見つけた 犬としあわせ

こころがどきどきするもの、見つけたとき、 それを作品にしたり、思わずなにかの形にして、人に 伝えたくなります。 見つけたとき感じた、しあわせ感覚が、ひとしずくでも 誰かに伝わったら、ダブルでハッピーです。

January 23, 2007

ザウパー監督のナイトメア


2006年アカデミー賞長編ドキュメンタリー部門にノミネートされた「ダーウインの悪夢」の監督フーベルト・ザウパーと村上龍の対談のなかでザウパー監督が言ってたことがこころに触れました。彼はこういうことを言っていたのです。
「アフリカに飢えた子どもたちがいることは周知の事実です。でも<知識>と<意識>には大きな違いがあって、アートという伝達方法で別の意識を提示することで<知識に顔を与える>のです。」
また、ドキュメンタリーとして現実を見せることが仕事の一部だとは思ってないそうで、彼の仕事は、映画を通して既に知られていることを<知りたいこと>に変えることなんだそうです。
「たとえば一つ例にとれば、アフリカでエイズが蔓延して、アフリカの人びとがエイズで死につつあるということは、誰もがうんざりするほど聞かされています。ですから、またそれを聞かされると人びとは、あ、それはもう知ってる、また同じこと、もういいよ、となります。情報過多の状態にあるわけです。
そうではなくて、その状況の中で一人を取り出し、その人を映画的なコンテクストに置いて、顔と名前を与えた上で、その人がどういう経緯でエイズに罹ってしまったのかということ見せたいと思います。その関係性を見せていきたいわけです。」
「脳は、これこれをすべきという命令を受けることを嫌います。逆に、何をすべきか考えろという形で挑発されたがっているのではないでしょうか。」
ザウパー監督はこの映画を作ったことで、タンザニアの政治家という強力な敵を作りました。タンザニア政府にとって大変な損害を被りかねない、非常な脅威と彼らが感じとるような、人を動かすパワーのある映画を作ったということなんです。
タンザニア政府は、映画がドキュメンタリーというのはウソで実はフィクションだと言わせてザウパー監督の信頼を堕としめるために、大金を使ったネガティブキャンペーンを張っているそうです。タンザニア政府は「Darwin's Nighmare」の入るドメインを全部買い占めたそうなんです。そして、アンチ・サーバーを張っているそうです。「Darwin's Nighmare.net」と入れると、ザウパー監督の顔写真が、世界の悪者、ビンラディンやサダム・フセインと一緒に並んで貼付いているそうです。タンザニア政府もやりますね。
アメリカは世界をだますためにもっと膨大な金をかけた、大掛かりとはいえ、冷静に考えると誠にこどもだましの、やらせをやりますけど。
上の写真は残念ながらタンザニア・バーチではありません。

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