見つけた 犬としあわせ

こころがどきどきするもの見つけたとき、それを作品にしたり、思わずなにかの形にして人に伝えたくなります。 見つけたとき感じたしあわせ感覚がひとしずくでも誰かに伝わったら、ダブルでハッピーです。

2018/11/29

93号線のビルボード


◇ガザのファーストレスポンダー(救急隊に引き継ぐまで的確な応急処置をする一次対応者)に名誉を与えるボストン外部のビルボードが圧力に迫られて降ろされる
パレスチナ弁護プロジェクト November 14, 2018

パレスチナの一次対応者に名誉を与えるビルボードの撤去について、今日、パレスチナ弁護プロジェクト(Palestine Advocacy Project)は下記の声明を出した。ビルボードはボストン外部でもう一週継続する必要があった。

ガザ地区の一次対応者に名誉を与える電子ビルボードは11月13日、4週継続の計画のほぼ3週で引き抜かれた。彼らの一員をテロリストや反ユダヤ主義と呼び、ボイコットするとおどして不満を訴える電話やEメールをビルボード会社が受け取ったからだ。

パレスチナ弁護プロジェクトはガザ地区の絶望的な状況に強い光を与えるために、そしてしばしばテロリストまたは犠牲者として描写されるガザの人びとの人間性と活動を強調するためにボストン近くの州間自動車道93号線上のビルボードのスポンサーとなった。ビルボードには死去したパレスチナ人医学生Razan al-Najjarの写真と「ガザの一次対応者に栄誉を与えます。命を救います。希望を奪還します。」とある文言が入る。それは10月24日に始まり、4週継続の計画の週ごとに50万人以上のドライバーが見るとみられた。ビルボードは肯定的なメディアの報道を受けた。

今週、このビルボードを主催するとして会社に損害を与えることを意図した反ユダヤ主義の非難で協調される攻撃的なキャンペーンがビルボード会社に対して開始された。ビルボードは言論の自由に対する進行中の攻撃の新たな犠牲者だ。パレスチナ・リーガルは2017年の報告書において、「イスラエルの政策について批判を表明したい人々の言論の自由を萎縮させて熱意をくじくためにイスラエル政府とそのアメリカの代理組織は懲罰的な措置にはなはだしく投資している。」とはっきり述べる。報告書は2017年だけでアメリカに置かれるパレスチナ関連の言論の自由に対する308件の攻撃を詳細に記録する。

Razan al-Najjarと他のガザの一次対応者は負傷した一般市民に付き添って世話をするために最善を尽くしている;それにもかかわらず彼らに名誉を与えることは“憎悪の的&反ユダヤ主義”の行為の意にとられる。ある苦情には、「ビルボードはわが国民を殺害し故国を破壊しようとする人々を称賛する!反ユダヤ主義は大昔からある、イスラエルに対する嫌悪はユダヤ人に対する嫌悪、まったく受け入れがたい!」と書いてある。この中傷キャンペーンはガザに住んでいる人すべてがユダヤ人を殺害することに熱心な反ユダヤ主義、ガザに住んでいる人は基本的人権の資格がない、ガザに住んでいる人との連帯のどのような表示もイスラエル破壊の要求に等しいという誤った概念に基づくと思われる。

パレスチナ弁護プロジェクトの創始者、Richard Colbath-Hessは、「ビルボードはきわめて肯定的でイスラエルの名を挙げてさえいません。それよりもパレスチナのヒーローの賞賛でした。攻撃されるように思うイスラエル論者を免れてパレスチナのヒーローであるはずがないのは明らかです」と一言した。

アメリカ合衆国から何千マイルも離れて運動に参加している人々のモンタージュを披露することにより、どんな見込みのある意図が達成されうるのか?ガザ地区で展開している危機をわたしたちが事実であると認めることがなぜ重要なのか?これらはパレスチナ弁護プロジェクトが進行中のビルボード・キャンペーンにより答えを得ようとする事だ。

パレスチナ弁護プロジェクトはガザの進行中の“帰還大行進”デモで負傷した抗議者を救い出して処置するために命を危険にさらすパレスチナ人医学生の自己犠牲と英雄的行為に名誉を与えるためビルボード広告キャンペーンに乗り出した。Razan al-Najjar(21歳)は負傷したデモ参加者を看護しようとしている間にイスラエルのスナイパーによって撃たれるほぼ(これまでのところ)120人の医学生のひとりだった。白い看護師のコートを着て武装していないことを示すため両手を上げながら彼女はこの6月1日に殺害された。

パレスチナ弁護プロジェクトのビルボードは「ガザの一次対応者に栄誉を与えます。」そして「命を救います。希望を奪還します。」とある文言と共に死去したパレスチナ人医学生Razan al-Najjarの写真を広げて見せる。パレスチナ弁護プロジェクトのボランティア、Padmini Baruahは、「アメリカ人は犠牲者またはテロリストという固定観念でパレスチナ人を見る傾向があります。わたしたちはパレスチナ人の暮らしや文化の最大限の深さまで人々に理解がおよぶことを望みます。彼らは勇気というすばらしい行いに耐えうる苦闘する人間です」と言う。

進行中の帰還大行進キャンペーンは2018年3月30日に始まった。そのねらいは進行中のガザ包囲と封鎖、結果として生じるガザ居住者が生きることを強いられる冷酷な状況を終わらせること、そして1948年に彼らまたは彼らの先祖が逃げることを強要された生まれ故郷(わが家)に戻るガザに住んでいる人の権利を復帰させることだ。たとえ抗議者の大多数は武器を持たないといえども、イスラエル国防軍は包囲された沿岸の飛び地で平和を好むおだやかな一般市民に対して無差別に発砲を続ける。ガザの保健当局によると2018年10月1日現在、イスラエル軍は少なくとも190人のパレスチナ人を殺害し2万1000人以上を負傷させている。犠牲者にはRazanのような医学生やジャーナリストに加えて、子ども、高齢者、障がい者が含まれる。

このキャンペーンのねらいは過去数十年におよび多くの牽引力に遭遇してきた問題について意識を高めることだが、それはごく少数によってしか理解されない。パレスチナ弁護プロジェクトの創始者Richard Colbath-Hessはこう説明する。「ビルボードの目的はアメリカに支援される封鎖の惨憺たる結果によって苦しんでいるガザに住んでいる人を支えるために命を危険にさらすRazanや他の援助要員の勇気と不屈の精神について意識を高めることです。」アメリカ政府が軍事援助として毎年38億ドル以上を提供することによりイスラエルの封鎖と軍事攻撃に手段を与えたことについてColbath-Hessは特に言及する。

過去数年の間、ガザ地区に住んでいる人々によって突きつけられる挑戦の情報は米国では国民の記憶から消えていった。これらのビルボードによって急襲下のままでいるパレスチナの人びとの権利を中心として対話の復活があることが望まれた。焦点は、軍事占領について複雑な挑戦を時間を越えて通り抜けたときパレスチナの人びとの中から浮かび上がった抵抗と生き抜くことの歴史を明るみに出すことだ。占領される人々から仲介者を剥奪する叙述部分に反抗してビルボード・キャンペーンは運動内から由来する独立心の強い勇敢な行動に一瞥を提供する。

ガザに住んでいる人は地域の子どもの大部分が栄養失調に苦しみ、大人のほぼ半分が確実にたべものを入手できないために世界でもかなりの最悪の人道的な状況で暮らす。ガザの居住者は97%汚染された水の供給にもかかわらず耐えており、一日あたりわずか4時間の供給電力を受けるのみだ。イスラエルの封鎖と民間のインフラの破壊の結果として地域は2020年までに“住めなくなりかねない”と国連は警告している。ガザはしばしば世界最大の屋外刑務所と呼ばれる。

ガザの危機がさらにエスカレートしないと保証するために、また状況が安定すると保証するためにすることはまだ多い。ビルボード・キャンペーンを通して試みは地域からの苦闘と生き抜くことの実例が忘れられないことを保証することだった。言葉とNajjarのようなヒーローの行動はインスピレーションを提供するのに大いに効果があり、そのような犠牲が必然になるのを止める前にどれほど多くのなすべき仕事をしなければならないか、冷静に思い出させるものでありうる。

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