見つけた 犬としあわせ

こころがどきどきするもの見つけたとき、それを作品にしたり、思わずなにかの形にして人に伝えたくなります。 見つけたとき感じたしあわせ感覚がひとしずくでも誰かに伝わったら、ダブルでハッピーです。

2009/05/17

ラース・フォン・トリアーのアンチキリスト


◇第62回カンヌ国際映画祭が13日夜、フランス南部のカンヌで開幕した。オープニング作品は、ピクサー制作の3Dアニメーション「UP(カールじいさんの空飛ぶ家)」。カンヌ映画祭のオープニングをアニメが飾るのは史上初めて。
観客は3D用の眼鏡をつけて、オープニング作品を楽しんだ。
最高賞(パルムドール)を競うコンペティション部門では、クエンティン・タランティーノ監督の「イングロリアス・バスターズ」(ブラッド・ピット)や、アン・リー監督の「Taking Woodstock」、菊地凛子主演の「マップ・オブ・ザ・サウンズ・オブ・トーキョー」(イサベル・コイシェ監督)など、計20本が出品される。

(CNN 2009年5月15日)

2006年パルムドールを受賞したケン・ローチがコンペに戻ってきた!
作品「Looking for Eric」はマンチェスターUでプレーしたフランスの元サッカー選手、エリック・カントナが彼自身の役で特別出演するコメディ映画。
そしてラース・フォン・トリアーも注目作品をひっさげて登場する!
1988年のマーティン・スコセージ監督の「最後の誘惑」でキリスト役を演じたウィレム・デフォーに悪魔の作った世界で主役を演じさせているホラー映画は「Antichrist」。彼の妻を演じるのがシャーロット・ゲンズブールだ。

「奇跡の海」(1996)、「ダンサー・イン・ザ・ダーク」(2000)といった映画の他に、TVシリーズ「キングダム」でよく知られるデンマークの鬼才ラース・フォン・トリアー監督。ドグマ95の提唱者である彼の作品は単なるホラーではくくれない暗示的な終末世界を描くことでファンを魅了する。おそらく問題作となる予感と期待のこの「Antichrist:アンチキリスト」、カンヌ映画祭でプレミア上映後、ヨーロッパでは順次公開が決まっている。アメリカでの上映は未定だが。

写真は映画「Antichrist」のポスター