現金に体を張れ
キューブリックがカメラマンだった頃の写真
スタンリー・キューブリックは映画監督になる前にカメラマン見習いとして写真雑誌「ルック」で働いた。ニューヨークシティカレッジ時代にはジャズバンドのドラマーをめざしたこともあった。
ルック誌に載った自分の写真を元に短編ドキュメンタリー作品「拳闘試合の日」を製作したのが映画を選ぶきっかけとなる。
イリノイ州シカゴでキューブリックが撮った写真から3枚。
撮影・公開:1949年
タイトル:レスリングの試合中に相手のレスラーをマットに押さえつけるゴージャス・ジョージ
初期の作品(1956年)「ザ・キリング(現金に体を張れ)」が大好きなわたしにはマットに叩きつけられたレスラーの写真はこの映画のオリジナルポスターの絵を彷彿させて気になる。
撮影・公開:1949年 タイトル:イリノイ州シカゴの教室で絵が貼ってある壁にもたれる少女
女の子の写真は、わたしのなかではこれまたぞくっとするほど気に入る1980年の「シャイニング」に通じるなにかを感じさせるものだ。
ジャズクラブのバンドと客とを対比させるアングルがいい。
他にもシカゴの街頭や駅のホームの光景、お皿がからになる子だくさんの黒人家庭の食事風景、ブッチャーなどの写真が残っている。
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