長距離革命家
長距離革命家 ムミア・アブ・ジャマール
新作ドキュメンタリー「Long Distance Revolutionary : A Journey with Mumia Abu-Jamal(長距離革命家:ムミア・アブ・ジャマールとの旅)」は、ペンシルベニアの死刑囚監房で30年余り過ごしながら、ジャーナリスト、ライター、そして知識人として活動したムミアの生涯と功績を記録している。
◇ムミア・アブ・ジャマール 死刑の可能性消える 仮出所なしの終身刑NT Times 7 December 20117日、フィラデルフィアの検察官は、30年前に警官殺しで有罪判決を受けた死刑囚ムミア・アブ・ジャマールの処刑執行への試みを断念すると発表した。ムミアの無実を主張する訴訟事件は国際的な注目を浴びてきた。フィラデルフィア地方検事セス・ウィリアムズは、ムミア・アブ・ジャマールは仮出所の可能性なしに残りの生涯を獄中で過ごすことになると語った。記者会見でウィリアムズ検事は、いまもアブ・ジャマールの有罪を信じており、死刑執行が行われるべきだと思う、「判決は適切だった。この被告にとって順当なものだった」とし、この決定を「大変に難しい決断だった」と述べた。今年4月、米連邦控訴裁判所(第3巡回法廷)は、1982年のアブ・ジャマールの裁判の時に陪審員に与えられた指示が誤解を招く恐れがあったことを理由に、82年の死刑判決を失効させ、死刑か終身刑かの量刑判断のみをやり直す審理を命じていた。その後10月に下級審でフィラデルフィアの検事たちが求めていた控訴請求を米最高裁判が却下したため、下級審の検事が新たな陪審員を選び、改めて死刑求刑を行わない限り、自動的に終身刑が決まる事態になっていた。ウィリアムズ検事は、控訴裁判所の裁定、および長年にわたってアブ・ジャマールの生命を救ってきたその他の裁定を考慮して、死刑の追究を断念したと述べた。彼は殺害された警官ダニエル・フォークナーの未亡人と話し合った後に、決断をくだした。ウィリアムズ検事やその他の市の高官と共に記者会見に出席したフォークナーの未亡人は、裁判が長引きすぎたため、アブ・ジャマールの処刑をあきらめた、裁判は家族の健康に大きな打撃を与えたと述べた。ムミア・アブ・ジャマールは黒人で、フォークナーは白人。アブ・ジャマールは、1981年12月に警官のフォークナーが一方通行の道を逆方向に車を走らせていたアブ・ジャマールの弟の車を停めたあと、フォークナーを射殺したとして有罪判決を受けていた。1995年8月と1999年12月の少なくとも2回、処刑執行日が決定されたが、実行されなかった。30年にわたる法廷とニュースメディアでの闘いで、事件は、レイシズムに基づいた誤った裁判という見方と、ありきたりの警官殺しに人種問題が介入し処刑を邪魔しているという見方に分かれた。元ブラックパンサー党のメンバーでラジオ記者だったムミア・アブ・ジャマールは、長年死刑囚監房で過ごしながら、死刑執行停止を求める「ムミアを自由に」運動の中心人物として、支持者たちにとって説得力をもつ発言を展開してきた。アブ・ジャマールは本を執筆し、インタビューを受け、弁護のための資金集めを行い、資金集めのイベントでは彼のために有名ミュージシャンたちが演奏を行って、判決への抗議は世界各国に広がった。アフリカンアメリカン・フォーカスブログよりhttp://aafocusblog.blogspot.jp/2011/12/blog-post_07.html
2月1日、番組デモクラシーナウ!に電話で参加したムミアのインタビュー記事は、メールマガジンNews Fanzine で配信中。まもなく、右リンクページで読めるようになります。
原文はこちらから↓
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