見つけた 犬としあわせ

こころがどきどきするもの見つけたとき、それを作品にしたり、思わずなにかの形にして人に伝えたくなります。 見つけたとき感じたしあわせ感覚がひとしずくでも誰かに伝わったら、ダブルでハッピーです。

2022/03/20

#supportUkraine

 





#supportUkraine and oppose the war

 

ロシアはウクライナ南部にあるヨーロッパ最大級のザポロジエ原発をあらゆる方向から攻撃、原子炉ではないにしろ敷地内の施設から火災が発生した

ウクライナの外相は、もしこれが爆発すれば「チェルノブイリの10倍」の被害が出るとツイートし、攻撃を止めるよう訴えた


ウォールストリートジャーナルによると、3日夜、アメリカ共和党重鎮のリンゼー・グラム上院議員がウクライナ侵攻によって生じている危機を解決する唯一の方法としてプーチンの暗殺をロシア人に呼びかけた

その後、「ロシアに(シーザーを裏切った)ブルータスはいないのか?(ヒトラー殺害を試みた)クラウス・フォン・シュタウフェンベルク大佐はいないのか?」とツイート


アメリカに亡命するロシア人ビジネスマンがウラジミール・プーチンの首に100万ドルの賞金を賭けた(News24)


ロイターによると、米アップルは1日、ロシアでアップル全商品の販売を一時停止すると発表した。さらに、ロシアへの製品輸出を全てストップするほか、モバイル決済サービス「アップルペイ」などのサービスの利用も制限する。また、ロシア国外の「アップルストア」からロシア国営メディアのRTとスプートニクのアプリのダウンロードはできなくなる。

アップルは声明で「ロシアのウクライナ侵攻を深く懸念している」とし、「われわれは人道的努力を支持し、広がっている難民危機に支援を提供し、同地域のアップルのチームの支援に向けてできる限りのことを行う」と表明した。


◇3月4日のツイッターより:

ロシアは国内のすべての主要ソーシャルメディアへのアクセスを遮断し、ヨーロッパ最大の原子力発電所を攻撃する。世界はプーチンの精神異常、錯乱を真剣に受け止めるべきなのに、わたしは世界が真に受けていると思わない。


◇侵攻批判のラジオ局「モスクワのこだま」が解散


ロシアで政権に批判的な放送を行ってきたラジオ局が3月3日、30年以上続いた放送を停止し、会社の解散を決定したと発表しました。ウクライナへの軍事侵攻を続けるプーチン政権に批判的な独立系のメディアに対する言論統制が強まっています。

プーチン政権は2月26日「モスクワのこだま」など一部の独立系のメディアに対して「ウクライナでの軍事作戦を『侵攻』とか『戦争』などと表現している」として、政府発表以外の情報を削除するよう指示し、従わない場合はウェブサイトへのアクセスの制限や多額の罰金を科す可能性があると警告していました。

そして、今月1日になって「モスクワのこだま」のほか、民間のインターネットメディア「ドーシチ」に対して、ウクライナでの市民の犠牲などを巡って虚偽の情報を伝えたという理由でウェブサイトへのアクセスを遮断しました。

プーチン政権は、軍事侵攻に抗議するため各地で行われている市民のデモを厳しく取り締まっていて、政権に批判的なメディアの論調に対しても神経をとがらせ、言論統制を強めています。


1990年に放送を始めた「モスクワのこだま」は言論の自由のとりでとも言われてきたメディアで、開始以来、編集長を務めてきたベネディクトフ氏はインターファクス通信に対して「われわれは何の違反もしていない」と述べ、抗議の意思を示しています。


EUがロシアの政府系メディア2社の域内活動を禁止


ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が続く中、EU(ヨーロッパ連合)は、「戦争を正当化するためうその情報を広めている」などとして、2日、ロシアの政府系メディア2社について域内での活動を禁止しました。


対象となったのは、政府系テレビ局の「RT」と国営メディアの「スプートニク」で、放送に関する許可が停止されるなど、EUの域内で情報の発信ができなくなりました。


EUは、今回の措置について、表現の自由を損なうものではないと強調しています。


https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220303/k10013512911000.html



プーチンの錯乱とやらは、チェチェンやシリアなど、過去の幾つかの大成功がもたらした彼の絶対的な自信の表れなんでしょう。第二次チェチェン戦争後のプーチンの人気はとんでもない支持率につながり、たった今でさえロシア国民の60%ほどがまだ支持しているらしい。

さて、わたしはチェチェン紛争が気になって、ずっと「チェチェンニュース」を購読してきた。2月24日、プーチンの軍隊のウクライナ侵攻が始まるや、ご無沙汰だった「チェンチェンニュース」の配信が戻ってきた。プーチンの狂った行動を多少なりとも知る手立てとして下記配信を紹介します。


◇チェチェンニュース#476

チェチェンからウクライナ、軍事化する世界

(大富亮)


ウクライナが大変なことになっている。2月末からのロシア軍の軍事侵攻に

よって、ウクライナの町々が火に包まれ、今日はとうとうザポロジエ原発がロシア軍に砲撃され、火災が起きたというニュースが伝わっている。さいわい鎮火はしたが、すでに原発はロシア軍に制圧されているという。


ウクライナ戦争によって、初めてプーチン政権の危険性に気がついた人も多

い。チェチェンニュースの読者は、ほとんど1990年代からのチェチェン戦争を知っているので、今回の事態を見れば、やはりチェチェンと類似していることを感じると思う。今、ウクライナでは住宅の入ったビルも、大学も、ロシア軍によるミサイル攻撃にさらされている。


■チェチェン戦争のいきさつ


少し振り返ってみよう。1991年のソ連崩壊によって、ソ連邦の構成共和国は独立し、それぞれが主権国家になった。その一つがウクライナやベラルーシ共和国であり、ロシア連邦だ。しかしその後、ロシア連邦の一部であったチェチェン共和国が独立を宣言したために、1994年からロシア軍が侵攻を開始した。


チェチェン側はゲリラ戦によってロシア軍を撃退し、1996年にロシアとの間にハサブユルト和平合意を結んだ。チェチェンの独立問題は棚上げされることになったが、合意の期限前の1999年に再びロシア軍の侵攻が始まり、今度は大統領マスハドフも暗殺されるなどしてチェチェン独立派が崩れ、ロシアの傀儡であるカディロフが今もチェチェンを支配している。


この間に20万人以上のチェチェンの市民がロシア軍の侵攻の犠牲になった

ことは特筆しておきたい。


第二次チェチェン戦争によって、一気に権力の座についたのが、ウラジーミ

ル・プーチンだった。1999年末に大統領となり、それ以来23年近く、ロシアの最高権力者である。このチェチェン戦争のあと、プーチンは2008年にジョージア、そして2022年のウクライナ侵攻を行っている。


■現実の脅威と、観念の脅威


プーチンの意図がどこにあるのかはわからない。よく言われるのは、軍事同

盟・NATOの東方拡大によって、ロシアは危険にさらされている。また、ウクライナにいるというネオナチ勢力が、住民を虐殺しているために、平和を維持するために派兵をしなければならないという理由だ。


よく似たことはチェチェン戦争の時にも言われていた。チェチェンの一部の武装勢力が、ロシア各地の都市で連続爆破テロを行ったとされ、「奴らを便所に追いつめる」とプーチンが言い、ロシア軍をが軍事侵攻を開始した。私はリアルタイムでそういった情報に接していた。今と同じく、真偽の判断のつかない情報が乱れ飛ぶ中で、ずいぶん困ったことを覚えている。


しかし、万一そんなテロリストがチェチェンにいたとしても、必要なのは犯罪捜査であって、一般市民の頭上に爆弾を降らせたり、難民の車列を機銃掃射したりすることではない。今、ロシア軍がやっているのはそういうことである。ウクライナの場合は、原発攻撃や、ロシアの核準備体制の強化という恫喝まで加わっているわけで、このウクライナ侵略は原発災害や核戦争に直結する世界的な問題になってしまった。世界第三位の巨大原発基地であるザポロジエが爆破されてしまったら、世界が汚染されてしまう。 または、緊張の高まるあまり、核保有国の間での偶発的な核戦争だってありうるのではないか? 


いま、すごく恐ろしい状況にある。世界が生き残るために、ウクライナとロシアの停戦交渉を全力で推進しなければならない。私たちも、インターネットではもちろん、行ける人は路上に出てプーチンがこの戦争をやめるようにデモやスタンディング、集会に参加して、声を上げていこう。


どんな紛争でも、片方が完全に正しく、もう片方が完全な悪だということはないだろう。背景を知れば、見えてくるものは変わってくる。軍事同盟であるNATOの東方への拡大がロシアにとって大きな脅威であり、アメリカがウクライナに影響力を持とうとしたことがロシアを刺激し、今回の侵略につながったという意見もある。


それもある程度、理解できる。だが、ロシア人の大多数がそういう風に考え

てウクライナ戦争を支持しているかどうかには疑問がある。今、ロシアの都市では警察による弾圧にも耐えてさまざまな抗議行動が行われている。


たとえば、「ロシアにとってのNATOの脅威」というものと、「チェチェンにとってのロシアの脅威」や、「ウクライナにとってのロシアの脅威」を比べてみてはどうだろう。チェチェンやウクライナ、東ヨーロッパ圏の国々に住む人にとってのロシア軍は、数十万人の人々が実際に死んできた現実の脅威である。一方で「NATOの脅威」は、少なくともロシアの人々を殺してはおらず、言ってみれば観念上にある脅威である。もちろん、それもありがたいものではないが。


おそらくプーチン政権の中枢部にとっては、NATOは観念ではなく「現実の脅威」であり、実際にそういう考えをスプートニクやRTなどの対外メディアを使って宣伝している。情報として読んでいる人はそれなりにいると思う。ただ、それを自分の考えに組み込むのは考えものではないだろうか。いまロシアが行っていることはどんな尺度からも容認できない侵略で、あまりにも不合理な行動だ。その中心人物の思考を詮索してみても、それはロシアの人々を代表するものではなく、政敵とメディアを弾圧してきた独裁者の、独善的な思考の帰結という部分が大きい。


■軍事化する世界


いろいろな意味で、第一次、第二次のチェチェン戦争が今のウクライナ侵攻

へと向かう曲がり角だったのではないかと思う。ソ連が崩壊した頃、自由な社会がやってくると多くの人が期待した。ある時期までのエリツィンは変革を主導したし、西側も多くの支援をした(うまくはいかなかった)。しかしチェチェン、ジョージア、ウクライナと、好戦的な政策はそのたびに大規模化してきた。


もちろん、こう書いたからと言って、同じ時期にアメリカや有志連合がアフガンを攻撃したり、イラク戦争を侵略したことに目をつぶるつもりはない。犠牲者の数で言えばそちらの方が多い。

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■街へ出て声を上げよう


今、街に出てウクライナ戦争に反対している人々は、平和を求めているので

あって、戦火に火を注ぎたいわけではない。ただ平和的な手段によって、ウクライナ戦争を終わらせることが必要だ。ロシアにも、戦争に反対する多くの人がいる。


この間の日本中での反戦活動の盛り上がりをみて、平和や正義を求める人々

が思ったよりずっと多くいることを感じた。より多くの人々がこれに加わってほしい。私たちが声を上げることには無限の可能性がある。それと同時に、ウクライナ危機に乗じて武器輸出が行われたり、各国で軍事費が増大し、社会が軍事化していくことに対しても最大限の警戒を訴えたいと思う。


各地での抗議アクションの一覧:

https://note.com/chechennews/n/n3796e99df2ed


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