見つけた 犬としあわせ

こころがどきどきするもの見つけたとき、それを作品にしたり、思わずなにかの形にして人に伝えたくなります。 見つけたとき感じたしあわせ感覚がひとしずくでも誰かに伝わったら、ダブルでハッピーです。

2024/01/27

歴史の間違った側に立つ

 

死者3万3360人 負傷者6万4150人 ジャーナリストの死者117人 強制的に避難(追放)された人びと200万人


つい先日、ガザの状況は「地獄」と表現し、WHOのテドロス事務局長が「言語に絶する」と思わず感情を露わにするシーンがあった


世界の普通の人間であれば、SNSで見る限り、ガザで惨殺される子どもたちの動画を見て嗚咽し、「もうたくさん、やめて!」と叫んでいる


なのに、ユダヤ人大量虐殺の過去の反省からイスラエル支持を国是とし批判できないのはともかく、イスラエルに代わってICJの裁判に介入するとまで言ってイスラエルを弁護するドイツ政府

南アフリカが大いに株を上げているのに対して、ドイツは国際世論の舞台で著しく株を下げている


今朝の東京新聞・本音のコラム「歴史は裁く」では、西欧数カ国の若者は口々に「欧米の偽善は目に余るが、特にドイツはまたしても堂々とWRONG SIDE OF HISTORY(歴史の間違った側)に立っている」と語ったとある

そして、「過去の汚点払拭に偏向する支配層が、将来の歴史的評価における汚点をまたひとつ、ドイツの次世代に背負わせるのは見たくない」と書く


#1月25日、ドイツ・ライプツィヒで行われたパレスチナ連帯デモでのグレタ・トゥーンベリの発言:

「私たちは常にあらゆる種類の抑圧に、帝国主義に、戦争に、そして差別と人種主義に抗って立ち上がり、声を上げなければなりません。パレスチナの側に立つということは、人間であることと同義です」


◇パレスチナ自治区ガザでのイスラエルの軍事作戦はジェノサイド(特定の人種の計画的な大量虐殺)に当たるとして南アフリカが提起した訴訟で国際司法裁判所(ICJ)は1月26日、イスラエルにジェノサイドの防止を命じた。


ICJはオランダ・ハーグでの審理で、イスラエルは軍事作戦による死と破壊を抑制し、ジェノサイドを扇動する行為を防止・処罰して、人道支援が確実に行き渡るようにするため「すべての措置」を講じる必要があるとの判断を示した。


南アフリカはホロコースト(ユダヤ人大虐殺)後に制定されたジェノサイド関係の国際法にイスラエルが違反したと主張。ICJに対し、イスラエルにガザ地区での戦闘停止を命じるよう求めていた。


26日の判断は緊急措置を求めた南アフリカの請求のみに関わる。ジェノサイド訴訟の本案審理には何年もかかる可能性があり、緊急措置が一時差し止め命令のような役割を果たす。


ICJのドノヒュー裁判長は26日、「ガザ地区の人道状況は破滅的であり、当裁判所が終局判決を下す前に一層悪化する深刻なリスクがある」との認識を示した。


ICJの判断は法的拘束力があり上訴不可能だが、履行を強制する手段はない。2022年、ICJはロシアにウクライナ侵攻の即時停止を命じたが、それから2年近く経過した今もロシアの戦争は続いている。


イスラエルは以前からICJの命令を受け入れない姿勢を示していた。イスラエル首相府はX(旧ツイッター)で「国際司法裁判所も悪の枢軸も、そのほかの誰も我々を止めることはできない」と表明した。


https://www.cnn.co.jp/world/35214458.html


◇南アフリカが起こしたジェノサイド訴訟はガザの行方にどのような影響を与えるか?

ARAB NEWS 26 Jan 2024


ハーグの国際司法裁判所で17人の裁判官によって審理されるこの裁判の中間判決は26日にも出され、イスラエルに対する一連の緊急措置が含まれるかもしれない。


最終的に裁判所が南アフリカチームの訴えを退け、イスラエルのジェノサイド条約違反を免責したとしても、この裁判は世界の世論に大きな影響を与え、戦争と国際秩序に影響を及ぼす可能性がある。


国際危機グループの中東・北アフリカ・プログラム・ディレクターであるヨースト・R・ヒルターマンはアラブニュースに語った。

「裁判所には強制力はないが、その決定には道徳的な重みがあり、イスラエルがガザでの軍事行動を自制するよう、国際的な圧力になるかもしれない。罪のない人々の命を救うために本当に必要なのは、即時停戦である。」


南アフリカが国際司法裁判所(ICJ)に提出したイスラエルに対する告発は、パレスチナ人の大量殺戮、深刻な精神的・身体的被害の付与、強制移住と必要物資の封鎖、保健サービスの完全破壊、救命医療と援助の妨害による出産の阻止など、主に5つの「ジェノサイド行為」に焦点を当てている。


1948年のジェノサイド条約は、ジェノサイドを特定の民族や国家集団の構成員を殺害することだけに定義しているのではなく、殺害はその集団を「破壊する意図をもって」行われなければならないとしている。


南アフリカはイスラエルの指導者、議員、兵士、コメンテーターによる10月以降の50以上のコメントや発言を引用することで大量虐殺の意図を証明しようとしている。


ネタニヤフ首相自身は、10月7日の攻撃後イスラエルは自衛のために行動していると裁判所を安心させるための声明を発表し、イスラエルがパレスチナ人をガザから追放しようとしているという指摘を退けた。


マルコム・H・カー・カーネギー中東センターのマハ・ヤヒヤ所長は最近の分析でICJ裁判の結果がどうであれ、イスラエルの世界的なイメージはすでに大きく損なわれていると述べた。

「ガザ紛争はイスラエルのイメージを再定義した。アパルトヘイト政策のようにパレスチナの土地の占領と入植は過ぎ去った植民地時代の名残と見なされている」

「はっきりしているのは、普通の人々が『もうたくさんだ』と言っているということだ」


グローバル・サウスのいくつかの国が南アフリカの裁判に結集した一方で、ヨーロッパ諸国の政府はこの裁判にあまり乗り気ではなく、ジェノサイドの罪にさえ反対している。

数日間にわたる審理直後、ドイツ、オーストリア、チェコ共和国(いずれもイスラエルの強固な同盟国)はジェノサイドの主張を否定した。ハンガリーはこの裁判を非難し、ベルリンはイスラエルに代わってICJに介入すると述べた。

先週、ヨーロッパ最大のイスラム教徒とユダヤ教徒の少数派を抱え、10月7日以降、親パレスチナ派の抗議活動を禁止しているフランスの当局者は、パリも同様にイスラエルに対するICJの訴えを支持しないと述べた。


一方、援助団体は国際人道法を守る必要性を強調し続けているものの、この裁判のどちら側にもつかないことを選択している。


国際司法裁判所(ICJ)の最終判決はまだ先のことであり、現実的な影響は限定的だろうが、イスラエルに対する国民の同情に大きな打撃を与え、少なくともガザで続く苦しみに世界の関心を集めることになる。

https://www.arabnews.jp/article/middle-east/article_110412/


#1月24日、イスラエルの文化遺産担当大臣が、11月に続いて、再びガザへの原爆投下を呼びかけた。

https://www.middleeastmonitor.com/20240124-israel-minister-renews-call-for-striking-gaza-with-nuclear-bomb/


#速報:イスラエルがたった一発で9人のジャーナリストを殺害

下記は今日殺害されたジャーナリストの名前:

Wael Abu Funouna

Ahmed Khair al-Din

Jabr Abu Hadros

Dr. Hassan Faraj Allah

Muhammad Nabil Al-Zaq

Muhammad Al-Thalaini

Hamada Al-Yazji

Muhammad Abu Huyidi

Mahmoud Mashtay


#イスラエルはアルジャジーラのジャーナリスト2人を爆撃、そのあとカメラマンのSamer Abu Daqqaのもとに医療従事者が駆けつけるのを約5時間にわたって妨げた、彼は失血死した。

「世界はこの殺害に憤るべきだ」と、無所属のジャーナリストSharif Abdel Kouddousは述べる。

@democracynow


#速報:南米コロンビアの大統領がノーベル平和賞を南アフリカに与えるよう求める。

「もし今すぐノーベル平和賞に値する人がいるとして、それはパレスチナの人びとを守るためにジェノサイドの罪でネタニヤフを告発した南アフリカの弁護団だろう。」


#TIMES OF GAZA 1月18日:

イスラエル軍は315個の地雷を使ってガザのパレスチナ大学を跡形もなく消し去った。

これでイスラエルはガザ地区にあったすべての大学の抹消を完了した。



#これは過去3ヶ月で最もすばらしいヨーロッパ人による発言かもしれない!

イスラエルはあらゆる面で負けている。

アイルランド人万歳!パレスチナ万歳!


下記の発言は欧州委員会の議員を務めるアイルランドの政治家クレア・デイリーによるものです

@ClareDalyMEP


イスラエルが負わせた壊滅的な死者の数にもかかわらず、イスラエルは負けています。戦地で、そして世論という法廷で。

これが終わればイスラエルは世界ののけ者になります、占領とアパルトヘイトは風前のともしびに加えて、そしてイスラエルもわかっています。だからできることをすべてやっているのです。

アメリカを巻き込むために、みずからの戦闘の重大性から免れるために、なりふり構わぬ攻撃 紛争拡大を狙ってレバノンやイラン、誰彼かまわず挑発しています。

イエメンで明白になったように、殺人者バイデンは代用になって役割を果たしています。彼のわきにヨーロッパの高慢なジェノサイドを加えて、それらがイスラエルの恐るべきことの継続を可能にしているのです。

それらがなければ、もう終わっていたでしょうに。

殺人者バイデンよ、あなたの言う出身地、アイルランドの先祖があなたとの関係を否認することに気づきなさい。わたしたちの国の名を口にしないでください。

そして、フォン・デア・ライエンとジェノサイド国家ドイツよ、あなたがたの言葉と行いでICJでイスラエルを支持しようとも、わたしたちの名を使わないでください。

ヨーロッパの人びとはパレスチナと南アフリカと共にあります。



かつてわたしが発行していたフリーペーパー“TAMA”のサイトに当時メールマガジンとして投稿していた「NewsFanzineもっと遠くへ」のページがあります

そのNo.421「ガザと文明の喪失:イーノ」が、2014年7月28日にブライアン・イーノがアメリカの友人デイヴィッド・バーンに宛てた手紙であることに偶然気づき、10年後のいま読み返しても、当時イーノが問いかけた疑問は今なお続くわたしたちへの大きな問いかけだったので再度ここに掲載することにしました

これは、ミュージシャンDAVID BYRNEのサイトのJornalで取り上げていた記事のつたない日本語訳です

(下記で原文が読めます)

http://davidbyrne.com/journal/gaza-and-the-loss-of-civilization


編集ノート: 金曜の朝、友人のブライアン・イーノからこのEメールを受け取とった。事務所スタッフとメールをシェアすると、全員がブライアンの重く価値のある短い手紙を公開することに大きな責務を感じた。これに応えてブライアンの友人ピーター・シュワルツがいかにしてボクたちがここに至ったかについて目を見張るような歴史的説明となる事実で答えてくれた。明白なのは、誰にも道徳的に気高い根拠がないということだ。


Dear All of You:

この手紙で暗黙のルールを破っていると感じてはいるけど、もう黙ってはいられない。


今日ボクはパレスチナ人の男性が泣きながら肉の入ったポリ袋を手に持っている写真を見た。ポリ袋の肉は彼の息子だった。この子は(病院の説明によれば)明らかにイスラエルの信じがたい新兵器、フレシェット弾を使用したミサイル攻撃によって切り刻まれた。フレシェット弾がどんなものか知っているだろ、人間の肉を引きはがす爆発物にぐるっと何百もの小さな鉄の矢が詰め込まれている。 少年はモハメッド・カラフ・アル=ナワスラ。4歳だった。


そして、イスラエルはおそらくガザで戦争犯罪を犯し、調査委員会を立ち上げたいと国連が言っているのを読んだ。アメリカはそれに署名はしない。


アメリカで何が起こっているか? ボクは自分の経験から君たちのニュースがどれほど偏っていてこの話の裏側についてほとんど聞かれされていないことを知っている。なぜアメリカはこの一方的な民族浄化運動を盲目的に支持し続けるのか?まったくわからない。それが単なる(ワシントン最強の親イスラエル圧力団体)AIPACの力だとは思いたくないけど…もしそうなら、君たちの政府は本当に根本的に腐敗しているということになる。いや、それが理由だとは思わない…でも、それが何なのかボクにはわからない。


ボクが知っているアメリカは思いやりがあり、心が広く、創造的で折衷的、寛容で寛大だ。親しいアメリカの友人である君たちはそれを象徴している。 でも、この恐ろしい一方的な植民地主義戦争を支援しているのはどのアメリカなのか? ボクには理解できない。今、世界のほとんどの人が「アメリカ」と聞いて思い浮かべるのが、どうして君たちの精神ではないのか?他のどの国よりも自由と民主主義の概念にアイデンティティの根拠を置いている国が口のきけないところに金を注ぎ込み、猛烈な人種差別主義の神権政治を支持するというのは、どれほどひどいことか。


ボクは昨年、妻のメアリーと一緒にイスラエルにいた。彼女の妹はエルサレムの UNRWAで働いている。ボクらを案内してくれたのは妹の夫でプロのガイドでもあるパレスチナ人のシャディと、イスラエル系ユダヤ人でパレスチナ人を殴ることを拒否したために暗雲が立ち込めて退役したイスラエル国防軍の元少佐、オーレン・ヤコボビッチだった。二人の間でボクらはいくつかの悲惨な状況を見ることになった。入植者が大便や小便を投げるのを防ぐためにパレスチナの家々は金網と板で囲まれていた。学校に向かうパレスチナ人の子どもがイスラエル人の子どもたちに野球のバットで殴られ、保護者の拍手と笑い声が起こる。村全体が強制的に立ち退きにあい、洞窟で暮らしている間に入植者3家族がそこの土地に引っ越した。丘の上にあるイスラエル人の入植地は下水を直接パレスチナ人の農地に流している。壁、検問所…そして終わりのない毎日の屈辱のすべて、「アメリカ人は本当にこれを容認しているのだろうか?本当にこれでいいと思っているのだろうか?それとも単に知らないだけなのか?」と、ボクはずっと考えていた。(UNRWA:パレスチナ難民を救済する国連難民救済事業機関)


和平プロセスについてはイスラエルはプロセスを望んでいても、和平は望んでいない。「プロセス」が進行している間、入植者たちは土地を奪い、入植地を建設し続けている…そしてついにパレスチナ人が哀れな花火を打ち上げると、イスラエルには自衛する権利があるので最新鋭のミサイルや劣化ウラン弾で叩きのめされ、粉砕される(一方、パレスチナには明らかに自衛する権利はない)。 そして、入植者の民兵はいつでも、軍隊が見て見ぬふりをしている間、喜んで暴力をふるったり、誰かのオリーブ畑を荒らしたりする。ちなみに、彼らのほとんどはイスラエル民族ではない。彼らはロシア、ウクライナ、モラヴィア、南アフリカ、ブルックリンから来た「帰還権のある」ユダヤ人で、自分たちには不可侵のもの(神が与えたもの)があるという考えを持って最近イスラエルにやって来た。その土地に直接行くと、「アラブ」は「害虫」と同一視される、単純な昔ながらの人種差別だ。それがボクらの税金が守っている文化だ。クラン(KKK)に送金するようなものだ。


でも、それ以上にボクを実際に悩ませているのはもっと大きな全体像だ。好むと好まざるにかかわらず、世界のほとんどの人の目から見てアメリカは「西洋」の代表だ。つまり、道徳や民主主義についてボクらが高圧的に語っているにもかかわらず、この戦争を支持していると見なされているのは西側なんだ。ボクは、啓蒙主義と西洋文化のすべての文明的成果がこの目に余る偽善によって信用を傷つけられつつあるのではないかと懸念している。ボクが見る限り、戦争には道徳的正当性はないが、実際的な価値さえない。それはキッシンジャー流の「現実政治」の意味をなさない。それはボクらを悪く見せるだけだ。


みんなに負担をかけて申し訳ない。君たちが多忙で、程度の差こそあれ政治アレルギーであることはわかるが、これは政治を超えた問題だ。ボクらが何世代にもわたって築いてきた文明の首都を浪費しているのはボクらだ。この手紙の疑問はどれも修辞的なものじゃない。本当に理解できないんだよ。


XXB