見つけた 犬としあわせ

こころがどきどきするもの見つけたとき、それを作品にしたり、思わずなにかの形にして人に伝えたくなります。 見つけたとき感じたしあわせ感覚がひとしずくでも誰かに伝わったら、ダブルでハッピーです。

2020/10/18

Covita

 諸岡カリーマさんの「本音のコラム」、いつも的確でほれぼれする

10月10日のコラム“朕は国家のパンデミック”より

専用ヘリで搬送され、一般国民なら手の届かない医療も受け、ステロイド系の薬で高揚した状態で「コロナなんて怖くない」と国民を欺く、コロナ死者20万を超える国の大統領。…民主国家でトランプ氏がこれだけの妄言を重ねても約4割の支持率を維持できる世相をやり過ごしたくはないし、アメリカに限った話ではない。国家権力への無批判な従順が愛国と混同され、権力者が科学者に甲乙をつけるような「朕は国家」の世界的感染流行は予防しないと後が怖い。



ホワイトハウスのバルコニーに立ちマスクを外して敬礼するドナルド・トランプ、コロナに打ち勝つ最強の大統領を演出する写真撮影を引きあいに出してCNNニュース記者がトランプをエビータならぬ「Covita」と呼ぶ。


△「トランプ氏に投票しないで」米医学誌が異例の社説


トランプ政権をこれ以上存続させ、さらに数千人の米国人を死なせるべきではない――。医学界で最も権威のある米医学誌ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシンが、11月の大統領選でトランプに投票しないよう社説で呼びかけた。こうした呼びかけを出すのは同誌の208年の歴史の中でも初めてだと、ニューヨークタイムズなどは報じている。


社説は「リーダーシップ不在により死す」という題で8日付で発表。「我々はほぼすべての段階で失敗した」と、十分な警告があったにもかかわらず、効果的に検査ができず、感染防護具も足りなかったことを指摘した。


また、世界をリードする疾病対策機関であった米疾病対策センター(CDC)は骨抜きにされ、検査態勢と政策に劇的に失敗したほか、ワクチン開発の司令塔である米国立保健研究所(NIH)も政府の重要な意思決定の多くから排除されたと指摘。「米国の指導者は専門家を無視し、中傷すらしてきた」ため、第2次世界大戦以降、どの紛争よりも多くの米国人が死亡しているとした。


その上で、「彼らに仕事を続けさせるべきではない」「今の政治指導者は危険なほど無能」とトランプ政権の新型コロナウイルス対応を痛烈に批判し、トランプに投票しないよう訴えた。


米国は新型コロナウイルスの感染者数、死者数ともに世界最多で、米ジョンズ・ホプキンス大の集計によると、感染者数750万人、死者数21万人を超す。


https://www.asahi.com/articles/ASNB84QBWNB8ULBJ004.html