ラース・フォン・トリアーのアンチキリスト
◇第62回カンヌ国際映画祭が13日夜、フランス南部のカンヌで開幕した。オープニング作品は、ピクサー制作の3Dアニメーション「UP(カールじいさんの空飛ぶ家)」。カンヌ映画祭のオープニングをアニメが飾るのは史上初めて。
観客は3D用の眼鏡をつけて、オープニング作品を楽しんだ。
最高賞(パルムドール)を競うコンペティション部門では、クエンティン・タランティーノ監督の「イングロリアス・バスターズ」(ブラッド・ピット)や、アン・リー監督の「Taking Woodstock」、菊地凛子主演の「マップ・オブ・ザ・サウンズ・オブ・トーキョー」(イサベル・コイシェ監督)など、計20本が出品される。
(CNN 2009年5月15日)
2006年パルムドールを受賞したケン・ローチがコンペに戻ってきた!
作品「Looking for Eric」はマンチェスターUでプレーしたフランスの元サッカー選手、エリック・カントナが彼自身の役で特別出演するコメディ映画。
そしてラース・フォン・トリアーも注目作品をひっさげて登場する!
1988年のマーティン・スコセージ監督の「最後の誘惑」でキリスト役を演じたウィレム・デフォーに悪魔の作った世界で主役を演じさせているホラー映画は「Antichrist」。彼の妻を演じるのがシャーロット・ゲンズブールだ。
「奇跡の海」(1996)、「ダンサー・イン・ザ・ダーク」(2000)といった映画の他に、TVシリーズ「キングダム」でよく知られるデンマークの鬼才ラース・フォン・トリアー監督。ドグマ95の提唱者である彼の作品は単なるホラーではくくれない暗示的な終末世界を描くことでファンを魅了する。おそらく問題作となる予感と期待のこの「Antichrist:アンチキリスト」、カンヌ映画祭でプレミア上映後、ヨーロッパでは順次公開が決まっている。アメリカでの上映は未定だが。
写真は映画「Antichrist」のポスター
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