見つけた 犬としあわせ

こころがどきどきするもの見つけたとき、それを作品にしたり、思わずなにかの形にして人に伝えたくなります。 見つけたとき感じたしあわせ感覚がひとしずくでも誰かに伝わったら、ダブルでハッピーです。

2023/11/28

人生で一度きり、ドローンの飛ばない空

 


この地図は、ナクバの1年前、1947年にナショナル・ジオグラフィック社により発行されたもの、“イスラエル”と呼ばれるものは存在しませんでした。


#人生で一度きり、ドローンの飛ぶ音がしない空を見上げてガザの砂浜を歩く これっきりの停戦の合間を縫ってガザの女性が動画を投稿

@YoumnaElSayed17


#ヤニス・バルファキス:

何百万人もの故国のない難民のパレスチナ人を爆撃、銃撃、そして恐怖に陥れる状態に戻すのは言い訳の立たないこと(許しがたいこと)だと、みんなで絶叫しよう。イスラエルの言い訳がなんであれ、わたしたちはなんとしてもその指導者たちに忌まわしい戦争犯罪を永続させた責任を負わせるつもりです。




◇ガザで四肢切断の子ども、推計で最多900人

CNN 2023.11.28

英国系パレスチナ人の外科医で、パレスチナ自治区ガザ地区で患者の治療に携わったガッサン・アブシッタ氏は、10月7日にイスラム組織ハマスがイスラエルに対して攻撃を行って以降、四肢を切断された子どもの数が推計で700~900人にのぼると述べた。

アブシッタ氏は数週間をガザの病院で過ごした後、最近になって英ロンドンに戻っていた。アブシッタ氏はロンドンで行われた記者会見で、麻酔薬や基本的な医薬品もない状態で子どもたちの手術を行ったと振り返った。

アブシッタ氏は「私の推計では、四肢を切断された子どもは現在、700人から900人いる。中には、複数の手足を切断された子どももいる」と述べた。

CNNはこうした推計について独自に確認ができていない。

アブシッタ氏は、他の人たちを残して来たことについて罪悪感を抱いていると述べた。アブシッタ氏がガザを離れた後、複数の医療関係者が死亡したという。

アブシッタ氏はまた、ガザで最大規模のシファ病院の下にハマスの司令部があるというイスラエル軍の主張を否定した。

アブシッタ氏は「私は2009年以来、戦争のたびにシファで断続的に働いてきた」と述べた。アブシッタ氏によれば、14年には赤十字国際委員会から、イスラエル軍がシファ病院を爆撃すると脅迫しているとの情報が寄せられたという。

アブシッタ氏は、シファ病院について、典型的な、かろうじて機能している第三世界の政府系の病院以外の何かがあるといった兆候を目撃したことは一度もなかったと述べた。

https://www.cnn.co.jp/world/35212019.html?ref=rss


#漏洩したイスラエル情報省の文書に関する報道によると、この爆撃作戦を通じて200万人以上のガザ地区の住民をシナイ半島の砂漠に追い出すことをイスラエルは計画している


計画はガザを無人化して再入植すること。

イスラエル情報省の国外追放指令は、

1.パレスチナの一般市民にガザ北部からの退避を要求し地上作戦を可能にする

2.ガザ北部から南部まで連続した地上作戦

3.ラファ全域で幹線道路を自由に通行できるよう開放する

4.シナイ砂漠北部に“テント・シティ”を設置し、パレスチナ人を再定住させるための街の建設をエジプトに定着させる


ウイキリークスのよると、

10月13日にイスラエル情報省が発表した検証済み文書は、ガザ民間人のエジプトへの強制移住が「前向きで長期的な戦略的結果をもたらす」ことを示唆している

この勧告文書は、シナイ半島のテント・シティ設立と人道回廊の開設、それに続くシナイ北部での帰還不可能な都市の建設を含む3段階のプロセスを想定するもの


#アントニオ・グテレス国連事務総長

一般市民の保護が最優先。

戦争法は、人命を守り、人道上の配慮を重んじることで明確なルールを定めている。

これらの法律は、功利的なご都合主義(あくどい私利追求)のために曲げることはできない。

国連広報センター



#フリージャーナリスト志葉玲のジャーナルより

イスラエルはハマスを支援してきた


今回のイスラエル軍のガザ攻撃はガザに拠点を置くハマス等の武装勢力によるイスラエル側への襲撃、特に民間人殺害と拉致が発端となっているが、そのハマスについて、日本のテレビ報道の中で語られていない重要な問題がある。それはイスラエルのネタニヤフ首相ら右派政治家がハマスを利用し支援してきたことだ。この問題は、現在のガザ攻撃にも大きく関係している。


ハマスにとって最も重要なスポンサーは中東の石油・ガス産出国の一角、カタールだ。このカタールからのハマスへの送金を見逃してきた、いや、むしろ庇ってきたのはイスラエル首相のネタニヤフ氏であることが現地紙「エルサレルム・ポスト」「タイムズ・オブ・イスラエル」等、複数のメディアで暴露されている。これらの報道によれば、2019年にネタニヤフ首相は与党の会議の中で、「パレスチナ国家に反対する人々はガザへの資金移送を支持すべき」と語ったとされる。また現地紙「ハアレツ」は「ネタニヤフ氏は過去14年、ハマスの権力を強化させ続けてきた」と批判している。

https://www.haaretz.com/israel-news/2023-10-20/ty-article-opinion/.premium/a-brief-history-of-the-netanyahu-hamas-alliance/0000018b-47d9-d242-abef-57ff1be90000


なぜ、ネタニヤフ氏はハマスを支援するようなことをしてきたのか?それは現地報道で暴露された発言などからもうかがい知れるネタニヤフ氏含むイスラエルの右派政治家の中東和平に対するスタンスがある。


1993年、米国の仲介でまとまったオスロ合意による中東和平で核となるのがパレスチナが将来、国家として独立しイスラエルと平和的に共存する、いわゆる「二国家共存」だ。しかし、ネタニヤフ氏ら、イスラエルの右派政治家は当時から「二国家共存」に反対してきた。それは彼らがオスロ合意に沿ってパレスチナ国家となるはずのヨルダン川西岸までイスラエルの領土だとする「大イスラエル主義」に固執しているからだ。オスロ合意後、パレスチナ自治政府が発足したが、その主流派のファタハのライバル関係にあるのがハマス。つまり、ネタニヤフ氏らイスラエル右派政治家にとってイスラエルとの衝突を続けるハマスが勢力を強め、対イスラエル穏健派のファタハと対立していたほうが、中東和平による「二国家共存」の実現阻止という点で都合が良いのだ。


実は、ハマスが穏健化する機会がオスロ合意後の流れの中で幾度かあったのだが、それをことごとく拒んできたのがイスラエルの右派政権だった。中でも衝撃的だったのは、2004年3月、ハマスの創設者で精神的指導者であったヤシン師がイスラエル軍の攻撃ヘリによるミサイル攻撃で殺害されたことだ。ハマス側は当然、激怒。イスラエルに全面戦争を宣言することになるが、生前、ヤシン師はその態度を軟化させ、イスラエルとの停戦を主張していたのだった。つまり、中東和平を支持していたヤシン師を殺害することでハマスを過激化させることにより、当時のイスラエルのシャロン政権は「二国家共存」への道を頓挫させた。


中東和平を阻止してきたネタニヤフ首相

1996年から現在に至るまで、実に6度もイスラエルの首相となっているネタニヤフ氏も、中東和平の枠組みを揺るがし続けてきた。ネタニヤフ政権が続く中で、激増したのがヨルダン川西岸のユダヤ人入植地。入植地の人口は2000年代には20万人程度であったのが、現在は約50万人にも倍増している。こうした入植地はパレスチナ人の家々を破壊し、土地を奪って建設される上、入植者の中には武装して近隣のパレスチナ人の村々を襲うテロリストのような過激派も少なからずいる。例えば、意図的にパレスチナ人を車で轢いたり、民家に放火したり、オリーブ畑を荒らしたり等、テロ行為とも言えるような蛮行を入植者は繰り返している。その入植者を護るため、イスラエル軍も来るので、入植地建設はイスラエルによるパレスチナ占領を固定化し、拡大させていくものである。入植地の拡大から、ヨルダン川西岸やエルサレム周辺でもパレスチナ側とイスラエル側の衝突は続いてきたが、こうした衝突を利用し、「強いリーダー」をアピールしてきたことがネタニヤフ氏が権力を維持し続けてきた要因でもある。しかし、入植地の建設はヨルダン川西岸の住民だけでなく、ハマスも強く憤ってきた。今回の大規模襲撃についてのハマスの声明の中でも入植地について言及している。


ガザでの「草刈り戦略」

紛争を「適度なもの」にコントロールしながら政権運営や外交安全保障政策に利用する―そうした戦略はガザにも適用されてきた。イスラエルはガザに対し、2008年末から2009年1月、2012年、2014年、2021年、2022年と大規模な攻撃を行った。これはハマス等のガザの武装勢力を生かさず殺さずにする、つまり、現地武装勢力がある程度力を蓄えてきたら打撃を与えるということを数年おきに繰り返すもので、伸びてきた草を刈るというイメージから「草刈り戦略」とも呼ばれている。米国の軍事シンクタンク「ランド研究所」が2017年にまとめた報告書は、イスラエルはハマスを殲滅できるが権力の空白でのガザの混乱に対する責任を取ることを嫌い、またより過激な組織が台頭する可能性から、ハマスを殲滅することはしなかったと分析している。つまり、ネタニヤフ氏らイスラエルにとってハマスは、いわば、利用するのにちょうど良い程度の脅威だったのだ。


また「ハマスの脅威」を口実に、ガザは封鎖され、人や物資の出入りが厳しく制限されたことで経済が破綻、住民の3分の2が貧困あるいは極度の貧困に喘ぐ状況に陥り、それが16年も続いている。他方、これまでのガザ攻撃でのイスラエル側の被害はガザのそれにくらべれば、10~30分の1程度と少なく、ネタニヤフ首相らイスラエルの右派政治家は、「紛争をコントロールできている」と考えていたようだ。それが過信であったことを示したのが今回のハマス等によるイスラエル側への襲撃だったのだ。


ハマスを利用することで、中東和平に背を向けてきたネタニヤフ首相の戦略が今回のハマス等による大規模襲撃を招いたとの指摘はイスラエルの各メディアで指摘されていることである。しかし、日本のメディア、特にテレビでは表面的な解説ばかりで、この間のイスラエルの右派政権の対パレスチナ政策の問題を批判的に分析するというような解説はほとんどない。


なぜこのような事態にまで発展してしまったのか、イスラエル右派政権の問題、特に長年にわたりハマスを支援し、利用してきたネタニヤフ首相の自作自演的な戦略を追及する報道もやはり必要なのではないかと思われる。

https://reishiva.theletter.jp/posts/6da023e0-739e-11ee-a492-ab9d73945d73



#エジプト、ラファの検問所前で取材中のアメリカCNNのレポーターに対し、若いエジプト人女性が詰め寄る動画が多くの共感を呼んだ

投稿された動画の彼女の発言(抜粋)はこんな感じだ:

「わたしたちは真実を語るためにここにいる。なぜなら、西側諸国が、特定はしない、多くの西側の放送局がアラブの非人間化に手を貸してきたから」


「1000人以上のパレスチナ人の赤ちゃんが死んでも、あなたがたはわたしたちと同じようには感じられない。」


「あなたがたは非難しないのか?あなたがたの局は報じないのか?これを報じてよ!真実を報じなさいよ!」


「あなたがたはただの従業員で操り人形でしかない。それはわかっている。……あなたがたにはあなたがたの外交方針がある。……あなたの政府の代弁者であること、あなたの政府を代表していることはわかっている。その上で言わせてもらう。」


「あなたの国は言論の自由を謳っている。でも実際、あなたがたのカスタマイズされた民主主義がハマスを生み出した。そしてわたしたちはいま占領を目にしている。あなたがたの沈黙が、あなたがたの不実な報道が生み出した結果なのよ!」


画面切り替わり、アメリカCNNのウォード主任国際特派員はこのエジプト人女性の発言を封じようと試みる。