見つけた 犬としあわせ

ニュースのファンジン、世界のニュースのサンプリング。 一枚のCDを聴くように一枚のコラージュを眺めるようにこれを体験して欲しい。

2024/08/01

いつでも廃墟から立ち上がる

 わたしたちはいつでも廃墟から立ち上がるチーム・パレスチナパリ2024

パリ・オリンピックのセレモニーでパレスチナの旗手ワシーム・アブ・サルは子どもがフットボールをしている時に晴れた空から爆弾が落ちてくる力強い図柄とメッセージが描かれたシャツを着ていた。それには平和のオリーブの枝も添えられている。

ネタニヤフの辞任と捕虜交換協定の締結を要求して何万人ものイスラエル人がテルアビブで抗議する

イスラエルの旗手ピーター・パルチックは今年初めに東京でパレスチナ支持の日本人抗議者に嫌がらせをした。彼は抗議者たちを「テロリストびいき」と呼んで立ちはだかった。彼はイスラエル空軍で兵站業務の軍務につき、子どもたちを虐殺するためにガザに投下されることになっている爆弾を「喜んであなたに味方する」と承認してもいる。

イスラエル選手の一部が兵役に就いていたことを暴露する動画が公開されたことで、ネット空間では自国の選手にガザ侵攻で戦ったこれらの兵士との競技の回避を求める抗議の波紋が広がっている。

オリンピックでイスラエル選手Tohar Butbul と対戦する予定だったアルジェリアの柔道選手Dris Messaoudはパレスチナを支持して試合を棄権。IOCは彼を失格にしている。

イスラエルは1999年にカナダのCIDAが掘削しカナダの納税者が費用を負担したラファの太陽光発電水処理施設を爆破。イスラエルはガザのすべての民間インフラを破壊した。死、破壊、排除、それが彼らの計画だ。彼らだけのピカイチの計画。

「安息日の記念」にIDFイスラエル国防軍がテル・スルタン地域にあるラファの貯水池を爆破 これはひどい

 

速報:EUはイスラエルの言うことを信じず、ゴラン高原への独立した調査を必要とする
イスラエル占領下にあるゴラン高原、マジダル・シャムスにあるフットボール場にミサイルが命中したあと、EUのジョセップ・ボレル事務総長は「この容認できない事件への独立した国際的調査」を要請する。
救急隊員を含むイスラエル人の目撃者らは、ヒズボラがマジダル・シャムスにロケット弾を発射したというイスラエル軍の主張に異論を唱え、イスラエルのアイアンドーム・ミサイルだった可能性があることを示唆する。(Middle East Eye

ゴラン高原の殺害について昨日レバノンのアブドラ・ブー・ハビブ外相は次のように述べた:「ゴラン高原で殺害されたのはアラブ人であってイスラエル人ではないし、ゴラン高原はイスラエルの領土ではない。従って誰もイスラエル人を攻撃していないので自衛の正当性はない。」さらに彼は、「ヒズボラはイスラエルの一般市民を標的にしていないのに、なぜヒズボラがシリアの一般市民を標的にしようとするのか?」と主張した。

 

ガザに関するイギリスBBCの報道は視聴者と組織内スタッフの両方から繰り返し批判されてきた。今はリークされた組織内のメールがそれについてさらなる情報を提供する。好ましくない部分の削除や誤解する見出しから、あからさまなダブルスタンダードまで、イギリス国営放送局は一貫してイスラエルに好都合の話を述べてきた。

ジャーナリストのジョナサン・クック:
ゴラン高原のフットボール場攻撃に関するBBCの報道は意図的に人を誤解させ惑わせている。BBCのイブニングニュースは爆発の死者12人はイスラエル市民ではなくシリア人だったという事実、そしてゴラン高原のシリア人が何十年間もイスラエル軍の占領下で不本意に暮らすことを強いられてきている事実を完全に無視した。わたしが推測するにこの情況の言及はイスラエルとBBCが伝えたいストーリーを複雑かつ面倒にしかねない、そしてイスラエルはパレスチナ領土だけでなく(近くのレバノン領土は言うまでもない)シリア領土を占領している好戦的な国であることを視聴者に思い起こさせるリスクがある。おまけにこれらのさまざまなイスラエルによる恒久的占領は大規模な人権侵害のみならず、地域の緊張にも寄与していることを視聴者にほのめかしかねない。近隣諸国に対するイスラエルの領土権侵害行為はイスラエルとBBCがわたしたちに信じさせようとする通常の類の先制型自衛というよりは「争い」の原因である可能性がある。
もちろん、BBCはゴラン高原の爆発はヒズボラのせいだと非難したイスラエル軍報道官のコメントを無批判に放送することを選んだ。ダニエル・ハガリはこの事件を最大限に利用してプロパガンダ効果をせしめようと次のように主張する:「この攻撃はサッカーをする子どもたちを標的にして殺害するテロ組織ヒズボラの真の顔を示している」と。BBCが言及するのを忘れた事実、2014年にイスラエルは不名誉にもガザの海岸でフットボールをしていたバクル家の4人の男の子たちを標的にし殺害したことを除いては。さらに最近、初期のイスラエルの爆弾によって家を破壊された家族の避難所になっていたガザの学校でフットボールをしていたさらに多くの子どもたちをイスラエルが攻撃しているのをビデオ映像が明らかにした。
過去10ヶ月の間に、その多くは避難所となる学校を狙ったガザの他の攻撃がフットボールをしているパレスチナの子どもたちを殺害していることは間違いない。特にフットボールは子どもたちが周囲の恐怖から気を逸らすことができるごく少ない手段のひとつであるとき。どうやらわたしたちとBBCはフットボールをしてる子どもたちへの攻撃のすべてからイスラエル軍をヒズボラよりも恐ろしいテロリスト組織であると結論づけるべきではないだろうか?

BBCは次に外交担当の編集者ポール・アダムズから話を聞くためにエルサレムに進んだ。彼は重々しく次のように語る:「過去10ヶ月間わたしたちが心配してきたことはまさにこれ、これほどの規模のことが国境北部で起き、この数ヶ月間くすぶっていた戦闘が全面戦争になるのではないかということ。」
つまり、こういうこと。ポール・アダムズとBBCは過去10ヶ月間ガザで彼らの目の前で起こっているジェノサイドあるいはその結果について心配していなかったことを認めた。どうやら、パレスチナ人のジェノサイドは重大な「規模」の大したことではないようだ。イスラエルがシリア人の死を戦争拡大の口実として利用できる今は、ひたすら、はっとして急に関心を持つことになっている。少なくとも、BBCはそう伝えている。




ビーチバレー会場は最高のロケーション 
地元ショーナンの浜で練習しているのをたまに見かける選手がここでブラジル選手と競い合っていた、彼女もきっと最高の気分だったろうな



パリの競技と並行してイスラエル軍のガザ爆撃、ひどい暴力や飢えさせる戦略が継続していること、周辺国に拡大していることへの違和感は感じつつも 

また競技のなかで「イスラエル」という国名を聞かされるたびに他人の領土を占領し、歴史のある教会や学校や生きるに欠かせないインフラ、普通の市民である家族や子どもたちの夢と将来をとことん破壊し続けている国だという事実に呆然とし、偉そうにしているIOCの怠慢にもほどがあると思いつつも


7月30日、パリオリンピックに出場したパレスチナの水泳選手ヤザン・アル・バウワブ、「フランスはパレスチナを承認していない。でも、ボクはここ(裸の胸)にパレスチナ国旗を掲げている。」