死があまりにも早すぎる、父の日
◇イスラエル、また入植地の住宅増設へ 米国務長官は批判
イスラエル政府は14日、同国が占領している東エルサレムの郊外にあるユダヤ人入植地での住宅増設を発表した。将来のパレスチナ独立国家の土地を奪う政策だけに、イスラエルとパレスチナを訪問したライス米国務長官は15日、「(パレスチナ国家を目指す)和平交渉に悪影響を与えている」と批判した。
今回増設が認められたのは約1300戸。昨年11月に米国の仲介で約7年ぶりに再開された和平交渉では、入植活動の凍結が約束されたが、イスラエルは相次いで無視。交渉行き詰まりの原因の一つになっていた。
(朝日新聞2008年6月15日)
◇イスラエルが一帯に建設予定の家屋は3000棟を上回った。しかしパレスチナ自治政府は、将来樹立する独立国家の首都を東エルサレムに定める方針。
ライス長官は、アフガニスタン支援国会議の開催地パリからテルアビブに移動する途中の機内で、「以前も指摘した通り、今は信頼構築の時だ。住宅建設は信頼作りに役立たない」と語った。ライス長官はイスラエル指導者や当局者との会談で、この問題が協議されると予想している。
ライス長官は今週エルサレムとパレスチナ自治区ラマラを訪問し、パレスチナ国家樹立に向けて米国が支援している中東和平プロセスの進ちょくについて、イスラエルとパレスチナの指導者らと会談する予定。
イスラエルは米国が2003年に提示した中東和平の行程表(ロードマップ)で、領有権問題が発生している場所に入植しないことで合意済み。しかしイスラエルは、新規の入植地がすでに併合した土地にあり、合意違反ではないと主張している。
(CNN 2008年6月15日)
◇ブッシュ政権にとっていましめとなる、グアンタナモの捕虜たちが米国の法廷で監禁に異議を申し立てることができると司法は裁定
ブッシュ政権にとってヒリヒリする一撃、米最高裁はグアンタナモベイの捕虜たちが民間の連邦裁判所で彼らの拘束に異議を申し立てることができると裁定している。この裁定は、グアンタナモの捕虜たちの権利にまつわり最高裁がブッシュ政権に逆らって裁定するのが4年で3度目なのをはっきり特徴づけた。
(デモクラシーナウ!6月13日ヘッドライン)
◇ブッシュ:米国とイラク間の盟約に関する批判は「やかましい議論」
イラクに米軍を駐留させることで提案された協定への反対をブッシュ大統領は簡単に片付けている。詳細が先週から明らかになっているイラクと米国の議員から批判が昂じている。ブッシュ政権は永久にイラクに50以上の米軍基地を確保することを求めている。また、イラク政府との協議なしに軍事キャンペーンを続けることやアメリカ人兵士と請負人のための免責についても主張している。水曜、ドイツで話をするブッシュ大統領は、イラクと米国の議員から持ち上がる批判を「彼らのシステムとわれわれのシステムにおけるやかましい議論(ノイズ)」と呼んだ。条件が誤解されてきており、協定されると確信しているとブッシュは言った。
ブッシュ大統領:「イラクの教訓のひとつは、民主主義の進展のために整えるか、経済を発展させるのが目的で、セキュリティの立法措置がなくてはならない、それがいま生じている。従って、協定は調印されるだろうと考える。」
◇マケイン:米国のイラク占領の長さは「重要でない」
その間に、共和党大統領候補者ジョン・マケインもまたイラクの長期占領計画の批判を簡単に片付けている。水曜、NBCの番組Today Showで話をするマケインは、いつ米軍がイラクから帰還することになると思うか尋ねられて、こう返答した。「それはそれほど重要ではありません。重要なのはイラクでの犠牲者だ。アメリカ人は韓国にいる、アメリカ人は日本にいる、アメリカの軍隊はドイツにいる。どこも申し分ない。」
◇ブッシュがイランをおびやかすと、イタリアで数万人が抗議
ドイツに戻ると、ブッシュ大統領はまたイランに向けて、核の具体的活動に関してイランが米国の要求を守らないなら軍隊を行使するとの彼の積年のおどしを繰り返す。
ブッシュ大統領:「すべての選択が検討中だと私は話した。そして私の最初の選択は外交的に解決するというもので、外交的に解決するための最良の方法はわれわれのパートナーと共にやってのけることだ。その通りのことをわれわれは行っている。そして孤立するよりも前進するよい方法があり、それはウラニウム濃縮計画を証明できるように停止することだとの、イラン政府へのメッセージは非常に明白だ。」
イランは核計画と大まかな協定について交渉することを申し出ているが、米国はイランは前提条件として核の具体的な活動を停止しなければならないと断固主張する。ブッシュ大統領はドイツからイタリアに向かった。そこで彼は数万人の人々の抗議に直面する。水曜、デモ参加者らはブッシュの訪問に抗議するためローマで大規模な大会を開始した。
抗議者:「イタリア政府とイタリア人全世界がブッシュの政策と戦争の政治を支持しないと、私たちはブッシュに示したい。」
抗議者:「ブッシュに抗議するため私はここに来た。選挙で選ばれて以降、ずっと彼はアメリカ国民にとって売国奴(裏切り者)だと思う。」
今日もイタリアで抗議行動は続いている。
(デモクラシーナウ!6月12日ヘッドライン)
写真は、イラクにも父親はいて、違いは家族、特に子どもたちを守るために計り知れないほど苦労しているということ。また子どもにとって、イラクの父親はあまりにもすぐに死んでしまう存在だった。これは「イラクの父の日」のメッセージです。
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