見つけた 犬としあわせ

こころがどきどきするもの見つけたとき、それを作品にしたり、思わずなにかの形にして人に伝えたくなります。 見つけたとき感じたしあわせ感覚がひとしずくでも誰かに伝わったら、ダブルでハッピーです。

2019/09/15

子どもを標的にする国


◇イスラエル人が非ユダヤの子どもたちを拷問
オーストラリアのドキュメンタリー映画。視聴者の分別は賢明だ。
さらに映像はイスラエル兵士によって顔を撃たれたあとパレスチナ人の女の子、Nesreen Hashがさんざんやっつけられるのを明らかにする。

ICH August 30, 2019
http://www.informationclearinghouse.info/52189.htm

◇注視せよ:遺伝子によって組み替えられた子どもたち
新しく入手した映画はアルゼンチンの農薬に起因する“ぞっとするような”子どもの奇形を明らかにする。
モンサントの化学物質はあなたの子どもの遺伝子を永久に変えかねない?
低所得のタバコ農園主は自分の子どもに影響を及ぼすことよりさらに圧倒的なしっぺ返しで急上昇する癌に罹る率に直面する。

ICH August 27, 2018
http://www.informationclearinghouse.info/50127.htm 
△1989年11月の国連総会で「子どもの権利条約」が採択されました。
この条約は前文と54条の条文からなり、現在世界196の国と地域がこの条約を守ることを批准しています。アメリカはまだ批准していません。日本は1994年に世界で158番目に批准した国です。

子どもの権利は大きくわけて4つあります。
1 生きる権利
すべての子どもの命が守られ、もって生まれた能力を十分に伸ばして成長できるよう、医療、教育、生活への支援などを受けることが保障され、人間らしく生きていくための生活水準が守られます。
2 育つ権利
自分の名前や国籍を持ち、親や家族と一緒に生活することができること。
教育を受け、休んだり遊んだりできること。
考えや信じることの自由が守られ、自分らしく育つことができること。 
3 守られる権利
あらゆる種類の虐待や搾取などから守られること。
障害のある子どもや少数民族の子どもなどは特別に守られること。
戦争から守られ、犠牲になった子どもの心や身体が守られること。
4 参加する権利
自由に意見を表したり、集まってグループを作ったり、自由な活動を行ったりできること。
プライバシーや名誉がきちんと守られること。
http://www.c-rights.org/right/

・子どもの最善の利益(子どもにとって最もよいこと)
子どもに関することが行われる時は、「その子どもにとって最もよいこと」を第一に考えます。
・子どもの意見の尊重(意見を表明し参加できること)
子どもは自分に関係のある事柄について自由に意見を表すことができ、おとなはその意見を子どもの発達に応じて十分に考慮します。
・差別の禁止(差別のないこと)
すべての子どもは、子ども自身や親の人種、性別、意見、障がい、経済状況などどんな理由でも差別されず、条約の定めるすべての権利が保障されます。 

◇最も傷つきやすいものを標的にすること:アメリカとパレスチナで拘留される子どもたち
mondoweiss.net June 28, 2018 byアリス・ロスチャイルド

子どもの肌が褐色である場合、だれか気にかけますか?
ほとんど破綻者も同然の政治家が自分の血でよごれた手をもみしぼるうち、アメリカ人は10歳児の監禁や「幼少短期収容所」の概念と取っ組み合っている。裁判所が責任を果たし始めるとき、一連の政治的なものの範囲の全域で多くの皆さんが「子どもたちがどうしてこの突然の大災害にあうのか?」と驚異の目をみはる。興味深いことに子どもと刑務所に関してはアメリカの調査とイスラエルの経験から学べることがたくさんある。アメリカもイスラエルも、みずからを開けた「西側の民主主義国家」と考える、それにもかかわらず、特に有色人種の子どもに対して両国はたまに同じ世界的な刑務所事業を必然的に伴う高い監禁率を有する。どちらの国においてもこの種の子どもたちは「他の子ども」、「敵」、「いつでも喜んでアメリカを破壊する侵略者の群れ」、「イスラエル人を殺そうとするイスラム教徒のテロリスト」と考えられる。人間より劣っている印象、いかなる時にでも白人の子とユダヤ人の子またはそのどちらにも値しない印象、感情移入の反応を引き起こしそうにない印象を与えられる。

アメリカの投獄されたシングルマザーの子どもおよそ25万人が最終的には里親の世話になってしまうおそれがあり、最近のアメリカとメキシコ国境上の子どもたちと同様に行方不明になる可能性があるとニューヨークタイムズ紙が報じた。ちょっと待って下さい。官僚政治の大混乱とやりそこないのせいで自分の子どもを失うなんて考えられますか?ダラスモーニングニュースは「刑事司法制度の中で母親が刑務所にはいる子どもの安全に対して誰にも責任がない」と特に言及した。子どもたちの置き場所を刑務所や里子養育の官僚式の煩雑な手続きに誤り与えることは新しい現象でないようだ。

アメリカの少年収容施設は現在3万人以上の子どもを収容する。黒人の子どもは白人の子どもより5倍高い率で投獄されるとSentencing Project(刑を宣告するプロジェクト)は報告する。「児童犯罪者の60%以上は薬物または窃盗、もっぱら未成年者に適用される違反のような非暴力的な罪のために拘束されている。」中には今でもぞっとするようなひどい状況や、たとえば暴力の行使、制限、独房監禁、未成年者への教育の否認といった慣例の罪を犯している施設がある。

里子養育システムのおよそ40万人の子どもがたいてい両親とのどのような接触からも禁じれる。その子たちの12%はグループホームまたは制度上の環境(施設)で暮らしている。

タイムズ誌の記事は以下のように締めくくる:
この子どもたちは典型的な例ではこれまで一度も会ったことない職員によって連れて行かれたあと、でしゃばりの尋問、健康診断、時には身体検査を受けなければならない。
全米の事例の四分の三は虐待ではないがネグレクト(顧みられないこと)を必然的に伴う、「多くの場合、まさしく貧困のように見える本当に大まかな保護… 平均して子どもを移すことが有益であるとの一貫した証拠はなく、それが害するという実体のあるしっかりした証拠がある。」

両親から子どもをいきなり移し、不確定も同然の漠然とした期間を刑務所に置くことの甚大な精神的、経験的事実認識に基づいた犠牲についてたくさん書かれている。要するにアメリカの司法制度は、彼らが逃れた脅威、ギャング、レイプ、貧困、家庭内暴力に彼らの身を処する手段を見つけ出すと同時に子どもといっしょに家族を無期限に刑務所に入れることで引き起こされる重大なトラウマもある。追加として、アメリカ政府には12才未満の子ども400人を含む国境で両親から引き離された2300人の子どもを再会させるはっきりした計画がないと思われる。子どもたちはおそらく見捨てられた経験に取り憑かれ、自分の価値について言えば自信喪失でいっぱいになる。

ニューヨーカー誌の中でコロラドで働くひとりのERの医師は彼女が遭遇していることを「政府に権限を委託された児童虐待」と説明した。移住者や亡命希望者の危険について言えば大統領がウソや人種差別的な語り部分、ひっきりなしの恐怖をあおって大騒ぎをしたのでこの子どもたちは生涯きずあとを残される。

国連子どもの権利条約は、子どもたちは不当または任意に自由を奪われてはならない、逮捕、拘留または投獄は極端な状況において最短期間行使されるのみでなければならないとはっきり述べる。皮肉にもアメリカはこの条約を批准していない世界でただ一つの国となる。

だが、条約を批准することが十分でないのは明らかだ。国際パレスチナの子ども擁護(Defense of Children International-Palesyine)によると、昨年、12才から15才の子ども60人を含める毎月平均して310人のパレスチナ人の子どもが「セキュリティ犯罪」で投獄された。有罪率99%をもって毎年約700人の子どもが軍事法廷で罪に問われた。最もよくある告訴は最長20年の懲役となる可能性がある投石の罪だ。74.5%が逮捕中の身体的暴力を報告し、62%が言葉の上での虐待、脅迫と屈辱を報告するのを含め、逮捕と尋問中に身体的、性的、言葉の上での虐待の複数の報告がある。平均して12日間の尋問中の独房監禁が詳細に記録されている。イスラエルの軍事法廷は何ヶ月間も子どもたちに行政的拘留を負わせた、要するに子どもたちを起訴または裁判なしに収監した。

これについて全くはっきりすることは、たとえユダヤ系イスラエル人の男の子が保安職員(警備員)またはオリーブを収穫しているパレスチナ人農民に石を投げて捕まったとしても、最終的に拘留されることにはならない。 それどころかこの子がユダヤ人入植地の出身だったなら、彼はヒーローとして高名になるだろう。軍事占領下の正義はそんなものだ。ユダヤ人の子どもたちは民事法の支配の下に生きており、もちろん敵としてみられない。

Addameerによると、2000年以降、1万2000人以上のパレスチナ人の子どもが拘留された。子どもの刑(判決)は「容疑の罪が犯される時ではなくて刑に処せられる時の子どもの年齢に基づいて決められる。」子どもたちはたいてい夜中にイスラエルの警部部門、完全武装したヘルメットをかぶった兵士の威圧感のある多数の集団によって逮捕される。息子が目隠しされ手錠をはめられて連れ去られるのを引き留めようと母と父が泣き叫ぶ間、家族は家の暗闇のなかで縮こまる。どのような形態の抵抗も終わりにさせるまで最も無防備なものを標的にすることでコミュニティ全体に圧力をかける。兵士らはまた子どもたちにむりやり協力者になるよう押しつけ、将来デモや投石に参加するのを思いとどまるよう押しつけ、子どもの家族に多額の罰金を要求するのを余儀なくさせようとしている。激しい交戦地域では、兵士の証言を除き、ほとんどまたはまったく証拠のない無差別逮捕や拘留のパターンがある。

逮捕は非常に危険でトラウマとなる、おねしょをしたり不安や鬱病、PTSD、動揺や学校をドロップアウトするなどの多発につながる。小児期のトラウマもまた成人期の心理的および行動障害のリスクを高める。青少年を標的にすることは性格形成の臨界点を崩壊させて子どもとその家族および社会との絆を崩壊させることにラマッラの拷問被害者リハビリセンターの心理学者は特に言及する。青少年はたいてい中等学校(ハイスクール)の最終段階にいて試験や大学に備えているので逮捕はまた教育上のプロセスに大混乱を引き起こす。

メキシコと中南米の子どもはパレスチナの子どもとは異なる経験をしているが、多くの共通点がある。片方は残忍な軍事占領、繰り返されるIDFの急襲、兵士と入植者の暴力、家屋の破壊、貧困に苦しんでいる、もう片方はギャング、貧困、ドラッグ、弾圧、暴力社会に苦しんでいる。これらの状況のもとに、コヨーテのせいで危険な砂漠の旅行をするもしくは催涙ガスを噴出するジープめがけて石を投げつけることは理解できる反応だ。どちらのグループも投獄することは子どもやその家族に重大な長期にわたるトラウマを生じさせる政治的かつ人種の違いに基づく決定だ。アメリカではいきどおりが増大するのに、ヨルダン川西岸やガザの子どもたちの運命にだれか留意しますか?彼らの人生はわたしたちしだいでどうにでもなるかもしれない。

http://mondoweiss.net/2018/06/targeting-vulnerable-detention/#
Palestinian children arrested in Jerusalem, from the Addameer Prisoner Support and Human Rights Association site.