アルジャジーラ モーメント
ムバラクに"退場の花道(名誉ある引退)"を用意すると同時にスレイマンへの権力移行が着々と進められているようだ。またアメリカのフォックスニュースが4日報じたアメリカ当局者の話とするスレイマン副大統領の暗殺未遂事件ならびにボディガード2人の死亡説をエジプトの保安当局が否定した。もうひとつ不安材料の天然ガスパイプライン爆破ではエジプト当局がイスラエル向けパイプラインとしていたが、日経によるとヨルダン向けパイプラインとのことだ。アルジャジーラによると、イランとイラクの国境沿いの山岳部にすごい数のタンクローリーが結集というか一列にぐるり並んでいる...
◇ムバラク大統領の退陣要求デモが続くエジプトで5日、大統領の次男、ガマル氏が与党国民民主党(NDP)の政策委員長を辞任した。ムバラク氏についても中東の衛星テレビ、アルアラビーヤが一時、与党NDP党首を辞任したと報じたが、同テレビは同日夜、「ムバラク氏は与党党首を辞任していない」と事前に報道した内容を訂正した。
◇エジプト北部でヨルダン向けの天然ガスパイプラインが爆発した。国営テレビはテロ行為が原因と伝えたが、事故との情報もある。当局はヨルダンに加え、イスラエルへのガス供給も停止した。
(以上、引用元:日本経済新聞2011年2月6日)
アルジャジーラのライヴブログ 2月6日
(エジプト現地時間)
午前12時06分:ちょうど昨夜よりもっとエジプトの首都カイロで雨の夜のなか群衆が頑として動じないと同様に、抗議者が立てたバリケードを片づけようとする軍を相手に緊張の一日の割には事態は平静であると一人のアルジャジーラ特派員は言う。
http://blogs.aljazeera.net/middle-east/2011/02/05/live-blog-feb-6-egypt-protests
ライヴブログ 2月5日
午後11時37分:エジプトの私服警官がGoogle幹部Wael Ghonimをさらっていくのを捕らえたと主張するビデオ映像がYouTubeでかなりの影響力を獲得し始めている。一週間以上行方不明のGhonimは若者の抵抗グループApril5の支持者だった。わかりやすい昼間に無理やり連れて行かれた男がGhonimかどうか私たちは確かめることができない。けれども気がついた人混みの面前で起こったのに何もじゃまできなかった又はじゃましようとしなかった事実はエジプト情勢について多くを語る。
午後11時:寒くて雨降りという事情にもかかわらず、反政府抗議者はタハリール広場で主張を守り続ける。住民たちは食べ物と紅茶を分配し続けるためにテントや用品を持って来ていると特派員は言っている。
午後9時21分:この数週間最新ニュースを知らせるアルジャジーラの重要な役割に注目させるスター紙のおもしろい記事、「アルジャジーラ・モーメント(The Al Jazeera Moment)」 。
これは気づかれないまま過ぎてはいなかった。その報道のアルジャジーラ英語版オンラインのライヴストリーミングへのトラフィックは過去1週間を通して2500%に増大してきている。その60%までがアメリカから来ている。
午後12時06分:カイロの特派員は、その領域では流浪の民ベドウィン部族によって運び出されている可能性もある北部シナイのガスパイプラインに対して攻撃の徴候があると情報筋が彼に教えると言っている。二カ所の異なる支脈を通ってイスラエルとヨルダンに輸出するガスにするのが常だったパイプラインはいくつかの理由で論議の的となっていると彼は言う。エジプトの天然資源はイスラエルに少しも売る必要はないとある人々はみなし、シナイのベドウィン部族は総収入の正当な取り分を得ていないと主張する。
午前10時56分:El-Arish(アリーシュ)に近いパイプラインに対する攻撃の背後に誰がいたかはまだ不明瞭と私たちの特派員は言う。
http://blogs.aljazeera.net/middle-east/2011/02/04/live-blog-feb-5-egypt-protests
写真は新ヴァージョンの"Walk Like An Egyptian(エジプト人のように歩く)"
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