見つけた 犬としあわせ

こころがどきどきするもの見つけたとき、それを作品にしたり、思わずなにかの形にして人に伝えたくなります。 見つけたとき感じたしあわせ感覚がひとしずくでも誰かに伝わったら、ダブルでハッピーです。

2020/10/01

コロナウイルスの存在をかぎ分ける

 


◇100%に近い精度:ヘルシンキ空港はコロナウイルス感染症の存在を発見するために捜索犬を使う


犬は数秒でウイルスを識別できるとヘルシンキの試験的な計画を指揮する研究者は言う


安くて迅速かつ効果的なウイルス検査の代替手段を提供するとフィンランドの研究者らが期待する国の資金による試験的な計画でヘルシンキ空港において4頭のコロナウイルス感染症捜索犬が仕事を始めた。 

試験を監督しているヘルシンキ大学のAnna Hielm-Björkmanによると、犬は10秒以内にコロナウイルスの存在を探知することが可能であり、全行程が完了するのに1分もかからない。


「それは非常に有望です」とHielm-Björkmanは述べた。「うまくいけば、たとえば病院や介護施設、スポーツや文化のイベントなど、他の場所でもすぐれたふるい分けの手段であることが立証されるはずです。」


荷物を受け取ったあと到着した国際線の乗客はハンカチのようなふくもので皮膚をなすりつけるよう求められる。拭き取ったものを入れたビーカーは別のブースで他の異なる対照の嗅跡を入れたビーカーの隣に置かれ、捜索犬が臭いをかぎ始める。


通常、キャンキャン吠えたり、前足でかいたり、横たわったり、ウイルスを探知したことが身振りで示されると乗客は犬の判断を確認するために鼻孔を綿棒で拭き取る標準的なPCR検査を無料で受けるよう忠告される。


大学の予備試験では、たとえばガンや糖尿病の病気を発見することに成功してきた犬は患者が症状を発症する数日前でもほぼ100%の精度でウイルスを特定することができた。


科学者たちはウイルスを発見するとき厳密に犬が嗅ぐことをまだ確信していない。6月に発表されたフランスの研究論文は、コロナウイルス陽性者の汗の臭いがウイルスに感染していない人たちの汗の臭いとは異なり、捜索犬がその違いを探知することができた「非常に重要な証拠」があると結論づけた。


ヘルシンキ空港によると、犬たちはまたPCR検査よりもはるかに小さな分子サンプルからコロナウイルス感染症を特定することができ、ウイルスの存在を発見するのに必要な分子が実験室の装置で必要な18000(18m)と比較してわずか10~100グラム分子とのことだった。


ヘルシンキ国際空港がある都市Vantaaの当局は、この4カ月による試験的な計画に30万ユーロ(27万4000ポンド)要しているそうで、それは実験室に基づく検査方法より大幅に少ないとのことだ。


Hielm-Bjorkmanによると、コロナウイルス感染症はミンクやネコに感染することが知られているけれど、犬にはウイルスがすぐにしっかりした足場を築くのに欠かせない受容体がなく、容易に感染すると思われない。犬たちがウイルスを人または他の動物に伝染させうる証拠はない。


うわさでは、オーストラリア、フランス、ドイツ、イギリスを含める国々の研究者らが同様の計画に取り組んでいるが、フィンランドはヨーロッパでコロナウイルスをかぎ分ける仕事に犬を向かわせる最初の国だ。先月、ドバイ国際空港で同様の試みが始まった。


https://www.theguardian.com/world/2020/sep/24/close-to-100-accuracy-airport-enlists-sniffer-dogs-to-test-for-covid-19?utm_term=Autofeed&CMP=twt_gu&utm_medium&utm_source=Twitter#Echobox=1600944474


△コロナ患者を嗅ぎ分ける探知犬養成へ 南米チリで訓練進む

AFP通信 2020年7月15日


人の汗のにおいを嗅いで新型コロナウイルスの感染者を探知できるよう、チリの警察が犬の訓練を行っている。


警察によると、訓練を受けているのは4~5歳の3匹のゴールデンレトリバーと1匹のラブラドルレトリバーで、これまでは違法薬物や爆発物の発見、行方不明者の捜索に当たっていた。


獣医疫学を専門とするチリ・カトリック大学のフェルナンド・マルドネス教授によると、ウイルス自体は無臭だが、感染により人間の代謝に変化を及ぼして犬が探知可能な特有の汗が出るようになる。


また、犬を使った新型コロナウイルス感染症患者の探知は欧州とドバイでの研究で95%の確率で成功しているという。


人間の病気を専門とする探知犬の養成を行っている英慈善団体「メディカル・ディテクション・ドッグス」では3月下旬、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)の探知が可能な犬の養成を目指して訓練を開始している。


国際獣疫事務局によると、犬から人間に新型コロナウイルスが感染する可能性は低いという。


チリでのコロナ探知犬の訓練は1カ月前から始まっており、今後はチリ・カトリック大学のクリニックで治療を受ける患者の汗をサンプルとして使用する。


計画では、探知犬は駅や空港といった人通りの多い場所に派遣されることになっている。


https://www.afpbb.com/articles/-/3293933?pid=22512300