見つけた 犬としあわせ

こころがどきどきするもの見つけたとき、それを作品にしたり、思わずなにかの形にして人に伝えたくなります。 見つけたとき感じたしあわせ感覚がひとしずくでも誰かに伝わったら、ダブルでハッピーです。

2017/04/19

トランプ ブランドなんかいらない

◇トランプ・ブランドを窮地に立たせる方法
The Intercept April 13 2017
by Naomi Klein

売りすぎの便から無理やり手荒く連れて行かれた乗客のビデオが出てきたあとユナイテッド航空の株が暴落する。ペプシソーダ缶を一杯やりながら和睦している警察とBlack Lives Matter(黒人の命が大事)がらみの抗議者を描写する広告をペプシがはずす。司会者ビル・オライリーに対する性的ハラスメントや暴言の申し立てを解決するにつき、新たなかなりの支出金の発覚後、フォックスニュースが広告主の大脱出に直面する。

これらすべての論議からわかってくる唯一の教訓があるとすればそれはこれだ:しばしば、会社の顧客への“約束”として理解される強力なブランドイメージを中核として組織される機関(団体)は、そのイメージが痛めつけられて約束が破られたと思われるとき、えらく面倒なことになっている。これらの事実は、特にそのプレッシャーがやかましくて組織的にまとまりをもつとき、国民のプレッシャーに対して会社のブランドを激しく脆弱にする。

このすべてはブランドマネージャーや消費者活動家によって長いあいだ理解されてきた、だがそれにはペプシコーラの株価またはユナイテッドの危機管理チームの悲運をはるかに越えて及ぶ潜在的重要性がある。それは、スピンオフ(副産物)ブランドとして最もよく理解される家族と共に、歴史において初めてアメリカ合衆国の大統領が完全に金儲けのためにその質を落とす(商品化される)スーパーブランドだからである。

ホワイトハウス衛星に変形させた特性のためにありついている無料の広報からであろうと、単にトランプのブランド名が一日だいたい億兆回くらい全世界にわたるマスコミで繰り返されるためであろうと、いずれにせよ、倫理的規範の観点から、トランプ王朝がすでに大統領の地位からかなり利益を得ているうえは、これは同じくらい沼地にはまり込む。

もっと厄介なのは、秘密手段の政策決定に圧力をかけることや権力の悪用のための多くの機会だ、贅沢なイベントのためにその資産のひとつを選ぶことでより、または新たな進展を求めてトランプの名を賃借するために暴騰した価格を支払うことでより、大統領一家の機嫌を取るのにより効果的な方法はなにか?

ジャーナリストはしばしばこれらの抵触を指摘した、そしてトランプと彼の子どもはふてぶてしく肩をすくめて応酬した。これは非常に単純な理由で起こっている:トランプは、選ばれた代表が有権者に対してや合意されたきまった規範に対して説明責任がある通常の政治の原則に基づいて行動していない。彼は強く印象づける銘柄付けの原則に基づいて行動している、そこにおいては会社は消費者・顧客が特定のブランド品に対して抱くイメージに対して説明責任があるのみだ。

ほらこの点で吉報だ:ペプシ、ユナイテッド、フォックスニュースの最近の労苦が私たちに教えるようにブランドにはブランド特有の脆弱さがある。そしてブランドが顧客に対してなにを約束したかについて正確に理解する限り、それは有益でありうる。

私の最初の著書「No Logo: Taking Aim at the Brand Bullies.(ブランドなんかいらない)」になったリサーチ、1990年代半ばのブランドを素材とする圧力キャンペーンやボイコットについて書き始めて以来ずっと、それは私が長い間研究してきている現象である。私が知ったのは、たとえうわべはいかに道徳規準を持たなくても、どんなブランドでも、適切な戦略でかなりぐらつかせることができるということだ。

だから、それを念頭に置いて、さあこれが彼が理解する唯一の専門用語、彼自身のブランドで、大統領と戦いを始めるための迅速かつ簡単なガイドだ。

△ナオミ・クラインの新著、「No Is Not Enough: How to Resist Trump’s Shock Politics And Win the World We Need(否定が足りない:トランプのショック・ポリティクスに抵抗して私たちが必要とする世界にたどり着く方法)」は6月に出版される。

https://theintercept.com/2017/04/12/how-to-jam-the-trump-brand/