メディアの最低の礼儀を問う
◇IAEA(国際原子力機関)事務局長がガザに関してBBCをボイコット
ガザに対する慈善事業の世論への訴えを放送しないと決めたことで、国際原子力機関のトップがBBCとのインタヴューをキャンセルしている。
BBCの決定は「人間の基本的礼儀の規定」を破るものだとモハメド・エルバライダイは考えたと彼のスポークスマンは言った。
BBCの会長マーク・トンプソンは世論への訴えの放映はBBCの公平性を汚すものだと述べていた。
声明で、BBCはエルバラダイの処置は遺憾なことだと述べた。
IAEA事務局長はダボスの世界経済フォーラムでBBCとのインタヴューに加わることが予定されていた。
だが、ガザの人道援助資金をつのるための、UKの主要慈善団体の傘下グループ、災害緊急委員会による3分の訴えを放映しないと会社が決めたことで、エルバラダイ氏はそれをキャンセルした。
「正しいとか誤りに関係なく、脆弱な人びとを助けるためにある人間の基本的な礼儀(適切さ)の規定をこの決定は破ると彼は信じる」とスポークスマンは言った。
イギリスの他の衛星放送3局、ITV、チャンネル4、チャンネル5は、月曜にその訴え(哀願)を放映した。
だが、スカイニュースもまた客観的役割に「矛盾する」と言って、それを放映しないことを選んでいる。
(BBC NEWS 29 January 2009)
◇今月初めのベネズエラのイスラエル外交使節の追放と外交関係の断裂に答えて、イスラエルがベネズエラの大使を追放してきている。
ベネズエラはイスラエルのガザ攻撃に抗議して、1月6日イスラエル大使シュロモ・コーエンとスタッフを追放し、1月14日外交関係を絶った。ボリビアもまたその日、外交関係を絶った。
イスラエルは軍事行動で基本的人権を侵害したと言って、ベネズエラの外務大臣ニコラス・マドゥーロは自国の行動を擁護した。
「国際平和を求めることに権限を委譲する私たちの憲法の精神に順応し、緊密に提携する私たちの決定はもっともで、正しかった」と外務大臣のウェブサイト上の声明でマドゥーロは述べた。
ベネズエラの行動はパレスチナ国家設立のための支援に矛盾しないとマドゥーロは言った。
今週のベネズエラ外交官の追放に関してイスラエル当局者とは誰とも話してきていないと彼は言った。
「イスラエル国家の返答は説得力がなく優柔不断で遅い、どんな場合にも私たちには名誉なことだ」とマドゥーロはカタールの衛星TV局アルジャジーラに語った。「この犯罪者どもによって率いられる、今日あるイスラエル国家がこの決定を下したのを私たちは誇りとする。」
イスラエルとベネズエラには以前、外交上の緊張があった。2006年8月イスラエルがベネズエラ大使を召還したとき、外務大臣は「イスラエル国家に対する法外な名誉毀損発言に照らし、そしてイスラエル駐在ベネズエラ大使の召還に反発して、イスラエルはベネズエラの大統領ウゴ・チャベスの一方に偏した政策に抗議するものだ」と述べた。
(CNN 28 January 2009)
写真は、ベネズエラの首都カラカスのパレスチナ賛成の壁画
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