見つけた 犬としあわせ

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2025/01/09

無知のなかで死ぬ

 


⌘わたしがワシントンポスト紙をやめる理由
民主主義は報道の自由なしには機能しない

ANN TELNAES JAN 04, 2025


わたしは風刺漫画家として2008年からワシントンポスト紙で働いていた。掲載するため提出した漫画について編集者による感想や有意義な話し合い、そして意見の相違を経験したことはあったが、その間にわたしのペンが狙い撃ちするために選んだ対象または人物のせいで漫画が没にされたことは一度もなかった。その時までは。


没にされた漫画は、次期大統領トランプの到来で好意に取り入ろうと全力を尽くしている億万長者のテクノロジーおよびメディアの最高経営責任者を批判している。最近、もうかる政府契約があり規制撤廃に関心のあるこの男性らがトランプのフロリダにある豪邸マール・ア・ラーゴにやってくるという複数の記事があった。
漫画の一団にはマーク・ザッカーバーグ(FacebookおよびMetaの創設者兼CEO)、サム・アルトマン(AIのCEO)、パトリック・スーン・シオン(LAタイムズの発行人)、ウォルトディズニー・カンパニー(ABCニュース)、ジェフ・ベゾス(ワシントンポストのオーナー)が入っている。
編集ページの編集者が漫画の中の視覚的な比喩が不明瞭だとか漫画家が意図したメッセージを正しく伝えていないと感じた場合、それに異議を唱えることはまれではありません、でもそのような編集者の批判はこの漫画の場合には関係なかった。明確に言うと、スケッチがもどされたり修正が求められる例はあっても、漫画の注釈に内在する観点のせいであったことは一度もない。これは状況を一変する契機であり…報道の自由にとって危険です。

(漫画のラフが没にされた)上の画像


長年にわたり、わたしは海外の同僚たちが生活や時には命を危険にさらしながら不正を暴き、自国の指導者の責任を追及するのを見てきました。ジュネーブに拠点を置く「フリーダム漫画家財団」の諮問委員会メンバーであり、「漫画家の権利」の元理事として、わたしは風刺漫画家は市民の議論に不可欠であり、ジャーナリズムにおいて重要な役割を担っていると信じています。
「ヘイ、君は会社のために働いているのだから、会社には社員が会社にとって良いことに従うことを期待する権利がある」と言う人もいるでしょう。公共の義務があり、民主主義の中で自由な報道を育成する義務がある報道機関についての話のほかは事実通りです。そのような報道機関の所有者にはその報道の自由を保護する責任があり、次期独裁者の機嫌を取ろうとすることは、その報道の自由を陰険な手段で傷つける結果にしかなりません。
風刺漫画家としてわたしの仕事は権力者や機関に説明責任を負わせることです。初めてわたしの編集者はわたしがその重要な仕事をするのをじゃましました。そこでわたしはポスト紙を去ることにしたのです。わたしの決断が大きな騒動を引き起こすことはなさそうだと思うし、ただの風刺漫画家だからと言って無視されることもなさそうだと思います。でも、わたしは風刺漫画を通して権力に対して真実を負わせることをやめません。なぜなら、よく言われるように、「民主主義は暗闇(無知)の中で死ぬ」からです。


Thank you for reading this.

https://anntelnaes.substack.com/p/why-im-quitting-the-washington-post


マイケル・ムーア監督、パレスチナ映画に参加「世界と共有する手助けができることは名誉」。米アカデミー賞ショートリスト入り作品「From Ground Zero」はイスラエルによる攻撃が続くパレスチナ自治区ガザ地区で生きる22人のパレスチナ人監督らによって制作された。

本作品は、米アカデミー賞の国際長編映画賞部門のショートリストに選ばれており、1月3日から全米で公開される予定。

マイケル・ムーアは、現地時間の12月30日に声明を発表。「パレスチナ人映画監督たちは、まさに映画のような奇跡を成し遂げた。(国際人権団体の)アムネスティ・インターナショナルヒューマン・ライツ・ウォッチが現在(イスラエルの行為を)『ジェノサイド』(大量虐殺)と指摘している状況の中で監督たちは素晴らしい映画を作り上げた」と称えた。The Hollywood Reporterによると、本作品はガザ出身のパレスチナ人監督、ラシード・マシュハラーウィー氏が主導した。

ムーアは、マシュハラーウィーを含む本作品に携わったパレスチナ人監督たちが手にしている唯一の武器は「カメラと創造性」だと述べた。その上で「どの映画監督や作家、アーティストも、自らの絶滅の物語を語ることを強いられる状況に置かれてはならない。監督たちと連帯し、その物語を世界に共有する手助けができるのは名誉なことだ」と語った。

「From Ground Zero」のマシュハラーウィー監督は、「(米アカデミー賞に)ショートリスト入りしたことにチーム全員が謙虚でありながらも非常に興奮しています。マイケル・ムーアの参加によって、私たちはさらに力を得ました。パレスチナ人の人間性や回復力を描き、創造性を世界と共有し、正義と理解の力としての映画の可能性を示すことができます」と声明で述べた。

https://variety.com/2024/film/global/michael-moore-from-ground-zero-palestinian-oscar-entry-1236261265/