グッバイ、スーダン
◇絶滅危機のキタシロサイ、最後のオスが死ぬ
CNN 2018.03.20
絶滅の危機に直面するキタシロサイの最後のオス1頭が死んだ。環境保護団体「ワイルドエイド」が3月20日に発表した。
キタシロサイの「スーダン」は10年近く前からケニアのオルペジェタ自然保護区で飼育されていた。世界に1頭だけ残ったオスとして警備員が24時間態勢で守っていた。すでに45歳とサイにしては高齢になっていた。
野生のキタシロサイは確認されていない。同保護区にもう1頭いたオスは昨年死んでいた。残されたのはメス2頭だけ。スーダンの子で28歳のナジン、孫にあたる17歳のファトゥだ。
キタシロサイの種を存続させるため、遺伝的に種が異なるミナミシロサイとの交配や体外受精などの方法も検討されている。
保護区の代表者によると、スーダンの精子はナジンまたはファトゥの卵子との受精ができるよう保存してあるという。
https://www.usatoday.com/story/news/world/2018/03/21/worlds-last-male-northern-white-rhinos-caregiver-writes-heartbreaking-tribute-buddy-sudan/445080002/
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