャロッド・ラモス容疑者とされる。キャピタル・ガゼットを傘下に収める米紙ボルティモア・サンによると、ラモス容疑者は自身がハラスメント事件の加害者として報じられた2011年の記事をめぐってキャピタル・ガゼットと長年もめていたという。