傷だらけのシリア
⌘アサド転覆後シリアの受難は終わるのか、それとも新たに始まるのか?
デモクラシーナウ December 12, 2024
シリア国民が通りで壊れやすい新たな自由に反応を示す一方、イスラエルはゴラン高原やヘルモン山の斜面など数十年にわたり占領してきた領土の奥深くに軍隊を派遣するのに加えて、シリア全土の軍事目標と称する場所を500回ちかく攻撃、破壊してシリアに対し凄まじい攻撃に乗り出している。「このたちの悪い略奪が、長い目で見た必然的に伴いかねない致命的なダメージを無視するべきではない」とイスラエルのハアレツ紙のコラムニストで編集委員のギデオン・レヴィは書いている。「この領土を強奪することに起因するイスラエルのダメージは確実にやってくる。これらの領土のかっぱらいは新たな戦争の口実になるだろう…結局、決して癒えない深い恨みとして終わるのだ」と。
ジョセフ・ダヘルは、そこでクルド人住民を攻撃しているシリア北部のトルコとイスラエルが新しい自由なシリアにとって差し迫った脅威だと指摘する。
「より広範な中東と同様、イスラエルはシリアの民主化プロセスを見ることに関心がない、なぜならパレスチナの大義に味方してそれがさらなる連帯をもたらすことを承知しているからだ」とダヘルは述べ、軍事攻撃はふたつの目的のために働くと付け加えた。「今後のシリア国家を弱体化させること、そしてシリアで自立を促されることになる今後の国民に対し、イスラエルへのどのような敵対的、好戦的な態度も攻撃されることになるとの政治的メッセージを送ることだ。」
シリアの党派的な拮抗やイスラエルそしてトルコからの領土権の侵害に加え、ロシアはシリアに2つの主要軍事基地を構えており、その維持を望んでいる、そしてアメリカもまた部隊を派遣している。アメリカは少なくとも2016年以来シリア領を占領しており、表向きはISイスラム国と戦うためにさまざまな部隊を訓練し、必要なものを与えているが、シリアの油田をめぐり支配力を長期にわたって持続的に行使するためでもある。1973年の戦力決議で義務付けられた12月6日の議会への報告書でバイデン大統領は次のように書いている、「現地の精査された地上部隊と連携して作戦を遂行するために、米軍の小規模な駐留がシリアの戦略的に重要な場所にとどまっている。」
イスラエルのように、アメリカもまたアサド崩壊の後を受けて拠点を爆撃した。ペンタゴンの中央軍またはCENTCOMは記者発表で、「12月8日、シリア中央の一般にISISで知られるイスラム国の駐留地と工作員を標的にする数十回の精密空爆を実施した」と述べ、いつもの主張として「民間人の犠牲者の兆候はない」と付け加えた。
シリア国民は半世紀におよぶ抑圧と権威主義、そして少なくとも50万人が殺害され1400万人もの人びとが強制移住させられたおよそ15年の内戦から抜け出している。シリア人たちが彼らの社会を再建するとき、新たな国家が失望させないことを保証するのに世界的な連帯と草の根の支援が必要になるだろう。https://www.democracynow.org/2024/12/12/after_assads_overthrow_will_syrias_suffering
シリアのアサド政権はイスラエルと対峙するレバノンの親イラン抵抗組織ヒズボラにイランが武器供給するための経由地としての役割を果たしてきた だから「ヒズボラを支える主要ルートが失われた」とイラン外交筋は述べている
中東の親イラン組織や政権が緩やかにつながってきた「抵抗の枢軸」だが、「大部分が崩壊した」とニューヨークタイムズ紙は書いている ヒズボラの一層の弱体化でイスラエルへの圧力は弱まる
8日、アメリカ中央軍はシリアで過激派組織ISイスラム国の拠点を空爆したと発表、イスラエル軍は化学兵器やミサイルが過激派に渡るのを防ぐためと言ってシリア各地を空爆した(12月10日東京新聞参照)
シリアのイスラエルによる占領地ゴラン高原の国連が監視する非武装地帯をイスラル軍が掌握し、さらに首都ダマスカスを望むヘルモン山頂のシリア側を制圧した
12日共同通信によれば、国連から「停戦協定違反」と批判され、サウジやエジプトなど周辺のアラブ諸国が猛反発する中、ネタニヤフ首相はアサド政権崩壊で「停戦協定は崩壊した」と主張、まったく意に介さない 「われわれはイスラエルを守るため、あらゆる手段を講じる」とシリア領土内で通告する
#シリアが陥落。イスラエルのモサドとアメリカ政府内の裏切り的な傀儡がバッシャール・アル・アサド政権を打倒した。まさしくわたしたちの目の前で展開する大イスラエル計画(Greater Israel Project)をわたしたちは傍観している。
#ジェフリー・サックス教授がTVで説明する:シリア、アサド政権転覆をオバマ政権がCIAを投入して工作、これが ISISの出現につながる シリア内戦の原因は「アメリカによる工作・介入」だと。
#重要な背景、アメリカのティンバー・シカモア作戦。オバマ政権時にアサド大統領の排除を目指し、反政府勢力に資金・武器支援と訓練を行った。政権転覆の危機によりシリア政府の要請でロシアが介入。ネタニヤフもこの作戦を推すロビー活動をしていた。
#「シリアの反政府勢力HTSがCIAとイスラエルの創案であることは疑いようがない。」
「これは、シリアからレバノンへと流れる援助を阻止するためにダマスカスの政府を転覆させようとするアメリカ、イスラエル、そしてトルコによる企てだ。」―イギリスの元外交官
#いわゆる「シリア反政府勢力」はアメリカが作り出したもので、ダマスカスを不安定にし地域の安定を乱すために資金、武器、支援を受けた。これは革命ではなく、外国の干渉だ。
#抵抗運動は裏切られた。ガザからレバノン、シリアまで。抵抗の枢軸は終わるかもしれないが抵抗運動は残るだろう。イスラエルという大量虐殺テロ国家はシリアの永遠不変の敵であり、常に存在の脅威をもたらすもの。シリアの魂のための戦いは終わっていないし、世界中に及ぶ不幸を引き起こす大シオニストの災いとの戦いも終わっていない。わたしたちと共に立ち上がった人たちに感謝する。わたしたちは犠牲となったものを決して忘れない。この苦闘が次のフェーズに入るとき、わたしたちのことを忘れないでほしいと願う。
Tahiya Suria, Long Live Syria!
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