見つけた 犬としあわせ

こころがどきどきするもの見つけたとき、それを作品にしたり、思わずなにかの形にして人に伝えたくなります。 見つけたとき感じたしあわせ感覚がひとしずくでも誰かに伝わったら、ダブルでハッピーです。

2021/01/17

クーデターは成功しなかった

 



バイデンの大統領就任式まであとわずか

なにが起こるんだろうと不安ではある

トランプがずっと会っていなかった戦略家スティーブ・バノンと頻繁に話をして和解したらしいから恐ろしい...


「再選の敗北を覆すためのキャンペーンについてアドバイスを求めてトランプがここ数週間スティーブ・バノンと電話で繰り返し話している。かつて仲たがいをした元ホワイトハウスの戦略家と和解した」と情報筋は語る。


「オレたちは2つのアメリカに住んでいる」:4度のMVPに輝くNBAレイカーズのレブロン・ジェームズがトランプを「けしからん、恥ずべきだ」と呪い倒す。(英ガーディアン誌)


連邦議会を襲撃する彼自身の姿が録画されたあと、ウエストバージニア州の議員が起訴される

共和党の連邦下院議員Derrick Evansが辞任することを要求するChange.org の請願書にほぼ3万2000人が署名した。(NBC News)

https://www.nbcnews.com/news/us-news/west-virginia-lawmaker-records-himself-storming-capitol-thousands-call-his-n1253362?cid=sm_npd_nn_tw_ma


ワシントン・ポスト紙編集委員会から:

トランプがワシントンD.C.の連邦議会議事堂への襲撃をもたらした。彼は解任されなければならない。

https://wapo.st/38ldXTH


トランプ政権の前国防長官ジェイムズ・マティス、トランプが暴動を扇動したと非難。(CBS News)


これが米国連邦議会を襲撃した暴徒

アメリカ議会の建物をあばれまわった暴徒には悪名高い白人至上主義者と陰謀論者が含まれていた。(NY Times)

https://www.nytimes.com/2021/01/07/us/names-of-rioters-capitol.html


1月13日、マイク・ポンペオ国務長官がEU訪問をキャンセルしたそうだ。ポンペオのキャンセルはルクセンブルグの外相がトランプを犯罪者と呼び、EU当局がポンペオと会うことを丁重に断ったあとのことだったと情報筋が確認した。ただただ、先例がないこと。





◇連邦議会議事堂(キャピトルヒル)の狂気

Nation by Andrew McCormick


不完全な暴動、不完全なハッピーアワー、トランプ支持者らは気が狂った、そしてわたしは男が連邦議会の階段で小便をするのを見た。


爆発音が始まり、続けてドナルド・トランプ支持者の群衆に催涙ガスの煙が押し寄せたのは午後5時だった。何時間ものあいだ、この異議を唱える人々(原文では抗議者となっている)は連邦議会の階段の上に群がり踏みつけてぶちのめした。彼らはバリケードを破壊し、連邦議会の丸天井のある円形建物の中に押し入って下院議員と職員を無理やりしかるべき所に避難させた。だが、爆発音があって連中は走った。催涙ガスのなかで彼らは嘔吐した。


彼らは、2020年の大統領選で勝利したのは実際には彼だったという敗北したトランプ大統領の熱望する夢を支持するために全米各地からワシントンD.C.に移動してきた。その日もっと早くに、ホワイトハウスの“Save America”大会でトランプ自らが支持者に連邦議会議事堂に向かって進撃するよう勢いづかせた。彼らは連邦議会議事堂に向かって進撃した、各種取り合わせの大きな旗を掲げて。アメリカ国旗、南軍の旗、トランプの2020年選挙戦の旗、クリスチャンの旗、QAnonの旗、そしてDon’t Tread on Meの旗。彼らは「FUCK YOUR FEELINGS」「GOD, GUNS & TRUMP」「STOP THE STEAL」と書かれた看板を掲げた。そして中には武器を所有する者がいた。


催涙ガスから逃げてきた14丁目の多くのトランプ支持者にとって、それはパーティの時間だった。「喜んでダイキリの準備ができる!」と40代に見えるトランプ ギアがかかる女性は言った。女ともだちの一群が同意して歓声を上げた。


酒屋の外ではMAGA(トランプの選挙スローガン「Make America Great Again:アメリカを再び偉大な国に」)をまとった連中が整然と列を作った。店内は満員で買い物客は自分たちの旗と上等の祝酒の両方をなんとかするのに苦闘していた。「今夜バーボン5本をすっかり空ければ、荒馬を乗りこなし明日は家に帰るよ」とThin Blue Lineの野球帽をかぶった男は言った。


さらに南に1ブロックいったフリーダムプラザでは群衆が膨れ上がっていて怒りがより触知できるようになった。「誰か、DCの警察が今夜本当に外出禁止令を施行すると思うか?」ひとりの抗議者がメガホンで呼びかけた。彼は大きなブーイングで返された。「彼らは本物の警察じゃない」と男が続けた。「彼らはワシントンの警備員だ!」


プラザの周りにはタカ派として行動するあらゆる種類のトランプとMAGAのきらびやかな勲章のテーブルがあった。Tシャツ15ドル、帽子15ドル。わたしは、それらが在庫一掃セールの価格かどうか尋ねた。今のところはまだ特売ではなかった。


警察が連邦議会議事堂の暴徒を解散させようと試みるまでにまだ1時間以上あったが、すでにペンシルベニア通りはえっちらおっちら歩くトランプ支持者の限りない海だった。


連邦議会議事堂そのものでは、異議を唱える連中が蟻のように西のエントランスを覆っていた。退却する群衆の多くはフーディとアスレジャー(運動するなどの日常着)だったとしても、ここはヘルメット、防弾ジャケット、軍の余剰品の装備を身に着けている男がいた。彼らは間に合わせの盾を持っていて、ダボ棒から旗を剥ぎ取って警棒にした。マスクはきわめてまれだった。


肌に感じられるあらゆる暴力の割には、クーデターよりもカレッジフットボールの試合前のパーテの雰囲気だった。そしてくり返し唱えるシュプレヒコールがそれは騒々しく胸の中で鳴り響いた。「トランプのために戦え!」「ファック(くそったれ)マイク・ペンス!」「バイデンは敗北を認めろ!」轟音が四散すると沈黙を埋めるために個々に叫んだ。「民主党員はカルト!」「共和国は長生きする!」


午後4時、「ヘイ、警察官ども」と男が拡声器で叫んだ。「あんたら歴史の間違った側にいたくないよな。このコミュニストのたわごとの後ろ盾になるのをやめろ!」Blue Lives Matter(警官の命も大事)はどうでもいい、アンチ警察感情はありふれたきまり文句だった。


4時半ごろ、群衆の携帯電話から間違えようのない声が発散しだした。「あなた方の悲嘆はわかる。あなた方の苦痛はわかる。でも今は家に帰らなければならない」と大統領がツイッターに投稿したビデオで語った。後にそれはツイッター社の方針に違反したために削除された。「我々は秩序がなければならない」とトランプは続けた。「法と秩序がなければならない。」彼の言葉は携帯のスピーカーから聞こえるところまでしか伝わらなかったが、周りの男たちは互いに興奮しあっていた、そして地面に棒を叩きつけ、暴力的なチャントに合わせて足を踏み鳴らした。「今夜幕は下りる、マザーファッカーズ!」男が大声で同意して叫んだ。「我々は今夜ものにするつもりだ、クソ行くぞー!」


上記の階段状の観覧席では警官との衝突がエスカレートしていた。議事堂の中で女性が射殺されたという噂が広まった。そして次にはそれ自体に対抗して暴徒になった。暴力を扇動し続けた人もいれば、彼らは民主党議員に対して軍事法廷を大声で叫んでもいた、解散しようとする無駄な努力をした人もいた。「無事に家に帰れとトランプは言ってるぞ!」アメリカ国旗のバンダナをした男が叫んだ。「彼は最高司令官だ。彼がオレたちに家に帰るように言ってる!」

「家には帰れない、わたしはアリゾナからずっとクルマを運転してきたのよ!」と女性がかん高い声で応じた。


そうして午後5時だった、爆発が本格的に始まった、爆発は一度ではなく多くの爆発でどんどん連続した。催涙ガスはいたるところだった。狭い階段に進行を妨げられた抗議者らがバルコニーから一列になって降りてきて、咳き込んで目をこすっていた。グレーのノースフェイスのジャケットを着た男が階段の一番下で倒れ、ゲロを吐いた。


夜間外出禁止令の30分後、機動隊が群衆を押し戻す行動を起こした。口論があった、群衆が押しやられて警官を襲撃した、彼らの顔はまったく汗だらけの激怒だったが、ほとんどがまた催涙ガスを浴びたくはないようだった。彼らが後退したとき、人々は捨てぜりふを吐いた:「ブタ!」「オレたちが警官を支援することで得るものがこれか?!」「あんたらは、この国であんたらを支持する唯一の人々を失ったってだけよ!」「サタンに仕えろ!」


暗くなっていた。現場では非常に多くの撤退する抗議者が手にするアメリカ国旗が風になびいた。低く垂れ下がった雲の下で照り輝く連邦議会議事堂の頂上で同じ旗が空中に舞っていた。


「これはアメリカではない」と女性が少人数のグループに言った。彼女の声は震えていた。彼女はヒステリックに泣いていた。「彼らはわたしたちをねらって撃っている。彼らはBLM(黒人の命も大事)の抗議者をねらって撃つことになっているのに愛国者をねらって撃っている。」


彼女の夫かもしれない男が彼女を慰めた:「ハニー、心配するな。今日オレたちはやつらに示した。オレたちの本質ってものをやつらに示した。」


https://www.thenation.com/article/politics/capitol-trump-insurrection-explosions/