見つけた 犬としあわせ

こころがどきどきするもの、見つけたとき、 それを作品にしたり、思わずなにかの形にして、人に 伝えたくなります。 見つけたとき感じた、しあわせ感覚が、ひとしずくでも 誰かに伝わったら、ダブルでハッピーです。

5月 13, 2018

スラム街のチャンピオンの死

3月14日に暗殺されたリオデジャネイロ市議で人権活動家のマリエル・フランコ(38)についてです。
フランコはレズビアンの黒人女性でファベーラと呼ばれる貧困地区で頻発する警官による住民殺害を激しく批判したことで知られています。フランコの死は南米最大の国ブラジルの民主主義の未来を決定づける重要な時期と重なりました。ミシェル・テメル現ブラジル大統領は2月にリオデジャネイロ州の警察の治安権限を軍に引きつぐよう命じたのです。「フランコは取り残された地域の黒人が殺されていることに異議を唱え、人権を守ろうとしただけだ」とルーラ元大統領は言っています。

◇マリエル事件で大ニュース:リオの最も強暴な民兵(武装組織)のひとつの仕事仲間である男が、以前マリエルが働き続けた委員会によって民兵の一員と突きとめられたリオの市議会議員のひとりがマリエル暗殺をたくらむために民兵のボスと会ったと警察に話した。
https://twitter.com/ggreenwald

◇マリエル・フランコ(Marielle Franco):ブラジルのスラム街はチャンピオンの死を悼む

同性愛者の黒人議員への銃撃がギャングによって抑圧されたコミュニティにこれまでにない一撃を加えた

黒人でゲイのリオ議員、マリエル・フランコの殺害に対して怒りを表明するために何万人もの人々がブラジル中の通りに押しかけた翌朝、彼女が育ったスラム地区では業務は平常通りだった。武装した麻薬ギャング仲間が警察の地盤の陰に隠れて公然とパトロールした。

不透明なプラスチックフェンスによってスラム街は近くの国際空港をリオの中心地につなぐ騒々しいハイウェイから隠される。当局はそれを“防音壁”と呼ぶ。地元の人たちはあざけり、がたがただが活気あるコミュニティを観光客から隠すためにあると言う、そして近くの新しい学校の前にあるフェンスが透明である点について特に言及する。リオの住民のほぼ4分の1に住居を提供するスラム街をブラジル当局がどのように見るかそれは示す:ギャングにゆだねられ、一斉攻撃で誰が殺されようと気にしない装甲車で移動する警察によって時折侵入される目をそらされる場所ながらも。

「これは封建制度です。ここは国が職務を果たしていない」と文化と教育を提供する Maré Networksと呼ばれる地元非営利団体の理事長Alberto Aleixoは述べた。閉ざされた警察兵舎の裏門からわずか数ヤードのところを首のまわりに機関銃をつるした野球帽の男、スラム街の入口に近い路地で麻薬を売買しているギャング、レッド・コマンドの歩兵的存在がバイクで走り去った。「この連中がここを預かっている」とAleixoは言った。

先週のフランコ(38歳)の死、明らかにプロの殺し屋による入念に標的にされた銃撃は、世界中に衝撃を与えてブラジル人に彼らの国に内在する人種差別、暴力による脅し、刑罰を受けない文化について徹底的な質問をすることを余儀なくさせている。ヨーロッパ議会の副議長は殺害を非難。ブラジルの検察庁長官Raquel Dodgeはそれを民主主義に対する攻撃と呼ぶ。偉大なブラジルミュージックのスター、カエターノ・ヴェローゾは彼女のために歌を書いた。

2006年、リオ警察に装甲車両を導入することに抗議して一緒に運動をして以来、Aleixoは何年にもおよび彼女のことを知っていた。「彼女には常に意見があり、解決を求めて得たい願望があった」と彼は言った。

フランコは、女性の権利、彼女自身のようなシングルマザー、ゲイの人々、スラム街の住民の権利のために戦った。彼女たちが戦うときリオの警察によってコミュニティに加えられて、時たま麻薬ギャングや通りで活発な他の勢力、軍人や元警察官を含める構成員からなる非公認の民兵と共謀する暴力を彼女は非難した。

リオ州では“警察の介入に反対して”1月だけで前年比57%増の154人が殺害された。これが先週水曜夜にフランコと彼女の運転手Anderson Gomesが弾丸で穴だらけにされた理由であると多くの人が考える、そして彼女のような殺害が他の人を落胆させると恐れる。

フランコの死は、分裂して絶望的に不平等な国が問題を抱えた時代の中を苦労して進む時に起こった。近年の歴史で最悪の不況はMaréのような貧しいコミュニティにひどく打撃を与えた。自由主義の経済学者らは、彼女の党とその支持者がかかわりを持つばらばらに伸び広がる腐敗組織からなる暴露のまっ最中に政府予算の粉飾で議論がましく弾劾される左派の前大統領ジルマ・ルセフの経済政策のせいにする。

彼の党がルセフを追い出すことをたくらんだ前副大統領ミッシェル・テメルは大統領を引き継ぎ、急上昇している出費を減らすために緊縮策を持ち出して貧乏階級に対する手当をカットした。

ブラジルの腐敗した政治家に対する最低記録の支持で2016年のフランコの意気揚々とした左派小政党の市議会議席獲得は、政治的な一新の必要に迫られている国にとってこのうえない希望のかすかな光のように見えた。前州知事が刑務所にはいり、州が破産も同然のリオでは特にそうだった。

彼女は教養があり、はっきりものが言えるスラム街出身の有能な若々しい女性だった:半分以上の住民が黒人または混血人種の国でブラジル人が慣らされる金持ちの中年白人男性の政治家と非常な相違だった。

リオの名門大学Pontifical Catholicでフランコが奨学金を受ける助けとなった授業を教えたスラム街の先生、Ernani da Conceiçãoは「彼女は一新を象徴した」と述べた。十代の時、彼女は教会のボランティアで保育所で働いた。

友人が警察とギャング組員とのあいだの銃撃戦で流れ弾によって殺害されたあと彼女は好戦的になり、ポルトガル語のCEASMとして知られるスラム街学校教育連帯活動センターで大学の前部にあるコースに加わった。19歳の時に彼女は妊娠して娘がいた。

社会学の学位とあとで一般の運営業務の修士号を志すためにフランコは奨学金を手に入れた。

彼女の死以降、彼女は生まれてからこのかた一度も果たさなかったブラジルの報道機関とソーシャルメディアでいちじるしくそびえ立ち支配力をふるった。そして彼女が擁護者として働いた人種差別や代表行為、LGBTの権利や貧しい人々に対する暴力行為といった問題の多くについて議論を余儀なくされる。

ブラジル人は目下、彼らの損失を解釈している。

彼女の殺害はまた、一カ月前にテメル大統領によって命じられた“連邦政府の介入”に対して前にはないとして注意を集めてもいた。テメル大統領はリオの州警察と刑務所を軍に預ける理由として増大する犯罪を挙げた。フランコは介入を攻撃してそれを監視するために議会委員会を勤めた。

不特定の警官と検察官たちは、彼女の殺害が彼女の政治的なはたらきまたは警察の悪弊を非難することに関連づけられるかもしれないとロイターに話した。金曜日ブラジルのマスコミは彼女を殺害した弾丸が2006年にブラジリアで連邦警察に売られた一回分の束の一部だったと報じた。それは郵便局から盗まれたものだと保安大臣Raul Jungmannは言った。

https://www.theguardian.com/world/2018/mar/18/marielle-franco-brazil-favelas-mourn-death-champion?utm_term=Autofeed&CMP=twt_b-gdnnews#link_time=1521345703
写真:リオ市議会の外でフランコの殺害について抗議する人々
Photograph: Mauro Pimentel/AFP/Getty Images