オバマつぶしの暗躍か
写真は、5月29日イラン南東部の州のモスクで起きた爆発事件でモスクの天井に残った血痕です(ロイター・イラン通信IRNA)。
米国が雇った人物の関与との見方がイラン政府当局者から出ていますが、現政権が関与、あるいは支援したテロ工作とは考えにくいです。イランと米国のオバマ政権が仲良くするのを許さない勢力が米国内にあるのは事実です。
◇イラン、テロ関与で3人を処刑
イラン政府は30日、25人が死亡したモスク爆破事件に関与したとして3人を公開処刑した。テロは6月の大統領選挙の攪乱が狙いとみられ、政権は動揺の広がりを抑えようと国内の引き締めを急いでいる。
テロ多発で混乱が続くイラクやアフガニスタンにはさまれながら、イランでの大規模テロは異例。過去20年間で最大級の被害となったモスク爆破事件について、イランの最高指導者ハメネイ師は29日、「(外国からの)介入勢力による犯行は疑いがない」と指摘した。
国営通信によると、3人はモスク爆破事件前に拘束され、爆薬の提供など準備への関与を認めたという。事件はイスラム教スンニ派系反政府組織ジュンダラが犯行声明を出している。
(日経新聞 2009年5月30日)
◇イランの州政府当局者は29日、同州のモスクで28日夜に起きた爆発事件に米国が雇った人物が関与していたとの見方を示した。
ファルス(Fars)通信が伝えた。
爆発は、イラン南東部のパキスタンに近いザヘダンのモスクで起き、約20人が死亡、80人以上が負傷した。
シスタンバルチスタン州政府のジャラル・サヤー(Jalal Sayyah)は、同通信社に対し、「ザヘダン(州都)のテロ事件に米国などが雇った人物が関与していることを確認した」と述べた。また、この爆発に関連して3人を逮捕したことを明らかにした。
イランの一部メディアは、自爆テロの可能性を報じている。
国営イラン通信(IRNA)によると、同州のアリ・モハマド・アザド知事は「爆発に関与したテロリストグループを逮捕した。メンバーの尋問が続いている」と明らかにした。
イランでは2週間後の6月12日に大統領選挙が控えている。
(ロイター 2009年5月29日)
◇シスタンバルチスタン州には少数派のバルチ人の部族民が多数住み、イスラム教スンニ派過激組織「アラーの兵士」の活動も活発。イラン政府は、過去にも米国が反政府勢力を支援していると指摘している。
(時事通信 2009年5月29日)
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