見つけた 犬としあわせ

こころがどきどきするもの見つけたとき、それを作品にしたり、思わずなにかの形にして人に伝えたくなります。 見つけたとき感じたしあわせ感覚がひとしずくでも誰かに伝わったら、ダブルでハッピーです。

2021/07/24

フォトジャーナリストDanish Siddiqui

 


インドのフォトジャーナリスト、ダニシュ・シディキ(Danish Siddiqui)は2020年の講演で写真や報道についてこう語っています。

「フォトジャーナリストとして わたしは人間の最高から最悪まですべてを目撃する特権に浴している」

「わたしの役割はミラー(鏡)のようなもので、生の真実をさらけ出し 人に、その目撃者になってもらいたい」

「あなたは目をそらすこともできるし、立ち上がって行動することもできる」

https://www.facebook.com/reuters.co.jp/



今朝の東京新聞の諸岡カリーマさん(文筆家)の「本音のコラム」で知りました。彼女は、ダニシュ・シディキのカメラがとらえる被写体ひとりひとりの表情からは「無機質な数字として語られがちな、ニュースの渦中の者たちの尊厳や人間性が、痛いほど伝わってくる」と書いています。

上の写真は、彼が7月14日にツイッターに投稿したカンダハルで軍事ミッションにつくアフガン特殊部隊のエリートたちを捉えたもの

https://twitter.com/dansiddiqui



ロイター通信によると、アフガニスタン南部カンダハル州で16日、アフガン国軍に従軍していた同通信のインド人写真記者、ダニシュ・シディキ氏(38)が旧支配勢力タリバンとの戦闘に巻き込まれて亡くなった。シディキ氏は2018年にミャンマーの少数派イスラム教徒「ロヒンギャ」難民の報道で、ピュリツァー賞を受賞したロイターチームの一員だった。

戦闘があった場所はパキスタンとの国境に近いスピンブルダク。タリバンは7月14日に同地を制圧したと主張するなど、国境付近では国軍とタリバンとの激しい戦闘が続いている。シディキ氏は週の初めから国軍の特殊部隊に従軍していたという。

シディキ氏は複数のインドメディアを経て2010年からロイターに所属。最近ではインドで人口の8割を占めるヒンズー教徒と少数派イスラム教徒の対立を巡る写真報道などで高い評価を受けていた。


シディキ氏がニューデリーの大学でジャーナリズムを学んでいた頃からの親友のナディームさん(36)は取材に「彼は優しい性格で、困っている人の力になりたいと常に考えていた。写真でも困難な状況を生きる人々の痛みを伝えることが彼の目的だった。彼だからこそ伝えられたことがたくさんあった」とその死を悼んだ。