見つけた 犬としあわせ

こころがどきどきするもの、見つけたとき、 それを作品にしたり、思わずなにかの形にして、人に 伝えたくなります。 見つけたとき感じた、しあわせ感覚が、ひとしずくでも 誰かに伝わったら、ダブルでハッピーです。

January 25, 2007

地球の危機は誰にとって不都合なんでしょう



アメリカで口コミで広がり批評家からも喝采で迎えられたアル・ゴアの長年にわたる環境問題への取り組みを紹介した映画が米公立学区で上映禁止になっているというんです。
これは科学的データを基にしたドキュメンタリーであるのに、上映禁止の理由が「偏見がある」というのにはびっくり仰天してしまいます。
でもね、アメリカという国にはびっくり仰天させられますけど。最近はネガティヴなことでびっくり!が多いです。なんてったって州によっては授業で進化論を教えてはいけないんですから。人間は神によって作られたと信じる人の数には仰天どころか心底おそろしくなります。イランにも戦争で潰しにかかろうとするいまの動きには、いったいどうなってる、大丈夫なの?アメリカ!と、こころから心配になります。
25日付ワシントンポスト紙によると、ゴア元副大統領が出演し地球温暖化の危機を訴えるドキュメンタリー映画「不都合な真実」を米西部の公立学校が理科の教材として上映しようとしたところ、たったひとりの生徒の親の抗議で、教育委員会が中止にさせたことが話題となっています。
ワシントン州シアトル近郊で今月初め、7歳の娘の授業でこの映画が上映されると聞いた親が「(温暖化対策に消極的な)米国を非難するような偏見に満ちた映画を子どもに見せるな」と抗議する電子メールを地域の教育委員会に送付。これを受けた同教委が「地球温暖化のように科学的にも議論が分かれる問題を教材で扱う場合は事前の承認と異なる見解の紹介が必要」として上映を中止させました。
ここの教育委員会の見解に対しては「地球温暖化を教えるのに否定する見解を出してバランスを取る必要があるのか」といった疑問の声も寄せられたそうなんですが、科学的証拠に基づいたものに対し、なぜ偏見などというレッテルづけができるのか?困惑してしまいますね。ここで浮かぶのが、チェイニー副大統領の上を行く極右思想の持ち主である、妻リン・チェイニーの存在でした。
2004年の出来事ではあるけれど、いまもロッキードの役員をやっているリン・チェイニーの批判により、米教育省が、小学生が合衆国の歴史を学習する際の保護者向け教育小冊子の在庫分30万冊以上を廃棄していたことがありました。
彼女が気に入らないのは、この小冊子が何度も言及していたUCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)で策定された国家歴史基準(National Standards for History)なるもの。UCLAの策定した国家歴史基準は推奨基準で導入するかどうかは教育現場の判断にゆだねられていましたが、すでに多くの州で導入されてきた実績がありました。
UCLAの策定した合衆国の歴史に関する記述は「アメリカの達成した偉業について充分にポジティブとはいえない」というのがリン・チェイニーの主張でした。特にクー・クラックス・クラン(白人至上主義者)やマッカーシー議員、50年代の反共産主義扇動時代についての記述、特に地下鉄組織(南部の黒人奴隷を北部に逃がす活動をした地下組織)と、自ら奴隷として逃亡し、組織運営に貢献した黒人女性ハリエット・タブマンに関する記述が、「多すぎる」と批判を展開しています。
結局、教育省は、在庫を一掃した後で、UCLAの歴史基準に関する部分全てが削除された改訂版歴史教育ガイドを発刊することになったのでした。
話をゴアの映画に戻します。
ワシントン州で7番目に大きな州範囲の学区に抗議文を送った親は「コンドームもアル・ゴアも学校にふさわしくない、彼は教師ではない」「映画が紹介している情報はなにが真実かについて完全に間違った見解なのだ。最後にはすべてが燃え尽きると聖書に書いてあるが、その将来の見通しが DVDにはない」と言っています。
この映画をめぐっては、制作者側がDVD5万枚を学校に寄付すると申し出たのですが、米科学教師協会が「政治的に一方の側に肩入れしたくない」と断ったとの報道があります。ひとりの親がおかしいという話ではなく、アメリカという国全体がキリスト教右派の方向にゆがんでいるんだと思います。
ちなみに最近公開された日本では、映画は「文部科学省特選」に選ばれています。文部科学省の担当者は「学校などで広く使われるのにふさわしい」とコメントしております。(1月26日付共同通信より)ホッ!

上のマンガは2006年とはこういう年だった、、、と言っております。国がウソをつくと他国の地下資源をドロボーするばかりではないことがよーくわかりました。どれだけの人間の生命、人生、家族をドロボーし尽くして、消すことのできないダメージを世界中に増殖させてしまったか。
イラクは内戦ではなかった。
「最後まであきらめない」とは言ってなかった。
イラク戦争は歴史によって「コンマ(句読点)」以上のことと見なされるものではなかった。
「われわれには拷問ができる。J・W・Bのサイン」は、拷問を法律上正当と認めるものではなかった。
「共和党を選ぶ(民主党に×)」は、国民の一般投票ではなかった。
「イラク研究報告」はダメだった。
(villagevoice.com by Ward Sutton Dec.18 2006)

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