見つけた 犬としあわせ

こころがどきどきするもの、見つけたとき、 それを作品にしたり、思わずなにかの形にして、人に 伝えたくなります。 見つけたとき感じた、しあわせ感覚が、ひとしずくでも 誰かに伝わったら、ダブルでハッピーです。

October 07, 2007

アンナ殺害の日はプーチンの誕生日



ロシアのプーチン政権を厳しく批判してきたジャーナリスト、アンナ・ポリトコフスカヤが自宅のある建物のエレベーター内で射殺されて7日で1年が経過する。
1年前、アンナ殺害は「プーチンへの誕生日プレゼント」と言われたように、この日はプーチン大統領の誕生日と重なった。今年7日、モスクワでは大統領を批判する勢力と大統領を支持する勢力の相反する2つの集会が開かれた。
モスクワ川のほとりで開かれた写真展。亡くなったアンナの生前の表情や、彼女が記者生命をかけたチェチェン紛争の惨状を物語る写真が展示されている。訪れたある市民は「残念ながら、今のロシアには当局と異なる意見を言えるほど自らの仕事を信じている彼女のようなジャーナリストは少なくなってしまった」と語った。
この日、野党勢力「もう一つのロシア」がアンナを追悼する集会を開いた。警官隊に囲まれるなか、治安当局に行動範囲や時間を制限されたことと仲間割れも手伝って、規模は小さく数百人から1000人の市民が参加した。
もう一方の大統領を支持する集会では「ナーシ」と呼ばれる若者およそ数千人から1万人が大統領の誕生日にあわせてロシア議会の近くに集まり、「プーチンはロシアを近代化し、自信を取り戻させた」と気勢を上げた。
ところで、いまロシアでは大統領の権力を象徴するようなCMが流れている。
プーチン大統領が登場して「私はコムソーモールスカヤ・プラウダを読んでいます」と新聞を宣伝する。
「権力の監視」が使命の新聞社が大統領に出演を依頼するのも、大統領が特定のCMに出演するのも、ロシアでは前代未聞のこと。
ロシアの将来を憂える人々にとって「10月7日」はどうやら特別な意味を持つ日になるようだ。
◇ロシアの代表的な人権活動家リュドミラ・アレクセーエワ氏は、「ポリトコフスカヤ記者は無法な暴政と妥協せず闘ったために殺害された。首謀者が処罰されていないことはロシア国民にとって恥辱だ」と述べ、政府当局への抗議を呼び掛けた。
野党指導者のカシヤノフ元首相は「プーチン政権は言論の自由や市民の政治参加を阻害し、全体主義国家をつくろうとしている」と非難した。(時事通信)
◇下院選を控えるロシアで7日、政権支持派の青年組織「ナーシ(Nashi)」は、モスクワ中心部に約1万人を動員し、ウラジーミル・プーチンの55歳の誕生日を祝った。
参加者の多くは、胸にプーチン大統領のイラストと「プーチンを選ぶ」とあり、背中に彼のイニシャル「V.V. Putin」と数字の1が描かれたアカ一色のTシャツを着て雨の中で祝いの言葉を叫んだ。このキャンペーンは1週間続けられる。
プーチン大統領はこの日の夜、安全保障会議メンバーなど治安トップをクレムリンに招いて仲良く誕生日を祝うことを明らかにした。任期終了を目前に、在任8年で初めてクレムリンでの誕生日会を行った。
今月はじめ、プーチン大統領は12月に行われる下院選挙で与党「統一ロシア」の比例名簿第1位の候補者として立候補することに合意し、首相就任の可能性についても「十分現実的だ」と発言。また、2012年に再び大統領選へ出馬する可能性についても否定しなかった。2期連続で大統領を務めた後、一度退任してから大統領選に再出馬すれば違憲にはならない。(AFP通信10月8日、ドイツZDF)

◇「ナーシ」のサマーキャンプ
「ナーシ」(英語でOurs)は、2005年に結成されたプーチン大統領支持の青少年団体。大統領顧問のスルコフ氏が組織したとされる。団員は現在約10万人。
最近の目立った活動として、2007年4月、エストニア政府が首都タリンにあった対独戦勝の旧ソ連兵記念碑の銅像を「ソ連による占領の象徴」として撤去・移設したことに対して、在モスクワのエストニア大使館を包囲して抗議デモを行ったことがあげられる。「ナーシ」の活動資金源は明らかにされていないが、クレムリンが援助していると言われる(当局は否定)。
ロシア国家とプーチン大統領の偉大さを称え、大統領を批判する者・政敵をファシスト呼ばわりするこの団体は、メディアにはよく「大統領の親衛隊」と出てくるが、組織的にはソ連時代のコムソモール(共産主義推進のための青年組織)に近いようだ。
7月11日から23日まで、その「ナーシ」のサマーキャンプがモスクワ近郊セリガー湖畔で開かれ、青年1万人が参加した。学習会やカラシニコフを使った訓練が行われたが、訓練は戦闘のためというより軍隊での新兵いじめ(ロシアでは深刻な問題になっている)に対抗するためのプログラムとのこと。
政治団体「もう一つのロシア」の活動などで、大統領を批判しているカシヤノフ元首相と元チェス世界チャンピオンのカスパロフ氏の娼婦姿のポスターが、キャンプ敷地内の「赤線地帯」と名付けられた場所に掲示された。
元チェスのチャンピオン、カスパロフは今度の大統領選に立候補を表明している。
(ロイター通信2007年7月19日、AP通信7月18日)

写真はアンナ・ポリトコフスカヤと、ナーシのキャンプ地に貼られたプーチン批判するカシヤノフ元首相(左)と元チェス世界チャンピオンのカスパロフ氏(中央)を娼婦に見立てておちょくるポスター(AP通信)

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