見つけた 犬としあわせ

こころがどきどきするもの見つけたとき、それを作品にしたり、思わずなにかの形にして人に伝えたくなります。 見つけたとき感じたしあわせ感覚がひとしずくでも誰かに伝わったら、ダブルでハッピーです。

2007/12/08

ハーシーのミント「Pacs」


チョコレートの米ハーシー社はクラックコカインによく似せて作ったキャンディの販売の見直しをすべきかもしれない。こいつは麻薬捜査官によって本物と間違われている。フィラデルフィアのフォックス系列の新聞にはこうある。

◇その砂糖キャンディはあまりにも本物に似すぎてると警官らは言う
「フィラデルフィア警察のウイリアム・ブラックバーン警部は彼の経歴の大部分を麻薬専門でやってきており、この袋は本物だと思ったと言う。」

袋入りの繊細な白い粉末として提供されるアイスブリーカーズ「Pacs」ミントは、あっぱれなほど愚かなRedux Beverages の飲み物「コカインエネルギードリンク」へのハーシー社の応酬だ。2007年5月「コカイン」という名のコカインエネルギードリンクがアメリカのFDA食品医薬品局から警告を受けた。ストリートドラッグの代用との宣伝が違法だとの判断からだ。Redux Beverages 社は「コカインエネルギードリンク」を回収し、商品名を「No Name」に変えて販売を再開した。EUでは「コカインエネルギードリンク」のまま、売られているらしい。生来のこの種のマーケティングにある論争をおびき寄せる無節操な動機に基づく行為はすぐに色あせてあきられるものだ。若者ども、せいぜい楽しめるうちに楽しむことだ!

もうひとつ笑える話。
アフガニスタンで反汚職活動に取り組む政府機関の局長 Izzatullah Wasifi は、かつてラスベガスでドラッグの売人をやっていた。以下、イギリスのガーディアン紙から抜粋ーー。

◇今から20年前、米国の警察がラスベガスのホテル「Caesars Palace」の一室で、アフガニスタンから出稼ぎに来ていた若者を逮捕した。
自称「ミスターE」と名乗るこのアフガニスタン人は、おとり捜査官にヘロイン一袋を売りつけようとして逮捕された。裁判で検察側はヘロインが200万ドル相当の量だったと説明している。
このアフガニスタン人は仮釈放されるまでの期間3年8カ月をネバダ州の刑務所で過ごした。ホテルの廊下で見張り役をした彼の妻も、執行猶予付きの実刑判決を受けている。
さて、この「ミスターE」こと Izzatullah Wasifi は現在、アフガニスタン政府で汚職対策に取り組む主要機関の局長を務めている。
若気の過ちだったと大して悪びれもせずに、「あの頃は私には蜜月期間だった。若者というのはいろいろなことをするものだ」と、Wasifi 氏はカブールにある質素な事務所で行なわれた取材に対して応えた。
「いろいろなこと、というのはギャンブルやドラッグのことですか」と聞くと、鼻の下に指をあてドラッグを吸い込むようなしぐさをした。「それに女の子。あのころの私はまさにラスベガスボーイだったよ」
アメリカンドリームはすでに過去のものだと言ったのは誰だっけ?
最近発表された国連と世界銀行(ここも腐敗しているが)の報告によると、アフガニスタン政府には麻薬関連の汚職が横行している。アフガニスタンは世界のヘロインの実に93%を生産している。

写真は、ハーシーのキャンディの記事が掲載されていたWiredNewsにあった写真。パウダー状のキャンディは本物そっくりに見えますが、どんな薫りがするんでしょう?歯茎にこすりつけると元気がでるとか?エネルギードリンクのほうを試してみたい。EU ではそのまま売っているってよ!