見つけた 犬としあわせ

ニュースのファンジン、世界のニュースのサンプリング。 一枚のCDを聴くように一枚のコラージュを眺めるようにこれを体験して欲しい。

2009/08/15

右翼のコメンテーターなぜ人気?



◇医療制度改革について説明する民主党のパブリックフォーラムで共和党と右翼のお偉方の誤報がヒステリーをあおる

オバマ大統領の医療制度改革案に反対する者たちが民主党議員によって行われるタウンホールミーティング(市庁舎説明会)を混乱させ続けます。ペンシルバニアのタウンホールに出席した抵抗する看護士スタンリー・ズーバーはアーレン・スペクター上院議員に質問しようとしているのに大声で黙らされました。タウンホールミーティング妨害は右翼の扇動的戦略のひとつです。
(デモクラシーナウ!13 August 2009)

○バラク・オバマ大統領は6月15日、地元シカゴで開催された米国医師会(AMA)の年次総会で、医療制度改革を拒否すれば米国は破たんすると強調した。国内の重要課題の1つでもあり、自らの政治的権威の高揚にも結びつく医療制度改革を推し進めていく意思を強く示した。
オバマ大統領は、医療制度改革に懐疑的な医師らに対し、現在無保険状態の4600万人を含めた全国民を「手頃な価格」の医療保険に加入させることのメリットを訴えた。
また、「医療制度の問題は、米国の長期的な財政健全化に向けた最も重要な課題だ。医療制度改革に手をつけなかったら、ゼネラルモーターズ(GM)の二の舞になってしまう」と語り、会社が社員に保険を提供する米企業の負担を強調した。
オバマ大統領は、国が運営する「社会主義的な」保険制度を目指しているとの一部からの批判に強く反論し、既存の民間保険費用の削減、長期的な医療費削減の一環としての予防薬の活用などを訴えた。
さらに、米国はばく大な富を有しているにもかかわらず、数千万人が無保険状態の生活を余儀なくされていると指摘し、道徳的な側面からも主張した。
医療制度改革をめぐっては、すでに議会で激しい論戦が交わされている。ビル・クリントン元大統領の下でも取り上げられたものの、結局失敗に終わったこの問題は、オバマ氏が2008年の大統領選でも中心的政策として掲げていた。
医療制度改革に成功した場合、オバマ大統領は国内外のあらゆる重要問題で、自らの政治的な力を強化できるものとみられている。
(AFP通信 2009年6月16日)

○オバマ大統領は7月22日、医療制度改革に対して国民の間で懐疑的な見方があることを認識しているとした上で、米経済の回復は同改革の成功にかかっていると表明した。
大統領はTV演説で、何もしなければ景気が損なわれ財政赤字が拡大し、さらに多くの国民が経済的に困窮することになると指摘。国民の不安に理解を示した上で、「現状を放置した場合のコスト」を見れば、国民は改革を支持すると確信していると述べた。
大統領は、メディケア(高齢者医療保険)およびメディケイド(低所得者向け公的医療保険)への支出が大きく膨らんでいることを指摘し、改革を行わなければこうしたコストが米財政赤字を膨張させると表明。米経済全体の健全性も医療コストの上昇を防ぐことにかかっているとし、「深刻な危機から米経済を救済するにあたり、以前よりも強い経済に立て直す必要があると主張してきたのはこのためだ。医療保険改革はこうした努力の中心的な役割を果たす」と述べた。
(ロイター通信 2009年7月22日)

◇すべての道はカール・ローヴに通じる:ブッシュ政権と連邦検事解雇とのつながりを示す新たな証拠について元ニューメキシコ州米連邦検事デイヴィッド・イグレシアスが語る(詳しくはデモクラシーナウ!の番組を見てください。)

カール・ローヴと他のブッシュ政権高官が2006年の9人の連邦検事解雇を先導したことを示す強力な新証拠を今週議会によって公開された文書が提供します。元ニューメキシコ州米連邦検事デイヴィッド・イグレシアスは、共和党議員の再選キャンペーンを助けするため、十分な証拠のない不正選挙人登録の申し立てを厳しく尋問し、民主党員に対する訴追を遂行せよとの共和党の圧力を拒んだ後、解雇されました。
(デモクラシーナウ!13 August 2009)

◇ホンジュラスの警察が教師の大学を占拠するとき60人が逮捕される

ホンジュラスのクーデター政権は追放されたマヌエル・セラヤ大統領の復帰を求めるデモ参加者の弾圧を続けます。水曜日、連続2日間ホンジュラスの警察が首都テグシガルパの数千人に催涙ガスを発射しました。警察はまた抗議者が集まっている教師の大学を占拠して封鎖しました。この2日間で少なくとも60人が投獄されてきています。1万人以上の市民を引きつける火曜のセラヤ支援集会後、クーデター政権は首都に外出禁止令を押しつけてきています。

◇アフガニスタンでジャーナリスト2人が負傷

アフガニスタンでAP通信のジャーナリスト2人が道端に仕掛けられた爆弾で負傷してきています。2人は米軍にぴったりと囲まれていました。スペイン国籍のカメラマン、エミリオ・モレナッティは、手術を受けた後片足を取り除かなければなりませんでした。

◇フォートフッドの兵士がまたアフガニスタンへの配備を拒否

テキサス州フォートフッドの米兵がアフガニスタンへの配備命令を拒否しています。トラヴィス・ビショップ軍曹は、この何週間かでアフガン戦争に抵抗するため軍法会議に直面するフォートフッド出身の二人目の軍人です。先週、技術兵のヴィクトール・アゴストが配備を拒否して一カ月収監の判決を下されました。アゴストのように、ビショップもまたアフガニスタンで戦う命令を受ける前、イラクで長い任期の遠征をつとめました。金曜、ビショップは軍事裁判所の前に出頭することになっています。

◇報告:チェイニーは2期目のブッシュによって肘鉄砲を食わされたと感じた

伝えられるところでは、ディック・チェイニー元副大統領は同僚や密接な結びつきのある仕事仲間との私的会話で、ジョージ・W・ブッシュ元大統領の批判を口にし始めていました。政権2期目の間、ブッシュが世論をより受け入れるようになったとの認知からチェイニーがフラストレーションを表現してきているとワシントンポスト紙は報じます。ブッシュがチェイニーの助言を遠ざけて「世論の反応に束縛される」ようになったとチェイニーは感じたと、最近ある集まりで関係者が述べました。今度の回顧録に取り組むとき、チェイニーはその会話を差し控えてきています。
(以上、デモクラシーナウ!ヘッドライン 13 August 2009)