見つけた 犬としあわせ

ニュースのファンジン、世界のニュースのサンプリング。 一枚のCDを聴くように一枚のコラージュを眺めるようにこれを体験して欲しい。

2024/10/16

ハロウィンはなし

 

⌘ノルウェーのノーベル賞委員会は10月11日、2024年のノーベル平和賞を日本の被団協(日本原水爆被害者団体協議会)に授与すると発表。このヒバクシャとしても知られる広島と長崎の原爆生存者の草の根運動は、核兵器のない世界を実現するための努力と、核兵器を二度と再び使用してはならないことを目撃証言によって示してきたことで平和賞を授賞した。

#被団協ノーベル平和賞受賞。この時期の受賞には、ロシアとイスラエル、イランの核兵器使用を抑止する効果を期待するというメッセージがこめられている。国連が機能しない時にノーベル財団が影響力を行使しようとする。すばらしい政治センスだ。
ノーベル財団は核兵器使用を不道徳immoralと呼んだ。日本政府も核兵器を非人道兵器と認めるべきだ。(上野千鶴子)

#「ガザ地区では出血している子どもたちが親に抱えられている。まるで80年前の日本と同じだ」と2024年ノーベル平和賞受賞者の日本被団協共同代表である蓑牧智之さん。「この賞はガザで懸命に働く人たちに与えられるものと思っていた。」
広島・長崎には3万6000トンの爆薬が投下されており、これまでガザには8万2000トンの爆薬が投下された。

ノーベル平和賞を選ぶノルウェーのノーベル賞委員会はノルウェー国会が指名する5人の委員で構成される。任期は6年。選定が極端な政治色を帯びないように委員には「世界の紛争を客観視できる能力と意志」(ノーベル賞公式ホームページ)が必要だという。委員長は2024年からは39歳という若さのヨルゲン・バトネ・フリードネスが就任した。

欧州メディアなどによると、フリードネスはノルウェーの中道左派・労働党の推薦で指名され、21年から委員を務める。表現の自由を擁護し、投獄された作家らを支援する独立組織「PENノルウェー」の幹部でもある。

英ヨーク大学で国際政治学の修士号を取得。11年にノルウェー南部ウトヤ島で労働党青少年集会の参加者70人近くが殺害された銃乱射事件では、現場で復興活動にあたった。「平和賞が希望を生み出す」と述べ、紛争解決への道筋を作ることに賞が重要な役割を果たすとの持論がある。(毎日新聞参照)

ヨルゲン・バトネ・フリードネスは今回の選定にあたり、「世界は想像力がなさすぎる」というようなことを述べている
グレタ・トゥーンベリもそうだが、世界にとって、この新種のリーダーの想像力が唯一と言ってもいい希望にも思える


#これは現在占領下にある歴史的なアラブの都市、ハイファ市のマンホールの蓋です。この特別な蓋はパレスチナ政府が本来のところにあった1936年にさかのぼり、2万7000平方キロメートルに相当する領土、歴史的なパレスチナの情勢を見渡します。現在イスラエルと呼ばれている国ができる12年前のことです。

#イスラエルが再びUNIFIL(国連レバノン暫定軍)平和維持部隊を攻撃してさらに2人のヨーロッパの兵士を負傷させたあと、マクロン大統領がイスラエルに怒っている:「UNIFIL部隊がイスラエル軍によって故意に標的にされるのを見るのは容認できない、わたしたちはこの行動を非難する、わたしたちはこれを容認しないし、再びこれが起こることを容認しない。」

#レバノン国境には持ち場の警戒区域を出ろとイスラエルから脅しを受けているアイルランド率いる50カ国からなる1万人の国連平和維持軍がいる。彼らはどこにも行かないと拒否している。彼らの役割は平和のためであり、それに対して忠実だ。人類、人道の側にいる。(10月9日、ハワード・ベケット)

#レバノン南部の国連平和維持軍によって維持される3箇所の守備位置にイスラエル軍が発砲したと国連が断言する。イスラエルは長いこと国連を無視してきたが、今や平和維持軍に事実上宣戦布告した。スターマー首相は今すぐ武器販売を禁止しなければならない。(ハワード・ベケット)

#イギリスの元国務大臣アラン・ダンカンはイスラエルに対し、違法なパレスチナ占領をやめるよう求めた。「パレスチナから出ていけ、そこは君たちの国じゃない」

#イギリスのスターマー政権は、ネルソン・マンデラの孫である南アフリカの国会議員が「ガザ・ジェノサイド」に関する会議に出席するためイギリスに入国するのを禁じた。

#米英はレバノンとの戦争でイスラエルを全面的に支援している。ヒズボラはNATOの半分と戦っている。あらゆる支援にもかかわらず、いまだ倒すことができないハマスに対しても、イスラエルは孤立するつもりはない。
アメリカ空軍のボーイングE-3Bセントリーとアメリカ海軍のEP-3EアリエスIIがレバノン沖で活動中、イスラエル空軍のために情報を収集している。
英国空軍シャドウR1が同じ任務でガザに向かっている。

 

そうだ、すごくうれしいニュースが入ってきている

速報:10月1日、フランス、ストラスブールの欧州評議会議会はジュリアン・アサンジが政治犯として勾留されたことを評決により正式に認めた。

当然のことながら、アメリカの面目丸潰れ!

下記はアサンジの友人であり長年の支援者であるジェレミー・コービンの10月11日の投稿
「ジュリアン・アサンジを取り戻し、彼の長く待ち望まれていた自由を祝えたことは名誉だった。何年にもおよぶきびしいキャンペーンの後、ジュリアンはついに政治犯として認められた。きわめて重要な勝利だ。さて、わたしたちは彼の恩赦を確実にするという次のステップに集中しなければならない。」

 

欧州評議会議員会議:アサンジを「政治犯」と認定
2024年102日、欧州評議会議員会議(PACE)はウィキリークスの創設者であるジュリアン・アサンジを「政治犯」と認定する決議を採択した。同議員会議は2012年に政治犯の定義を欧州人権条約が保障する思想・良心・信教の自由、表現・情報の自由、集会・結社の自由などに反した抑留が行われた場合などと定めている。今回の決議ではイギリス政府によるアサンジの扱いが彼を政治犯と認めるに値するとした。

アサンジは2019年にアメリカのスパイ防止法違反で起訴されていたが、罪が問われた内容は「本質的にはニュース収集と出版」だと同議員会議は主張した。問われていたいずれの罪においても有罪判決を受けていなかったにもかかわらず、アメリカへの引き渡しが検討されていた5年以上の間、イギリスにある凶悪犯罪者用の最高警備刑務所に独房監禁されていた。アサンジは2024年6月に司法取引が成立、釈放され、101日に欧州評議会議員会議で証言した。採択された決議は以下のように、アサンジの扱いによる世界への影響にも言及した。

「スパイ防止法に基づく前例のない有罪判決が、民主主義社会の機能にとって不可欠な事柄を報道するすべてのジャーナリスト、出版社、その他の人々に、危険な萎縮効果と自己検閲の風潮を生み出すことを深く懸念している。さらに、報道の役割と世界中のジャーナリストや内部告発者の保護を著しく損なうものである。」
https://globalnewsview.org/archives/24967