見つけた 犬としあわせ

こころがどきどきするもの見つけたとき、それを作品にしたり、思わずなにかの形にして人に伝えたくなります。 見つけたとき感じたしあわせ感覚がひとしずくでも誰かに伝わったら、ダブルでハッピーです。

2021/03/28

非常にかるい議論

 


地方自治法第129条(議場の秩序維持)には、「議会の会議中 議場の秩序を乱す議員があるときは、議長は、これを制止し、又は発言を取り消させ、その命令に従わないときは、その日の会議が終わるまで発言を禁止し、又は議場の外に退去させることができる」とある。その場合、懲罰とはならない。なぜ議長は「根拠のない不適切な発言」と思ったなら、議員が発言しているその場で権限を行使することをしなかったのか。


令和3年定例会6日目の会議日程第一で、3月8日、3月11日の懲罰審査の経過と結果について懲罰特別委員長が議長から報告を求められた。

委員長報告のあとの質問の場で、江口友子議員が「なぜ議長は発言を遮ることなく終わったのか」と質したが、議長からこれに対する答えは一言もなく終わる。

松本議員の“不適切発言”のあとも議会は乱れることなく整然と進行し、午前の部を終え昼休みに入った。昼休み中に議員の間では「言ってはいけない言葉があるのにまた言った」というようなやりとりがあったそうだから、松本議員を懲らしめるための動議提出、懲罰特別委員会の設置だったのではないか。根拠と数字を示して市長に噛み付く松本議員は、市長を支える議会の多数派から見せしめを食らったのだろう。

また「非常に重たい議論をさせてもらった」と佐藤委員長が報告した懲罰特別委員会は「明らかなうそ」一点に絞ったものだったことがわかる。「どういう文脈、どういう意図でこの言葉を使ったのか議論しないで、何を審議したのか!検証をすべきだと思う。」「みんなが理解したいから聞いている」との江口議員の質問にも、議長は質問は委員会報告に限ると言ってこれを遮った。

「品位を欠く」といっても品位をはかるものさしはない。これのどこが「非常に重たい議論」といえるのか!?


下記、参考までに


鈴木晴男議員(公明ひらつか):

松本敏子議員に対する懲罰動議の提出について

次の理由により、松本敏子議員に懲罰を課したいので、地方自治法第135条第2項(議員の定数の8分の1以上の者の発議)および平塚市議会会議規則第150条第1項の規定により動議を提出します

令和3年3月第1回平塚市議会定例会第5日目において、根拠のない不適切な発言をし、議会の秩序を乱す行為を行ったため



FACEBOOKで松本市議は「懲罰には応じられません」と書いている。

下記抜粋します。


私の質問時間は混乱することも、声を荒げることもなく、粛々と進み午前の部を終えています。ところが懲罰動議では「議会の秩序を乱す行為を行った」という。


いつ議会の秩序を乱す行為をしたというのでしょうか。住民の声を無視し、あまりにも事実を歪曲して開発を推し進める市のやり方に対し議員と執行側が丁丁発止の議論をすることが懲罰に値するとしたら、議会とは何かが問われます。


私は議員5期目ですが、こんな欺瞞の多い事業の進め方は初めてです。市長は、8500以上の反対の声、見直しを求める署名には一切触れず、住民の前にも一切顔を出さず、地元のいくつもの自治会長が市長に懇談を申し入れても話を聞こうともしていません。


平塚市の定例記者会見で「8割の人が賛成していて反対している人たちはごく一部の人たちだと市長は答弁されるのか。」という記者の問いに(市長は)「そういう数字を言わせていただくことになる」という。ここまで信ぴょう性を疑われたら、市長としては「確認」しないで無責任に発言できないはずです。


これまで平塚市議会では「うそ」という言葉は何度も使われています。「うそ」をつくこと、「嘘つき」などと誹謗中傷することはあってはならないことであり、だからこそ「うそ」という言葉は重く、根拠を伴う「言葉」です。


私に対して言葉の削除と謝罪を求める前に「賛成者多数」「多くの方が肯定的」という根拠を示せばいいだけのこと、その時こそ私の言葉が懲罰に値するのではないでしょうか。


「理事者側からの申し出があった」と公の場で平然と言っていることに違和感を持たないところから、すでに議会としての機能がマヒしているといわざるを得ません。


私は懲罰特別委員会に質問状を出しましたが、「委員会は閉会した」ことを理由に返事はありませんでした。しかし、議長はその中の2点を自身に関わることであるとして応えています。「理事者とは誰か」の問いに、申し出は市長からであったこと。「どの言葉に対してか」の問には、その指摘はなかったので、議会局から議事録を出してもらった中で今回指摘した部分であると判断したというのです。


さらに、議長は市民からの署名の写しを出して「『賛成者多数だと明らかな嘘』といったが、松本さんはこの署名が反対の署名だといいたいのだろうが、この署名のどこに反対と書いてあるというんだ。『見直してほしい』としか書いてない。」と反論してきました。


広い駐車場や建物を建てるために樹林帯を切らないでほしいという説明のもとで要望項目に「この計画を見直すことを求める」と住民は反対の意思表示をしているのですが、議長は「反対していないじゃないか、どこにも反対とは書いてない」と市の代弁者となって私を批判しました。しかし、その署名が仮に「反対」でないとしても「賛成」の数に加わるものではない点を指摘し、文言の撤回とはつながらないと指摘しました。


戒告文に「弁明も争点を外れ」とありますが、議員の自由闊達な意見を議論する場である議会が、「なぜそう言ったのか」の真相抜きに、争点を外したのは懲罰特別委員会です。


議会は、市の施策に対し公平性・透明性を市民に示していくこと、そのためにチェックする機能が与えられているのです。


執行機関が議員の質問を改めるよう求め、それに応じる議会であること自体が問題ではないでしょうか。改めて市民の皆さんに議員の役割、議会の在り方とはなにかについて考えていただきたいと思います。


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