見つけた 犬としあわせ

こころがどきどきするもの見つけたとき、それを作品にしたり、思わずなにかの形にして人に伝えたくなります。 見つけたとき感じたしあわせ感覚がひとしずくでも誰かに伝わったら、ダブルでハッピーです。

2021/11/22

オリンピック抗議者の長期勾留

 

今となっては遠い昔の出来事みたいに思える。無観客だが東京オリンピックの聖火セレモニーが武蔵野陸上競技場であった。会場前には抗議する人びとが横断幕を広げて立っていた。政府やオリンピック主催者は人びとの異議に徹底した無視を決め込んでいる。そんな中、「国民の安全、安心を最優先」と繰り返すだけで科学的根拠に触れぬままオリンピックに突き進む政府に憤りを覚えていたひとりの男性が会場と歩道を分ける柵に向けて爆竹を投げた。けが人はいなかった。だが、威力業務妨害容疑でその場で逮捕された男性は今も拘置所で拘束されている。勾留期間は100日を超える。男性は長年、野宿生活者の支援活動に携わってきていた。

わたしは11月19日の東京新聞の「視点」(長期勾留という“懲罰”)でこれを知った。わたしのように知らない人は多いはず。この男性の初公判が東京地裁立川支部で今月26日に開かれる。見届けないといけない。

「五輪の巨大な赤字はこれから私たちにツケ回しされよう。科学的に考えず、誰も責任を負わず、異議をとなえた者は排除する。五輪はあらためてこの国の地金を見せつけた。」(東京新聞論説委員兼編集委員)


◇武蔵野五輪弾圧救援会ニュース「五輪にPUNCH!」第1号を発刊しました。

初公判を傍聴しよう!

 2021年11月26日(金)午後3時半~、東京地裁立川支部101号法廷

 傍聴券抽選あり、午後2時までに東京地裁立川支部前に集合!

 

Trial of friends arrested for protesting against the Olympic torch ceremony in Musashino on 16 July
Friday, 26 November 2021, from 15:00(Come at 14:00)
Tokyo District Court, Tachikawa Branch, Courtroom 101

https://kyuenmusasino.hatenablog.com/entry/2021/11/10/215017


▽当時の朝日新聞の記事より

2021年7月16日夕、東京オリンピック(五輪)の聖火の点火セレモニーが行われていた東京都武蔵野市の競技場付近で爆竹が破裂した。

都から誘導業務を委託されていたスタッフらの業務を妨害したとして、警視庁が成人の男を威力業務妨害容疑で逮捕したことが捜査関係者への取材でわかった。男は黙秘しているという。

コロナ禍のため、この日は関係者だけが入場し、トーチキスなどのセレモニーをしていた。けが人はなく、進行に影響もなかった。

直後に近くにいた機動隊員らが取り押さえた。男は野宿者を支援する団体で活動しているとの情報があり、警視庁が確認をするとともに経緯を調べている。

https://www.asahi.com/articles/ASP7J6SJ5P7JUTIL06M.html