道に迷ったサイモン
□犬の居場所を捜し当てようとの試み、家族の尿
写真はいなくなった犬、サイモン
サイモンは臆病でとても「近づきやすい犬とは言えない」とのこと
自宅近くの通りに家族の尿の臭いの跡を残しておくことで行方不明の犬をなんとか呼び戻そうとした家族が、市議会によって批判されてきている。
7月4日、ブリストル、クリフトンのバルテス一家のペット、10歳のラブラドール犬、サイモンがいなくなった。
サイモンが戻れなくなったとき、呼び戻すのに一家は異端の手法を選んだ。
ブリストル市議会のスポークスマンはこう言った。「環境志向の健全な観点から、私たちはこれが適した考えだとはみなしません。」
ルイス・バルテス43歳は、臭いの跡を手伝ってまくのに家族全員が金と時間を提供してきたと言った。
一家にあてつける批判を承知していたが、彼らはサイモンを連れ戻すためならなんだってするつもりだったと彼女は言った。
・非常に薄められた尿
「動揺する人々がいますが、私は感情的にへとへとになりすぎでそれについて考えられません」と彼女は言った。「気をもんでいます、ほんとうに。」
「通りで誰もがおしっこしたら、うんざりしてむかつく、そうじゃないですか?でも、それは非常に薄められたものなんです。」
ジョナサン・バルテス44歳、妻ルイス、ヘンリー15歳とクララ13歳の子どもたち。一家は、なにがなんでもサイモンを取り戻すのに必死だと言った。
猟犬の嗅覚の手がかりという考えは、行方不明の犬の飼い主に助言の品揃えを提供するウェブサイトから得たものだとバルテス夫人は言った。
「そんなことするなんて気が狂ってると感じました、でも私は自暴自棄の処置にかられました。」
「まったく普通の方法なのは明らかです。ほんのちょっとボトルに入れて、あとは水をいっぱいにつぎ足すだけです。」
「強いニオイのする食べ物を置きます、犬は食べ物に向かって行って(尿の)手がかりをキャッチします。一度やりさえすればいいことです。私たちは2つの臭いの跡を残しました。」
・飼い主の手がかり
一家は「行方不明」のポスターを掲示しており、生まれつき臆病でとても近づきやすいとは言えないサイモンの目撃となりうる情報を幾つか受け取ってきている。
だが、計画がうまくいくことに、近くの獣医は少しも楽観的ではなかった。
ブリストルの獣医イアン・ウイルスは、「おもしろい考えだとは思うが、それに効果があったとしたら、私は愉快に不意をつかれることでしょう。」と言った。
「犬が家からわきにそれて迷ったとき、犬がまずまずだったとき、犬はたいていさすらって戻るものです。」
「もし犬が飼い主の手がかりの後をつけるつもりなら、ジャンパーのような、飼い主が着たものの後をつけるでしょう。失禁問題があるのを除いては。」
当局が家族に対して措置を講ずるのはありそうもないことだと、ブリストル市議会のスポークスマンは言った。
(BBC 09 July 2009)
0 Comments:
コメントを投稿
<< Home