Oba-Mao Tシャツ
◇"Oba-Mao" Tシャツ
いわゆる「共産主義者のオバマ」Tシャツのボクらの物色は、北京の市場をくまなくあさりまわる有能なインターンで着手した。そのTシャツはMao(毛沢東)首席で有名になった「中国共産主義者風」いでたち、人民解放軍の軍服を着たバラク・オバマ大統領を描く。前には中国語で「人民に奉仕する」とある。後ろには英語で"Oba-Mao"とある。
ボクらの北京での最初のスキャンはなにも発掘しなかった。でも情報がシンコンプレイスの地下にボクらを案内した。気取らない土産物店でボクらは特大サイズのTシャツを見つけた。大統領の到着をニュースとして取材するため、北京から上海まで飛行するとはいえ、アメリカ大統領を不快にするかもしれないとの心配のまっ最中に中国政府によってTシャツが禁止されたとニュースの電撃作戦が知らせた。
ありがたや、間に合った!
だが、政府が棚から本当にそのTシャツを取り払ったのを確認する方法がなかった。だから、ボクらは自分たちで調べることにした。オバマ・ブランドの商品を求めてボクらは地下鉄上海駅のヤタイシンヤン市場に向かった。
中国人は「共産主義者のオバマ」のイメージを目玉にする財布や交換カードも作る。前にこれらの商品を売らなかったのを確かめられなかったことを除いては、なにも見つけられなかった。それで、ボクはタイミングよくそのTシャツを手にした写真をカメラに収めることにした。まずい手?たぶん。でも、それは最後にTV大画面になった。
「これがだれでも皆がウワサしているTシャツです。」とボクがカメラのアナウンサーをつとめた瞬間、2人の警備員が通り過ぎた。そして来るものが来た。警備員がボクらめがけてあわただしく行動してボクの手からそのTシャツをなんとか引き離そうとした。ボクは譲らなかった。
建前上、ボクらには市場で撮影する許可がなかった。そして警備員は先に許可を得てないためにボクらを叱った。
わずかな叫び声と乱闘も同然があった。ボクのプロデューサー、ジョー・ケントはボクらの立場を断固として申し立てた。カメラマンのミゲル・カストロはクールな状態を続けた。この段階まで、ボクらにはすべてが記録されたテープがあった。
ボクらはついに市場の寒々とした迷路のなかで2時間足止めされることになった。群衆がまわりに集まった。さらに多くの警備員、そうして警察が現れた。彼らはボクらの記者証とパスポートを欲しがったが、なにより、彼らはTシャツをほしがった。
結局、ボクらが合法的に中国で報道しているまったく「本物」のジャーナリストであるのを彼らは確認した。だからって彼らは、ボクらを叱ったり立ち去ることを非常に難しくさせるのを止めなかった。繰り返しTシャツを要求した後に、最後の要求をボクは断った。
ついに、彼らはボクらを行かせる。ふうっ!
手間をかけるだけの価値があった。そのTシャツは放送中注意を引き、オンラインで熱狂を起こさせた。それどころか、ホワイトハウス要員のメンバー幾人かとアトランタの同僚数人が現にTシャツのためにボクを買収しようとした。
あれやこれやで、共産主義と民主主義の並列におよぶものはない。また仕事に精を出すだけ。
(CNN 13 November 2009)
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