見つけた 犬としあわせ

こころがどきどきするもの見つけたとき、それを作品にしたり、思わずなにかの形にして人に伝えたくなります。 見つけたとき感じたしあわせ感覚がひとしずくでも誰かに伝わったら、ダブルでハッピーです。

2007/11/22

お天気も当局次第


◇気象コントロール競争で中国がリード

クローニング、建築、地質工学でエッジを追求するのに甘んじていない中国は、天気の操縦に関してもまた残りの世界にまさっている。

数年前にオーストラリア人ジャーナリスト、ジョン・タイラーはこう報じた:
北京に暮らすと主要なイベントの前夜にどうして雨が降るのか薄気味悪い。国内のビッグイベントや外国の政治家の訪中の際には、常に前日に雨が降って典型的な曇りがしばらく青空になる。
人工降雨の雲に種をまくことが、ひどい干ばつや都市部の水不足を和らげる助けになってきていると中国当局は言う。上海の当局は日中の気温を下げるための処置を考慮に入れており、電力需要を緩和する。
今度の夏のオリンピックがめぐってくるとき、北京気象緩和局は自然に生まれてくる雲を遮断して、スポーツの祭典に到達する前に雲を枯渇させる構えでいる。中国全土で3万2000人も気象緩和局に雇われている。中には農民もいて、人工降雨の雲に種をまく混合物を搭載した高射砲やロケット発射装置を処理するのに月給100ドルが支払われる。2010年には500億トンの人口雨を算出するまでになるとの評価がある。だが、先を争って人工降雨の雲に種をまくために、この結果が都市間で競争を起こしており、別の地域によって自分とこのものだと主張される水を得るとき辛辣をきわめるとテイラーは指摘した。

人工降雨の雲に種をまくことでの私のルポルタージュの中で、数人の気象緩和科学者が先駆けて行う中国の才能を称賛した。私の肚の底からの本能は決して一流でない中国の人権に集中することだったし、まあ言ってみれば「なるほど、村を氾濫させたり国が砂漠になっても、必要事項を書き入れるための事務処理もなければ支払うべき賠償もないとき、天気をめちゃめちゃにするのは簡単だ。」だがこれは過度の単純化だ。あるレベルでこれは未来像であり、中国はその展望を持っている。

米国の海洋大気局NOAAで人工降雨の雲に種をまく実験に数十年費やしたビル・ウッドリーは次のように言った:
「年間の資本金が1億ドルの中国と比べて、われわれにはわからないことがたくさんある。彼らは若い科学者とパイロットを訓練している。あそこの連中はまさに気が狂っている。あらゆる気象緩和活動の中枢だ。彼らは過度に追求している。どんなに多くても米国では政府の投資額がたぶん数十万ドルであるのに対して。わが国の大きさで投資されてる額は多くない。」

それはなんたることだ、どこかよそでムダに使われた多額の連邦のドルがあるのだから、政府は気象緩和の数百万ドルにホワイトハウスのソファーをがさ入れすべきだと私がおもしろく指摘したとき、ウッドリーはちょっと悔しかったみたいだ。ただ金を投入するわけにはいかない、強力な監視が必要であり、調査が一級だと誰かが念を押す必要がある、等々と彼は言った。

いま、知らぬ間に議会を過ぎていく幾つかの気象緩和調査法案に彼は言及した。ひとつはコロラド州選出の民主党議員マーク・ウダルから提出されており、もうひとつはテキサス選出の共和党議員ベイリー・ハッチンソンがプッシュした。気象緩和調査が適切なアイディアかどうか考えるなら、君の民主的な参加をどんどん進めることだ。
(WIREDNEWS SCIENCE By Brandon Keim 14 November 2007)

写真は中国の気象緩和局に雇われた職員の仕事ぶり。こんなもんで自然発生する雲とかをいじっていいはずがない。でもどこをとっても「中国」の光景