ザ・ビーチの島で謎の死
◇シアトルのカップルにとってロマンチックな東南アジアの休暇としてスタートしたものが、金曜、ライアン・ケルズがカリフォルニアのフィアンセの家族に託すためフィアンセの遺灰を持ってバンコクから帰国する支度をすることで終わった。
写真は、タイの行楽地でフィアンセといっしょにバカンスを愉しむ間に死んだジル・セント・オンジ(CNNの記事から転載)
「とんでもない衝撃」と、ロバート・セント・オンジは妹の死についてCNNに語った。妹のジルは結婚する予定だった男性といっしょに旅行をしていた。「すでに火葬されているため、臨終のことばを聞くとか、彼女を見届けるのもだめだった。」
カップルは二人が婚約することになっていた3カ月の旅行の終わりにタイを訪れていた。
4月26日のオンライン・ジャーナルで27歳の女性は、レオナルド・ディカプリオ主演の映画、「ザ・ビーチ」が撮影された島の周囲の状態を説明した。
「ヘイヘイ!私たちはいま koh phi phi(ファイファイ島)にいるよ。島はクラビからボートで約2時間のタイのウェストコーストの沖。 So amazing... ただ飲んで食べて、それはチープに暮らし、とびきりすばらしい体験がある。食べ物、飲みもの、とっておきの本、太陽と温泉... 他になにがいるっていうの?」とセント・オンジはブログに書いた。
だが、5月2日、もっと早い時期に気分がよくなくなっていると言っていたセント・オンジがファイファイ島のゲストハウス、ラリーナの部屋で吐いていたのをケルズは見つけた。彼は彼女をショッピングカートに乗せて助けを求めた。
「彼女は呼吸ができなかった。彼女は吐いていた」と、31歳のケルズはCNN系列会社KGO-TVに語った。「ボクはなんとか彼女を病院に運ぼうとして、ついには多分病気になって12時間以内を過ぎることになった。」と、彼は花嫁になる人の死を考察する。
ロバート・セント・オンジは、妹は健康で彼女の急死はミステリーだと言った。
謎を大きくするのは、別の観光客、22歳のノルウェー人女性が同じ週末に同じ行楽地で死んだという事実だと、タイのアメリカ大使館は述べた。
女性たちの死はひどく酒を飲むことで起こったと信じると、ゲストハウス、ラリーナのマネージャーは公表された報告書で述べている。
ノルウェーの女性は毒を食べた犠牲者であるかもしれないとノルウェーのメディアは報じた。警察の情報筋を引用してタイの新聞は両方の女性が毒殺されたかどうか疑っている。
この悲劇について友人と家族がアップデートするため作ったウエブサイト上の投稿で、ケルズはまた、ホテルで気分が悪いことを説明して彼らの部屋の何かがカップルを病気にしたと信じると言った。
ケルズはフィアンセより部屋で過ごすことが少なかったとも言った。
タイのアメリカ大使館は何があったのかに決着をつけるため、セント・オンジ家と協力してきている。
「私たちがこのことに関心を持つのを警察はよく承知する、だがどんな調査でもそうなように、時間はかかるもの」と大使館スポークスマンのマイケル・ターナーは言った。
公式の調査には4〜8週間かかるとタイ当局者らが家族に伝えたとロバート・セント・オンジは言った。家族には組織サンプルが渡されているので、独立したラボによって出される判定結果を得ることができると彼は言った。
ジル・セント・オンジがバーテンダーとして働いていたシャドーランド、シアトル、ワシントンのレストランのバーのコーナーは、写真やキャンドル、カップルからのポストカードであふれる。
ジルから送られた一枚のポストカード「プノンペンからの挨拶」には「We love you guys」とある。
(CNN 05 May 2009)
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