ブタの次はアヒル
24日の東京新聞朝刊より
◇汚染水流出継続か
東京電力福島第一原発の港湾内で海水の放射性セシウムの濃度が下がりにくい状態が続いていることに関し、汚染水の海への流出が止まったとされる2011年6月からの約1年4カ月間に、計約17兆ベクレルの放射性セシウムを含む汚染水が海に流れ込んだ恐れがあるとの試算を、東京海洋大の神田穣太(じょうた)教授がまとめた。
東電は、2011年4月に一週間で意図的に海に放出した汚染水に含まれる放射性物質の総量を、約1500億ベクレルと推計しているが、その100倍以上に当たる。
神田教授は「現在も地下水や配管を通じて流出が続いている可能性がある。すぐに調査すべきだ」と指摘。これに対し東電は「2011年6月以降、大規模な汚染水の流出はない」とした上で「放射性物質を拡散させない対策をしているため、港湾内の濃度が下がらないのでは」と反論している。
神田教授によると、港湾内の放射性セシウム137の濃度は、2011年6月~2012年3月にかけて下がったが、4月以降は下落傾向が鈍くなった。
東電が発表した2011年4月のデータを基に、港湾内の海水の44%が一日で湾外と入れ替わると推定。2011年6月1日~2012年9月30日の放射性セシウム濃度になるには、計約17兆1000億ベクレルが新たに流出したことになるとした。一日当たり81億~932億ベクレルとなる。
http://tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2013032402000124.html
中国ではブタの死骸に続き1000羽以上のアヒルの死骸が河川で見つかる
26日のAFP通信より
◇ブタの次はアヒル
中国南西部・四川省の河川で、少なくとも千羽のアヒルの死骸が水面に浮かんでいるのが見つかった。中国の国営メディアが25日伝えた。同国では、上海の主要河川で1万6千匹以上のブタの死骸が見つかっており、その回収作業がほぼ完了したことが発表されたばかり。
国営新華社通信ではアヒルの死因については言及していない。
http://afpbb.com/article/environment-science-it/environment/2935751/10498965
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