見つけた 犬としあわせ

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2024/08/08

イスラエル社会の顔は強硬右派


イスラエル国会議員と極右暴徒が拘留されたパレスチナ人への拷問とレイプを擁護

デモクラシーナウ!AUGUST 01, 2024

悪名高い施設スデ・テイマンで囚人のパレスチナ人を集団レイプした容疑で捜査中だった兵士9人をイスラエル軍警察が拘留するのを阻止しようとイスラエル国会議員を含む右翼暴徒が2つのイスラエル軍基地に押し入った後、イスラエルでは不穏な情勢が続いています。
基地の一つで事件を取材していた‘+972 Magazine’のオレン・ジヴは、暴動に参加した国会議員を含むイスラエルの政治指導者の支持と軍警察の無関心がどれもみな兵士の告発に抗議する人々が「国家の顔」でありイスラエル社会の「主流」の意見を表していることを伝えていると述べています。
拷問被害者の何人かにインタビューし、彼らの虐待の程度は「すさまじい」と述べているパレスチナの人権弁護士ダイアナ・ブットゥにも話を聞きます。彼女は
イスラエル社会全体と国際社会が「共犯」しているスデ・テイマンを「強制収容所」と呼びます。

番組の司会者エイミー・グッドマン:このニュースをしっかりと追っている二人のゲストが参加しています。パレスチナの人権弁護士でPLO(パレスチナ解放機構)の交渉チームの元顧問、ダイアナ・ブットゥ。Zeteoに書いた彼女の新しい記事の見出しは「パレスチナ人をレイプする権利を求める暴動」、前の記事の見出しは「イスラエルに拷問されたパレスチナ人と話をした。彼らが耐えてきたことは想像を絶する」です。また、+972 Magazine’の記者で写真家のオレン・ジヴも参加しています。彼の最新記事は「免責を求める暴動はイスラエルがその犯罪を誇らしげに迎え入れていることを示している」です。

ダイアナ・ブットゥ、これらの刑務所で何を発見したか、そしてこれらの暴露と今週勃発した抗議行動の意味について説明してください。

ダイアナ・ブットゥ(DIANA BUTTU):イスラエルがおよそ合計2万1000人もパレスチナ人を逮捕したことを人々が理解することが重要に思います。実のところわたしたちは正確な数さえわかっていません。情報が隠蔽されているからです。そして投獄されたこの人たちは起訴も裁判もなく投獄されており、要するに誘拐されたのです。釈放された人たち、その何人かと話をしましたが、全員がまったく同じ扱いを報告しています。極度の虐待、拷問、1日24時間足枷をはめられたこと、胎児のような体位を続けさせられたこと、人間にふさわしくない食事を強いられたこと、水を与えられなかったこと、多くがレイプされたことについて話しています、電気ショックを受けたこと、睡眠を奪われたこと、それを好きなように名付けてください。わたしが話をしたのは若者です。10代もいれば年配者もいます。この囚人たちから出てくる身の上話はまったくすさまじいものです。

イスラエルが罰を受けずにこれを続けられるという事実が非常に恐怖を抱かせることです。誰も押しとどめられていないからです。実際にはまったく逆です。拘置所の過密状態に対処できるのは死刑制度を制定することだと立場を明らかにして非常にはっきりと発言した拘置所を管理するイスラエルの大臣がいます。彼自身が誘拐されてきたパレスチナ人に拷問を行った人物のひとりであると報じられています。ですから、スデ・テイマンから出てきた人びとの状況はまったく衝撃的です、ちなみにパレスチナ人たちはスデ・テイマンを「屠殺場」と呼んでいます。

さて、月曜に起こったことは、理由はよくわかりません、なんらかの理由で、パレスチナ人男性一人を集団レイプしたかどで責められるイスラエル軍の9人の兵士を尋問しようとする一部のイスラエル軍への襲撃がありました、ただの尋問です。そして軍警察を支持するどころかまったく逆のことがありました。わたしたちは2つの暴動を見ることになります。1つは実際の捕虜収容所スデ・テイマンという拷問収容所の中、もうひとつは別の軍事基地です。そこであったのはただの暴動ではありませんでした。この人たちはヒーローでイスラエル兵士にいかなる拘束も加えるべきでないと言うために進みでた閣僚を含むイスラエル国会の議員です。

ナーミン・シェイク(NERMEEN SHAIKHオレン・ジヴ、あなたは今日、「免責を求める暴動はイスラエルがその犯罪を誇らしげに迎え入れていることを示している」という記事を発表しました。あなたの主張を詳しく説明してもらえますか?あなたは「極右の抗議者、兵士、そしてイスラエル国会の議員がパレスチナ人被拘禁者をレイプした容疑者の警備員のために結集した。かつて非主流の過激派だった彼らは今や国家の公然の顔だ」と書いています。

オレン:ジヴ(OREN ZIVベン・グヴィル強硬右派の国家治安相)と彼らの仲間が政府にいて、スデ・テイマンへの侵入を含め、あのデモを主導していることから、彼らは国家の顔であり、あの人たちは過激派ではなく主流のイスラエル人であると知ることが重要だと思います。
ある程度は、彼らの怒りと驚きはもちろんのことに思えます。この戦争が始まる10月以来、兵士には完全あるいはほぼ完全に刑事責任の免除があったからです。ですから、なぜこの特定の事件が調査され手続きをとり処分されるのかわたしたちにはまだわかっていません。でもダイアナが言ったように、ガザ、ヨルダン川西岸、あるいは1948年のイスラエルに釈放された囚人たちからわたしたちは多くの恐ろしい証拠を聞いており、それは珍しいケースではないのです。抗議者の側、そして兵士、彼らは地上で行動する兵士には完全な刑事責任の免除があることを理解していました。彼らは略奪していた。彼らは人を死なせていた。彼らは空から地上から射殺していた。そしてイスラエル国民は兵士がなんだってしたいことをするのを許されることを政治家の断言からだけでなく、日々の戦争からも理解していました。そして今回のような軍警察が来て尋問のために数人の兵士を逮捕または拘留し、法廷に引きづり出すという非常に稀な出来事が起こると人々は怒ります。なぜならイスラエル軍はなにをしても許され、バックアップがあると信じているからです。これはまた、いかにしてイスラエルがこの類のアプローチでICCICJをいらいらさせ苦しめるかも示しています。 

オレン・ジヴ:月曜の抗議は政府の一員がスデ・テイマンに乱入したことで始まります。その後、兵士たちがベイト・リド陸軍基地、軍事法廷、拘置所に移送されたとわかるとそこに移動します。またそこでは政府の一員や国会議員が到着して軍をけしかけていました。また軍の敷地内に乱入する何百万の人々がいました。そして抗議では軍の制服を着て軍の武器を所持する武装した男たちも見ることができました。兵士が実際には入植者であったり、その両方であるのはヨルダン川西岸のパレスチナ人や活動家には非常にあたりまえのことです。けれども、戦争が始まって以来、イスラエル国内でこの類の民兵が軍事行動を取るのをあまり見ていません。そして一般的に、彼らに向かって、また陸軍基地に乱入していた人々に向かっても、警察はまったく何もしていませんでした。

エイミー・グッドマン:ダイアナ・ブットゥ、最後に、何が起きているのか、この件の捜査はどこに向かっているのか、そして誰が責任を問われるのか、意見を述べてください。

ダイアナ・ブットゥ:これは強制収容所です。拷問収容所です。人々がたいてい麻酔なしで手足を切断されるのをわたしたちは目にしてきました。ついでながら社会のあらゆる階層が現在これに加担しているのです。イスラエル国内でどのような調査・取り調べも目にしない、あるいは調査を求めるキャンペーンも目にしないのに逆に拷問やレイプができる権利を押し進めている人々を目にするという事実、これはイスラエル社会がどのあたりにあるかをまさに暴露しており、イスラエルに責任を負わせる上で国際組織の側に怠慢・不履行があったことを示しています。

https://www.democracynow.org/2024/8/1/israel_gaza_palestinian_prisoners_torture

アメリカメディアによれば、ハマス最高司令官のイスマイル・ハニヤの暗殺はテヘランの宿泊先に密かに仕掛けられた爆弾が遠隔操作で爆発したとみられている しかも約2ヶ月前に仕掛けられ、7月31日午前2時に爆発するようにセットされていた
さらにニューヨークタイムズ紙によれば、イスラエルは事件直後にアメリカやその他の西側諸国に作戦の詳細を説明したという 
すなわち停戦合意に向けて交渉の席についていた相手を一方的に殺害した 
アメリカはそのイスラエルを糾弾するどころか、イスラエル支援強化で中東に海軍艦艇や戦闘機を追加派遣すると発表している
とはいえ、だれがどうやって暗殺したか、本当のところはわからない
イラン側
IRGC(イスラム革命防衛隊)は自宅外から発射された「短距離弾」によって殺害されたと言っている

3日土曜日に発表した声明でIRGCはこれまでの調査に基づきハニヤに対する攻撃は「約7キロの爆発物に達する短距離弾を発射して実行され、客用公邸の外から発進された」と述べた
アメリカの「けしからぬ政府によって支援された」とも述べ、ハニヤの暗殺でイスラエルは「しかるべき時と場所で厳しいい罰を受けるだろう」と付け加えている(アルジャジーラ)
https://www.aljazeera.com/news/2024/8/3/haniyeh-killed-by-short-range-projectile-fired-from-outside-home-irgc

アルジャジーラ・メディア・ネットワークは同僚のジャーナリスト、イスマイル・アル・グールと仲間のカメラマン、ラミー・エル・リフィの故意の殺害を正当化する試みでなされたイスラエル占領軍による根拠のない申し立てに対し強く反論する声明を出しています